今年も残すところあとわずかとなりました。

年の瀬も押し迫り、私にとって大晦日の風物詩といえばレコード大賞でした。(過去形) あと紅白歌合戦も。


レコード大賞は平成以降はほとんど観なくなってしまいました。それに今は放送は30日でしたっけ?日にちも変わってしまいましたね。

以前は様々な賞レースが盛んで、中高生くらいまでは夢中になって観ていました。

そして我らが岡田有希子さんも1984年に各新人賞をたくさん受賞し、レコード大賞最優秀新人賞という栄誉も手にしました。

去年もこのこと書いたけど今年もまた書いちゃう(笑)


このモフモフの衣装がかわいい。


ん〜、もう37年ですか。この年生まれた人はもう37歳になるんですよね。(そりゃそうだ) そして自分ももれなく歳を取り(ヽ´ω`)

本当にどういうわけか、この時のユッコさんの姿はよく覚えている。

「賞もらったのにあまり嬉しそうじゃないな。なんで困ったような顔しているんだろう」と当時疑問に思ったものでした。

この年の新人賞は、吉川晃司さんと岡田有希子さんの一騎討ちといった状態で、どちらかが受賞、あるいは同時受賞というパターンでした。

心のどこかで「負けたくない」と思う一方で、「自分ばかりが賞をもらっていいのだろうか」という思いも頭をもたげてしまう。そんな遠慮をしなくていいのに、そこがユッコさんの心根の優しさというのかなあ、闘争心と情の深さ、相反するものを持ち合わせているという。


専務だったか言っていましたね。

「自分だけ賞をもらうと嬉しそうな顔をしないんだけど、(吉川さんと)一緒にもらうとニコニコしている」


無論、ユッコさんのそんな性格はファンになってから知ることになったのですが、本当に周りの人に気を遣い過ぎるほどの気性でしたね。ユッコさんの性格を知るにつれて、37年前に抱いた疑問にも合点がいくわけですよ。


一年間まともに休むことなく頑張ったご褒美だもの、心の中で「ごっつあんです」って言うぐらいの気持ちで良かったのに。悲しい

でも、この日は客席から乱暴な言葉も飛び交ったりしててちょっと辛かったかも知れないね・・。


レコードの売上だけを見れば、正直吉川さんには及ばなかったのかも知れないけど、審査する人の多くは「岡田有希子の将来性」を高く見込んでいたのだと思います。もちろん実績そのものも残していたし、数字だけには表れない、ユッコさんが纏っていた「華」だったり「可能性」だとか、たくさん秘めているものが見える人にはちゃんと見えていたのだと思っています。


あれからもう37年。とてつもない年月が経ったけど、数少ないユッコさんに関する記憶の一つだから、いつまでも忘れないよう大事に頭の中にとどめておきたいな。

それにしても、やはり2年間の芸能活動って何度考えても短いですよね…短すぎる。



改めて言わせてもらうよ。数々の新人賞受賞おめでとう、ユッコさん!