昨夜の京都では五山送り火があった。
私の住む区からは見えないけれど、金閣寺近くに住む年上の友人が誘ってくれて、本当に久しぶりに見た。
そう、結果的に見ることができたから良かったものの、点火予定時刻直前までは雷雨だったのだ。
きっと、悪の組織が気象兵器を使って古都の伝統行事を妨害しようとしたに決まってるわ‼️💢と私達は言い合っていた。
しかし、奇跡のように雨が上がったのはきっと、八百万の神々が「エエ加減にしなはれ」とピタリと止めたから……なんてね。
本当にそんな感じの送り火だったのだ。

バカげた雷雨のあとで思いがけず涼しくなった夜に燃える送り火を見たあとは、何だかもう夏が終わったような気分になってしまう。
しかし、送り火の終わった京都は、長く厳しい苦行のような残暑の日々に突入するのである、