でも多分、まだ多くのお子さんが登園時、ママとのお別れが辛くて号泣・・・なんておうちも多いかもしれませんね。
お子さんにとって初めての社会デビュー。初めての試練。
ずっと親子で一緒にいたのに離れ離れ。辛いですよね。
実際にお子さんと離れる時、目に涙を浮かべ後ろ髪引かれるように帰っていかれるママを、多く見てきました。
子どもも大好きなママと離れて、知らない人ばかりの中で生活するのです。
不安で当たり前。泣いて当たり前ですよね。
本当は、子どもが別れを惜しんで泣くのは、それだけママとの母子関係が出来ている証拠なんですよね。
でも、そうは言ってもやっぱり泣かれると辛いものです。
ママと別れてからの子どもって、どう過ごしているのでしょうか?
私が保育士時代見てきた子ども達の姿を、お伝えしてみようと思います。
まず、ママとお別れする時。もちろん、多くの子が号泣です。
今まではずっとおうちでママと一緒だったのに、いきなり離れ離れになるのです。
泣いて当然。悲しくて当然。そんな子どもの気持ちに寄り添ってあげたいですね。
しかし、ここで子どもが泣き止まないからと言って、「ごめん○○ちゃん・・・」と延々と離れずに別れを惜しんでいるのは、子どもにとって余計に辛いものです。
ママの申し訳なさそうな雰囲気に、「泣き続けたらおうちに帰れるかも?」と淡い期待を子どもに持たせてしまいます。
ここでは、
「○○ちゃん、ママは○○ちゃんがお昼寝から起きたらすぐにお迎えに来るからね。」
などと、子どもに「見通し」を持たせてあげる言葉をかけ、ハグしてバイバイ♪のように切り上げるほうが良いですね。
そしてママとバイバイした後の子どもは・・・。
ずっと泣いている子。おやつを食べたらケロリとする子。友達の様子をじっと見ている子・・・等様々です。
ずっと泣いている子は、少しでも気がまぎれるよう保育士さんが配慮してくれます。
0・1歳さんだとおんぶや抱っこをして安心もさせてくれます。
そこは担任の先生を信頼して任せてみましょうね。
心配なら担任に、子どもの様子がどうだったかをどんどん聞いてください。
ママ達は意外と遠慮して聴けないようですが、一番身近でお子さんの1日を見ている担任に子どもの様子を聴く権利がママにはあります。
先生達は忙しそうにしているかもしれませんが、どうぞ遠慮なく聴いてください。
それに応えるのが、担任の仕事でもあるのですから。
天気の良い日はだいだい4・5月は外遊びに出ます。
自然の力は不思議ですね。
戸外に出てお日様の光を浴び、風の心地良さを感じていると、自然と泣き止む子が多いです。
泣き止んではまたママを思い出して泣く。泣いてはまた、戸外の風景や友達の様子が気になって泣き止む。この繰り返しをしていたりします。
これが日にちが経つごとに泣く時間が減ってきます。
そして段々と、安心出来る先生が側にいれば、泣かずに遊べるようになっていきます。
最終的には少しずつ友達に関心を示しだし、友達の側で遊んだりするようになっていきます。
こうして外遊びで少し落ち着いていた子も、給食時間になるとまた泣く子が増えます。
保育士たちも食事の準備などでバタバタしだすと、きっと不安になるのでしょうね。
ここで給食を食べれるようでしたら、だいぶ園に慣れてきた証拠です。
入園したてのお子さんの第一関門は「食事を食べることができるか」です。
大人も同じですよね。心配事や悲しい気分の時は、食事も喉を通りませんよね。
食べられない子も、時間はかかりますがずっと食べれないわけではないので、「子どもを信頼し」「担任を信頼し」てみてくださいね。
個人差はありますが、みんなどの子も必ず慣れていくから「焦らない」ことが大事です。
ママの焦りはみんな、子どもに伝わってしまうので。
最終的にお昼寝が出来るようになると、もう大丈夫です。
食べれてもお昼寝は出来ない。寝るときは泣く子も多いです。
お布団を敷き部屋が暗くなると、寂しい雰囲気マックスになるので、泣いちゃう気持ちもわかります。
これも焦らず見守りましょう。
0歳さんで夏ごろまでず~っと、お昼寝の時間は泣いていた子もあります。
入園時に思い切り泣いて泣いて泣き尽くしたお子さんほど、後の園生活がスムーズだったりします。
逆に、始めに泣きたい感情を抑えていたお子さんは後になってから長泣きが続くこともあります。
ですから始めにしっかりと泣きたい気持ちを思い切り出させてあげたほうがいいですね。
「泣かないで」なんて言わないでくださいね。
大好きなママとの別れが一番辛いのは、子どもなんですから。
こうして食事も出来だし、すっかり園に慣れてきても、朝の当園時だけは泣く子もいます。
それを心配されるママも多いですが、これは心配いりません~♪
その時だけです(笑)。ママと別れたらケロッとして遊んでいますから。大丈夫です。
過剰な心配は子どもを不安にさせるので、とにかく「子どもを信頼して」あげましょうね。
「心配な子」とママが決めてしまったら、本当に「心配しないといけない子」になってしまいます。
「大丈夫な子」「きっと乗り越える子」とママが決めたら「大丈夫な子」「乗り越えられる子」になります。
心配なことがあれば何でも担任に聞いて不安を解決していってくださいね。
保育士さん、先生方、ママ達の不安や心配を理解し、寄り添ってあげてくださいね。
よろしくお願いします。
入園時4月に多いお悩み「登園時に子どもが泣いて辛い」事について、つらつらと書いてみました。
何かご参考になれば幸いです♪
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