『四つの約束』という本についての解説、その4です。
前回までの記事はこちら
今回は三番目の約束について解説します。
【第３の約束ー思い込みをしないこと】
これは前回取り上げた第二の約束と違い、
イメージはしやすい約束だと思います。
私たちは常に思い込みをしてしまう、
というのは、容易に想像できることですよね。
思い込みの結果何が起こるかというと、
「それを真実だと思ってしまう」
ということです。
だからこそ思い込みは問題なのであり、
思い込みによっていくらでも
「ドラマ」を仕立て上げることができてしまいます。
私たちがこの本にあるような「地獄の夢」を見てしまうとしたら、
その基礎はこの思い込みをすることにある、
とミゲルさんは言っています。
思い込みをする前に、
まずは訊き返したり質問したりすればいいのに、
私たちはそれを恐れてしまいます。
でも、
『聞くは一時の恥 聞かぬは一生の恥』
という言葉もあるように、
決めつけるよりは聞いてみるのが、
問題を大きくしない対策でもあるし、
結果として自分を守る方法でもあり、
コミュニケーションの基本でもあります。
（ん？いまなんて言ったのかニャ？）
私たちは見たいものしか見ないし、
聞きたいことしか聞きません。
「自分はありのままを見ている」
と思っていますが、それは全くの幻想にすぎません。
私たちは物事をありのままには知覚しないのです。
誰もが自分と同じように見ていると思い込んでいますが、
それは全くの誤りであり、
誰もが「自分の眼鏡」をかけて世界を見ています。
だからたとえ同じ現象を目の前で見ても、
それぞれの人に説明をさせると全く違うことになってしまうのです。
私たちにとって大事なのは「安心」であって、正しさではない、
と本には書いてあります。
私たちは
「質問をすることは、安心・安全なことではない」
と思っているのです。
だから思い込みをするのです。
私たちは自分自身についても思い込みをしています。
それが様々な葛藤を生み出すことになりますが、
自分を誤解し、思い込みをしているのは、
「自分に対して問いかけをし、
それに答える時間を持たなかったからだ」
とミゲルさんは言っています。
愛に対しても同じです。
私たちは「なぜその人が好きなのか」を正当化しようとする、
とあります。
私たちは好きな人を「見たいように見て」
「自分の思うように変えよう」とします。
でもそれは、愛ではありません。
愛は「あるか、ないか」であり、正当化するものではありません。
あるがままに受け入れられないのであれば、愛ではありません。
私たちはありのままの自分でなければならないのです。
そうでなければ偽りの自分を見せ続けなければならないからです。
だからこそ、
ありのままを受け入れられる人を見つけるべきであり、
あなたのありのままを好きになってくれる人を見つけるべき
なのです。
（寝てばかりのアタシを受け入れてくれる方を募集します(ΦωΦ)）
私たちが思い込みから自由になるには
「質問をすること」です。
・コミュニケーションが明確であるかどうか、確認すること
・質問をする勇気を持つこと
・すべての質問をした場合でも、
知るべきことをすべて知ったとは思わないこと
そして、
自分が望むものを頼む声を上げられるようになること。
『思い込みをなくせば、私たちの言葉は完璧になる』
『この約束を行うことで、私たちの人生は完全に変容する』
とミゲルさんは言っています。
もちろん、そう簡単にはできるようにはなりません。
でも、実践していけばやがて全ての人間関係が変わってきます。
他人と結ぶ合意が、はっきりとした罪のないものになっていき、
その結果暴力も戦争も誤解もなくなるのです。
（今の世界には切実に必要なことなのではないでしょうか？）
『人間の全ての問題は、
はっきりとした誤解のないコミュニケーションをすれば解決できる』
と本には書いてあります。
私たちがこの本で学ぶ「合意（約束」は、
繰り返し実践していくことで心の種を育て、
新しい習慣を身に着けるものです。
それが身につくことで、
自分の言葉が「黒い魔術」だったものを
「白い魔術」に変えることができます。
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あなたの夢を変容させることで、魔術が人生の中で起きてくる。
あなたが必要とするものは苦も無く手に入る。
スピリットがあなたを通じて、自由に働くためだ。
これが、意志の統御、愛と感謝の達成、人生の達成なのである。
これがトルテックのゴールである。
これが自由への道なのである。
（本より抜粋）
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約束（合意）を実践できるようになると、
私たちの見ている「夢」は完全に変わるのです。
実践してみる価値、あると思いませんか？
次回、いよいよ「第四の約束」へ続く。
ドン・ミゲル ルイス (著), Don Miguel Ruiz (原著),
ご興味の湧いた方は、ぜひご一読を。
きっとあなたの役に立ちます。
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【過去記事】
ヘルスケアコラム
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