今回は、児童相談所に生後2ケ月で一時保護され、自宅に帰ることなく、現在乳児院にお子さんがいらしゃる矢野さんの会見をアップさせていただきます。
(前後に内海医師のコメントがあります。)
矢野さんは、以前もお子さんが保護されたいきさつ、その後について内海医師の講演会で発表されました。その動画がアップされています。
そちらも是非ご覧ください。
http://ameblo.jp/kana-sibu/entry-11847703989.html
動画を文字起こしさせていただき、ブログアップさせていただきましたので、よかったら読んでみてください。
http://ameblo.jp/angelstairway/entry-11873432104.html
矢野さんは、現在裁判を行ってます。第一回口頭弁論が11月10日に行われました。
http://share.system.vc/20/535547
児相被害者矢野さんより報告
<内海医師>
児童相談所が単純な問題じゃなくて、児童虐待をむしろ自分達がねつ造してるんじゃないかという観点から、そう言われているわけですけど。
それは何故かと言うと、さっき言ったように、保護単価のようなお金の問題も関係していることになるのですが、その話し、また質問の話しなどでまわすこととして。
今日せっかく参加していただいた一番左の矢野みなさんが実名で顔出しして、この場に立っていただけるということなので、お座りいただいたのですけど、現実彼女は子供の一時保護に対して裁判を行っているという状況です。
その話しは、僕たちがこの問題を取り扱う典型的な事例の一つ、何故こんなことをわざわざ私達が言っているか。
私達、別に児童虐待を推奨しているわけでも、しょうがないと言っているわけではなくて、むしろこれはよりよく排除されなければならないと思ってるわけですけど、それがこのシステム、排除されない。
児童虐待で本当に助かる子供も、むしろ助からなくなるということを訴えているわけで、その一端をお話しし、自分の経験を踏まえて少しお話ししていただけたらと思いますので、矢野さん宜しくお願いします。
<矢野みなさん>
私は、神奈川県中央児童相談所と今裁判と28条の審判、施設入所の審判をしています。
多分、皆さんもこの要望書でいまいちピンと来ない方もいらっしゃいますので、私が当てはまるところでいくつか話しをさせていただきたいと思います。
面会交流、今、全面禁止っていうことがあると言われてましたけど、何故こういうことが起こるかって言うと、ちょっと私もわからないですが、私の場合は、昨年の7月に一時保護されています。
生後2ケ月で脳出血がわかったという原因で一時保護されています。
7月に一時保護されて、施設に入るから安全だと思っていましたところ、1か月後に病院に通院があります。
「来てください」と言われて行ったら、まだ生後3か月なのに、寝返りもできない、首もすわってない赤ちゃんなのに、全身痣だらけ。
脳出血が再出血して入院をしました。
今年の1月まで入院しているのですけど、施設に入ると虐待をする親、危険な親ということで、居場所も(知らされず)面会も一切禁止。
でも、入院すると面会できるんです。一時保護中でも。
入院中でも問題あれば、施設に戻ってやっぱり危険だから面会禁止となればわかるのですけど。
入院中は問題ありません。じゃ、施設に戻りました。でも、施設に戻った途端、虐待する親だから、面会できません。
ということで、児童相談所、施設に戻ると一切面会禁止になります。
これは、私の子供だけじゃなくて、病院側から通報された被害者の方は、皆さん同じようなことを言われます。
入院をして、今、脳出血。今と同じように脳出血が起こった。でも、退院と同時に施設に入って、今まで面会制限なしにできていたにも関わらず、施設に入った途端、虐待親だからということで、面会禁止になるんですね。
本当にニュースになる程、死亡事故を起こす程の虐待ならば入院中も面会制限が入るそうなんですね。
でも、入らないで、面会制限がかからないにも関わらず、施設に入ると面会制限という事例がとても多いです。
この施設虐待なんですけど、その今お話ししましたが、生後3か月で脳出血がわかった時も、痣があって、痣を全部写真を撮り、その場で児童相談所職員が謝罪をして、カルテに紫斑確認と書いてあるんですね。
でも、時間が経ったなら、病院は紫斑なんてなかった、痣はなかったとして、児童相談所もそんなの知らない、お母さんの妄想です、というふうになりました。
でも、こちらもちゃんとしたビデオカメラを回していたし、写真もあって、カルテにも書いてあるにも関わらず、私達の主張が通らないという現状になっています。
家庭裁判所は、施設入所の同意をしていませんので、今年の3月から家庭裁判所で児童福祉法28条をとって、施設入所の審判をしています。
ちょっと問題点がいくつかありまして、この脳出血がわかる2日前まで風邪で1週間程病院で入院をしていたんです。
その前から、生まれた時から臍帯出血が続いたり、口から突然血を出したりとか、色々と不思議なことがありまして、何故だろう、その度にかかりつけの医者の病院に行って、「これは何ですか?」と。
やっぱり虐待を疑われたら嫌なので、「何ですか?」と。「いや、他では血でてないから、虐待とかで出血する場所じゃないよ。」ということは言われていたんですね。
やっぱり風邪で入院する直前も様子がおかしいってことで、行って原因がわからないから、「とりあえず風邪ということで入院しましょう。」ということで入院しました。
1週間入院して、入院中に様子がどんどん悪化していくんですね。
熱は下がったんですけど、やっぱり顔色が悪い。ミルク飲めなくなるという状態だったんですが、医者が「元気だ」。
「ミルク吐いた」と言っても、「僕、知らないから」と言って退院を無理やりさせられたんです。
その退院日が金曜日だったということがあったので、土日はさむまで様子をみようということで様子をみた結果、やっぱり様子がおかしいとなったので、もう一度病院に行ったら、今度、違うお医者さんに診ていただいて、脳出血がわかったんですね。
脳出血がわかって、こちらが安心したと思ったら、今度は虐待になりました。
お医者さんの判断で、出血の時期が2,3日前か1週間前ていうふうに私達は聞いたんですね。
それって、病院に入院中じゃないですか。
ああよかった、こちらの虐待じゃなかった、となったんですけど、児童相談所が私達が虐待をしているということで、保護したんですね。
こちらも「虐待じゃなくて、病院に入院中ですよ。」と言っても、「僕たちは病院に捜査する権限はありません。でも、通報が入ったから家族を捜査するんです。」ということを言うんですよ。
でも、こちらとしても困るじゃないですか。
「捜査する権限がないんだったら、警察動かしてください。捜査できる人を動かしてください。」と言っても、「警察に通報するものじゃないから、なんで、僕たちは僕たちで家族を捜査します。」ていうことを言われたんですね。
まず、出血の時期が違うということで、もう一度病院に行って、出血の時期を皆さんで確認しましょうということで、確認しました。
その結果、私達が言っている主張が正しいってことになりました。
でも、児童相談所は帰してくれないんです。
とりあえず、保護してしまった。調査に応じてください、ていうことで、また長く調査をしたのですけど、じゃ、家庭裁判所でどういうふうになったかというと、「お母さんたちの家庭で起こっている時期に出血しているから、虐待だ。」ていう申請がきたんですね。
カルテにも一切書いてない、私達の意見書を持って行っても、それにも一切書いてない。
でも、児童相談所から出された意見書は、家族のいる1日前、直前の出血です、という意見書が来たんです。
それは同じ病院から出て来てるんです。
カルテと私達の要望書には、2,3日から1週間前の病院に入院中の出血ですよ、と書いてある。
言っているお医者さんが、児童相談所からは、脳出血がわかる直前の出血ですと言う。
二重の意見書が今出てきていて、それを今闘っているという状態なんですね。
これは、私達の担当医がおかしいのだという問題ではなくて、全国で起こっていまして、地方の方でも何年か前に小人症という難病指定されたお子さんがいらっしゃるんですね。
そしたら、小人症、ちっちゃいじゃないですか。それを1年間補助金を使って治療しました。
でも、効果がないから補助金も切れますから、やめましょうとなった途端、今度は、ちっちゃいから虐待、ネグレクトとなって、今、その子のお母さんも闘っています。
それも同じお医者さんが小人症と診断したお医者さんが、児童相談所側に回って、児童相談所側の意見書を出してきてるのですね。
いつも皆様に言うのですけど、虐待をしていないという証明ってできますか?
こちらは、私達は、虐待はしていないという主張でカルテとか意見書とかボイスレコーダーとかもって裁判を闘っているんですけど、児童相談所はどこも書いてない情報が自分たちの有利なように出されるっていうのか、やっぱり今の現状で、それでも私達の裁判勝てないんですよ。
ここまで情報を出して、こういうふうに言ってる、こういうふうに言ってると法律に乗っ取って、法律証拠に乗っ取って、こちらが虐待じゃないと証拠を出しても、児童相談所が意見を変えてきて、医者も意見を変えてきて、児童相談所有利なように、今、家庭裁判所は動くんですね。
なので、南出先生と内海先生が言ってらっしゃるように、児童相談所と家庭裁判所が似たような傾向であるというのは、言われてもしょうがないのじゃないかな、というのは被害者の中でも思ってしまう部分でもあります。
<簡単に経過説明>
・生後間もなくから、臍帯出血が続いたり、口から出血していたりしていた。→医師には相談していた。
・様子がおかしいので、受診し、風邪ということで1週間入院。(生後2ケ月)
・入院中も具合はよくならず、ミルクを吐いていたが、医師は問題ないと言い、退院。
・退院して2日間、様子がおかしいので、病院に行き、違う医師に診てもらい、脳出血が判明。
(医師は2,3日前から1週間前の出血と判断)
・揺さぶられ症候群疑い(虐待疑い)で一時保護
・出血の時期は2,3日前から1週間前(入院中)と言っていた医師が、直前の出血と児童相談所に意見書を提出していた。
・保護された1ヶ月後、病院から呼ばれていくと全身痣だらけ。(生後3か月)
・5か月間入院した。入院中は、面会ができていた。
・退院して、施設に戻ったら、面会全面禁止になった。
・痣の写真も撮り、カルテにも記載あり、謝罪もされたのに、「そんなことなかった。お母さんの妄想です。」と言われる。
<内海医師>
一応、医師として少し補足しますと、結局赤ちゃんの時から出血性の素因の要素とか病気が」あったと思われるんですね。
彼女は他にもお子さんがいらっしゃるのですけど、大体こういう事案ですね。
虐待って、とてもじゃないけど、呼べそうもないのに、虐待だと言われているお子さんとかいて、兄弟もよくいらっしゃる人が多くて、そこだけでも一般の方でもおかしいと思っていただけたらうれしいと言えば、うれしいのですけど。
この後、彼女のお子さんは乳児院に入ったのですけど、その後、脳出血してるのですよね?
(矢野氏:はい)
そういう状況で親が関係ないところにいて、脳出血して、それでも虐待だというふうに実際扱われている。
その後も帰って来ないと。
医師も部分的に、医師もこれ虐待じゃないんじゃないかと、そういう考えの医師もいるそうですけど。
それでも児童相談所は、認めないと。
これは権力の肥大化があるからだと思うんですけど。
実際表に出て来れる人もなかなかいらっしゃらないということがあるますので、先ほど言ったように、是非この問題が日本全国の中で大きく議論化されて、問題解決に少しでもなればいいかな、と我々一同おもってる次第です。
当記事は、10月15日に行われた記者会見の動画より、テープ起こししたものをアップさせていただいてます。
記者会見の動画も是非ご覧くださるよう、お願い致します。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/182320
<奈々草の呟き>
外傷のない原因不明の脳出血、眼底出血は揺さぶられ症候群疑い(虐待の疑い)ありとされ、病院から児童相談所に通報、一時保護されるお子さんが他にもいらしゃいます。
(参照:揺さぶられ症候群疑いで児相に一時保護された被害者: http://share.system.vc/20/536345 )
小児科医、救命医は揺さぶられ症候群の判断は難しい、診断は慎重にと言っています。
しかし、現在、「疑い段階で児童相談所に通報を」ということになってますので、医師は「疑わしきは通報」という姿勢になっているようです。
医師が判断できないものを・・・児童相談所職員が適格に判断できるのか?普通に考えれば、できないと思いますけど・・・。
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とごういづみさんの家庭で起きた不当保護のネットニュースの連載が始まりました。
「佐世保児相に突然引き離された親と子(1)」
http://www.data-max.co.jp/politics_and_society/2014/11/22637/1113_dm1718_01/
「佐世保児相に突然引き離された親と子(2)」
http://www.data-max.co.jp/politics_and_society/2014/11/22761/1114_dm1718_02/
「佐世保児相に突然引き離された親と子(3)」
http://www.data-max.co.jp/politics_and_society/2014/11/22931/1117_dm1718_03/
「佐世保児相に突然引き離された親と子(4)」
http://www.data-max.co.jp/politics_and_society/2014/11/23095/1118_dm1718_04/
「佐世保児相に突然引き離された親と子(5)」
http://www.data-max.co.jp/politics_and_society/2014/11/23593/1125_dm1718_05/
佐世保児相への多様な意見を紹介
http://www.data-max.co.jp/politics_and_society/2014/11/22819/1114_iken_1/
とごういづみさんの家庭で起きた不当保護について、めんど~ささんが漫画にしてくださいました。
「とごういづみさんの話@佐世保1,2」
http://mendusa2.seesaa.net/article/409872936.html?1417389639
「とごういづみさんの話@佐世保3,4」
http://mendusa2.seesaa.net/article/410049664.html
とごういづみさんよりメッセージ
「とごういづみさんのメッセージfromFicebook」
http://ameblo.jp/042-3/entry-11960616574.html
「とごういづみさんの投稿fromFicebook」
http://ameblo.jp/042-3/entry-11961439734.html
ぴょんこさんの署名は