どんなあなたでも、私の可愛い子ども。 | ゆみっち先生の保育の玉手箱~保育士さん、園長先生集まれ~♪

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保育士歴30年以上。園長経験もあります。保育をはじめ、子ども、保護者への関わり方の引き出しを沢山持っています。保育士時代に得た叡知をこのブログでアウトプットしていきます♪

みなさん、おはようございます。ゆみっちです。

オリンピック、連日日本はすごい活躍をしていますね!

いつもはあまり興味持たないのですが。

今回 は、それぞれのドラマから気づかされることが沢山あり、目が離せずにいます。

レスリングの吉田沙保里さんの姿には、涙した人も多いはず。

幼子のように泣きじゃくる姿から、想像がつかない大きな重圧を背負われていたんだなあと感じました。

そしてお母さんが言われた一言。

「霊長類最強と言われても私のかわいい娘、人間です。いつかは負ける時が来ると思っていました。」

勝つことが当たり前で、周りからは勝利を求められる中で。

「負けても大丈夫」

「勝っても負けても、あなたは私の可愛い娘」

と深い母の愛で娘を包んでおられるのを感じました。

「家には金メダルしかないから、違う色のメダルがあるのもいいかな」

という言葉も、娘にとって安心させてもらえる言葉ですよね。

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吉田沙保里さんほどではないにしても、子どもは皆、色んなことを背負って生きています。

子どもは自由奔放だし、何にも背負ってないでしょ。

と思われるかもしれませんが。

生まれた時はもちろん素のままだから、そんなことはないのですが。

大きくなるにつれ、子どもなりに

「自分が頑張らないと」

「お母さんに悲しい顔をさせないように」

そんなことを考え、周りの顔を見ていくようになります。

私が今まで見てきた子どもたちの多くもそうでした。

家で出せない分、溜めている本当の自分を保育園で出しまくる。

↑家庭が安心してありのままを出せる場所なら、こうならないのですが(^^;

そんな中、沙保里さんのお母さんのように

「どんなあなたでも、私の可愛い子」

そう思える親でいたいですね。

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子どもが生まれた時は、無条件にただただ嬉しかったはず。

なのに、大きくなるにつれ周りと比較し、

早く歩いてほしい。

早くしゃべってほしい。

もっと勉強してほしい。

…早く、早く。

…もっともっと。

何気なく言っているその言葉で、子どもたちは

「このままのボクじゃ、だめなんだ」

「お母さんが喜ぶワタシにならなきゃ」

そんなふうに責任を背負い出すのです。

「そのままのあなたが好きだよ」

本当は。

ママ自身が親に言ってほしかった言葉なのかもしれません。



↑布団の中からお月様が見える(^-^)