実は、私・・・見かけや話し方は癒し系、温厚みたいだが・・・(自分で言うなパンチ!

心の中は、けっこう怒っているし、その怒りを根に持つタイプだったりするわけです。叫び

ですので、「作り話」なんて言われると、自分のブログの書き方が悪かったとはいえ、「失礼なやつだ!」と思ってしまいます。


おそらく、コメント書いた人は、「役所が間違うはずない。」という思いが根底にあると思います。

その根底にある思いで、どれだけ多くの被害が生まれているかを、一度「役所が正しい」という概念を棚上げして考えて欲しいと思います。


わけわからない前置きではじまってしまいました。お辞儀ハリポタ

前々ブログで紹介しました矢野さんの裁判報告会に行ってきました。

その2日前に、水岡氏の裁判傍聴、報告会にも行って来たのですが、先に矢野さんの裁判報告会のことを記事にしたいと思います。



報告会は、以下の進行でした。

1.釣部氏より児童相談所の問題点と、今後の理想の形

2.矢野氏より、一時保護されるまで、された後、裁判報告

3.矢野氏担当弁護士より、裁判報告

4.児相に一時保護された当事者の体験談等

5.釣部氏がこれまで相談を受けたケース等


釣部氏の話しは、大変まとまっていて、わかりやすかったので、その話しをそのままブログにアップしたいのですが、ご本人の許可をとってないことと、さすがに全てのメモはとれなかったので、印象に残ったところと感想をアップしたいと思います。


児童相談所問題については、記者会見 とその前に厚労省に提出した要望書 を参照していただきたいと思います。

今回、記者会見で語ったこと以外で釣部氏が語ったことで、心に残ったのが、下記です。


・実際に虐待している事案がある。(それは見抜けない。)

・虐待の定義が曖昧。一時保護理由が不適切な養育となっている。(不適切な養育って何?)

・虐待の疑いをかけられた親御さんは、悪魔の証明をしなければならない。

(悪魔の証明:ないことを証明すること。)


(例)

エゾシマリスが日本にいることを証明するためには、1匹でも見つければよい。しかし、いないことを証明するためには、日本全国くまなく探して見つけられなくても、完全にいないと証明することはできない。



(実際は、別の動物を例に出していましたが、そこまでメモとってなかったので、可愛いエゾシマリスの写真を載せました。)



虐待してないと言いつつ、実際には虐待していた事案があるということは、同じく児相問題をブログで書いている人とも話したことです。

このブログでもそういったコメントはありました。

確かに、「誤認保護」を前面に出して主張すると、世間から「じゃ、ホントに虐待していたらどうなるんだ。虐待していないという確かな証拠はあるのか?子どもを家に帰して命を失う事案もあるではないか!」ということを言われます。


ですので、社会がより受け入れてくれる形で主張する必要があります。

それは、

・面会交流権の確保 と

・向精神薬投与をやめる ということです。


例え親が虐待していたとしても、1~2ケ月、年単位で面会通信の全部制限をするのはどう考えてもおかしいです。

受刑者でさえ、面会通信権は保障されています。

なのに、何も悪いことしていない子どもが何故面会通信権が全く認められないのでしょうか?

水岡氏の裁判後の報告会で、言われましたが、海外からもこれは改善せよ、と言われているところです。だけど、一向に改善しないのは・・・


やはり、向精神薬投与の事実があるからです。

この向精神薬問題については、釣部氏が再度、「児童養護施設の職員が抱える向精神薬投与へのジレンマ」という論文を紹介していました。

(参加者の中にも向精神薬投与については、事実を確認できなかったので、発信できなかった。でも、事実として発表されていたのですね、という意見が聞かれました。)


向精神薬投与は体罰の代わりに、子どもに言うことを聞かせるために服用させている節があります。

子どもへの心身への影響を考えたら、向精神薬投与は即刻やめるべきという主張は、多くの人が納得するでしょう。

実際、そういった声は、児童養護施設内部職員からも出てきています。



「子どもの意見表明権」を保障するための一時保護後や裁判になった場合の理想の形としては、子どもの権利のみ考える子ども側の弁護士をつけるということです。




今まで、親VS児相の形だったのを、子どもの意見もきちんと反映するということで、親ー児相ー子どもという形にするということです。

(図でうまく表現できず、すみません。土下座




矢野さんの次女ちゃん一時保護経過は、ダウンを参照していただきたいと思います。


http://ameblo.jp/angelstairway/entry-11873432104.html

【引き裂かれた姉妹】ー児童相談所に次女を拉致された母親の証言


http://ameblo.jp/angelstairway/entry-11961528330.html

<記者会見>児童相談所被害の実態を報告し、改善要望(H26.10.15)ー児相被害者矢野さんより




矢野さんの次女ちゃんは入院中から具合が悪く、とても退院できる状況ではなかったと思います。

入院中に、次女ちゃんの状態をきちんと把握し、検査をしていたら、こんな悲劇は起こらなかったと思います。

それを「お母さんが神経質に訴えているだけ」と捉え、退院させたことがまず問題です。


しかも、退院後具合が悪くなって再度病院に行き、脳出血がわかった途端、「虐待してますね。」「揺さぶってますね。」というのは、ナンタルシアと思います。

頭の中に「脳出血=揺さぶられ症候群=虐待」という単純図式ができあがっているとしか思えない発言です。


医療者なら、人の体も病気も単純図式ではいかないことは当然わかっているはずです。

まして、子どもなら尚更・・・

なのに、最近、医療者でも単純図式でしか物を考えられない輩が増えているように感じます。

医療者にもプロが減っているのでしょうか?

医師はわかりませんが、看護師はじめコメディカルの資格をとるための偏差値は昔に比べて上がっているはずなのに・・・


当初、脳出血を診断した医師の出血の時期については、入院中という見解が濃厚でした。

しかし、後に病院が提出した意見書では脳出血がわかった日の出血ということになってました。

他2つの病院が意見書を提出したのですが、画像解析にばらつきがありながらも出血の時期は脳出血がわかった日の出血という見解になっています。

つまりは、3つの病院の画像分析は違うけど、3つの病院とも、退院して病院に来る前の自宅での出血と判断しているわけです。


おかしいですよね?


画像分析を理解するのは難しく、当日配られた資料と休憩中に聞いた矢野さんからの話し、見せてもらった資料を思い出しながら本で調べましたけど、やはり理解困難でした。

こんな難解なことを自分で医学書を調べ、説明できるまでになった矢野さんは凄いと思います。

(矢野さん担当の弁護士も同じことを言ってました。)


他県では揺さぶられ症候群と診断されない事案も神奈川県ではされてしまうことが、矢野さん、弁護士さんから語られていました。

それと同時に、病院⇒児相通報の問題が全国にあります。

何故、そういう問題が起こるかは、後日のブログでアップしたいと思います。


矢野さんは頑張って、神奈川県以外の医師に会ったり、難解な医学書を読みこんで、裁判所に資料を提出しました。

裁判所は家庭で虐待が起こったことの証明はできないと言われました。

しかし、病院で脳出血が起こるようなことをするはずがないので、虐待があったこととして、施設入所とするという判断が出されました。


?????????????????顔文字(+´・_・`+)ン?

全く持って意味不明です。

弁護士も他の児相被害者も言ってましたが、「行政は間違ってないという前提で判決を出す」ということです。

警察から「役所がやっていることだから間違いない」と言われた人もいます。・・・・・・・


私からしたら、役所がやっていることが間違いないなんて・・・どうしたら、そんな誤解が生まれるのか全くわかりません。

(児相だけでなく、役所は素人集団ですからね。その素人集団にプロが振り回されている現実があるのです。)



最後の釣部氏からの相談を受けたケースも、何でこんなことで通報、保護されるの?と思うものでした。


最近一時保護で多いのが、母乳保育で体重が少なく通報されることと、ワクチン拒否を医療ネグレクトとして通報されることです。

(ワクチン接種させないことは虐待だとブログでのたまっている小児科医もいます。)




(何故、母乳保育が目の敵にされるのでしょうか?)



親の不注意で転落し、怪我した赤ちゃんも一時保護されましたが、親が不注意を認めたため、比較的早期に帰ってきた話しもされました。


虐待でないにしろ、自分が悪かったと認めたら、児童相談所は早期に帰すのでしょうか?

児童相談所は、虐待の事実がない、虐待は間違っていたとわかっても帰さない現実もあります。



児相問題で深刻なのは、この問題を引き受ける弁護士がいないということです。

一度は受けながらも2人の弁護士が下りたという話しもありました。




矢野さんの次女ちゃんが一時保護されて、ずっと帰さないのはおかしいと思う方

また、自分でしっかり確かめたいと言う方

是非、矢野さんの裁判傍聴してくださいね。


裁判はできるだけ多くの方が傍聴した方が裁判官はやる気が出るそうです。


次回裁判は

5月11日 10時30分

横浜地方裁判所 502号室(法廷) です。



裁判終了後、報告会もあります。

横浜開港記念会館 7号室 です。