★鳳凰
紙とペンを用意しましょう。
ペンを手に取り、直感で絵を描いてみてください。
〇前半身が麟(きりん)
〇後半身が鹿
〇頸(くび)は蛇
〇尾は魚
〇背は亀
〇頷(あご)は燕(つばめ)
〇嘴(くちばし)は鶏
〇孔雀に似た美しい五色の羽根
どんな動物になりましたか?(笑)
この不思議な姿を持っているのは、古来より中国の伝説に残る想像上の
瑞鳥(めでたい事が起こる前兆とされる鳥)『鳳凰』です。
鳳凰は“聖徳の天子(平安をもたらす統治者)”が治める平和な世にのみ姿を現し、
仁愛・平和・泰平・君主祝福と萬人に平和をもたらす寿福の象徴とされています。
鳳凰の“鳳”は皇帝、“凰”は鳥を表す事から、鳳凰は鳥の皇帝、もしくは皇帝や国を護る鳥とされ、
“鳳”が雄、“凰”が雌を表す事で、雌雄同体、陰と陽が調和した平安な世界の象徴とも言われています。
また、鳳凰は『招貴人』の象徴で、特に女性が身に付けると良い出会いを招き、
理想の恋人に巡り会い、健康・長寿・繁栄、願望成就や成功など様々な幸せを招いてくれると言われています。
梧桐(ごとう)に宿り、竹の実を食べ、太平の世に湧き出たと云われる甘い“醴泉(れいせん)”の水を
飲んでいた鳳凰。
貴方の描いた鳳凰はどんな姿をしていましたか?