Just think aloud...by Angels.M.T. -48ページ目

この季節に思うこと

かなり前に、新聞か何かで読んだ記事です。以前、別のブログで書いたこともある内容ですが、書きますね。

「もし、今、戦争が起こったら、あなたは国のために戦いますか?」というアンケートを様々な国で行ったところ、「戦わない」と答えた人が一番多かった国は、日本だったそうです。また、その記事の筆者は言っていました。「『戦う』と答えた人が多かった国もあるが、『戦わない』と答える人が多いわが日本を無気力と憂うことはない」と。その通りだと思います。

 日本は世界で唯一、原子爆弾を投下された国、このような答えが出るのは当然であると思います。戦争を体験された世代の方々は年々少なくなり、戦争を知らない人のほうが多くなってきた日本ですが、二度と繰り返してはいけない愚かなことは語り継がれるべきものです。

 このところ、世間を騒がしていた、今の若者の「戦争行きたくねーじゃん」という意見が、自己中心的とは思いません。
「戦争に行きたくない」・・・人間として、当たり前でしょう。若者だろうが、年寄りだろうが、関係ない。血を流し合うことなんて、誰も幸せにしない。そのことを、一番わかっているのは日本人であると思います。心から平和を願うこと、それは恥じることではなく、誇れることではないでしょうか。

 「原爆が投下された時、いつ、どこに投下されたということがすぐにはわからなかった。ニュース放送なんかなかったからね。」
 終戦当時、小学校高学年だった私の両親はそう言っていました。あんな大きな爆弾が投下されたのに、なぜわからなかったのか不思議に思いました。「ラジオや新聞はなかったの?」と聞くと、「とにかく物のない時代だったから、ラジオがある家もほとんどなかったし、紙がないから新聞なんてなかったよ。原爆が落とされた、と知ったのはだいぶ後だったなあ。戦争が終わった時だって、すぐにはわからなかったよ。」とのことでした。

 今、新聞やラジオはもちろん、テレビやインターネット等で情報が手に入るのは当たり前だと私たちは思っています。戦争とは、今、当たり前と思っていることがことごとく奪われる恐ろしいものです。戦時中に病気で亡くなったという私の伯母は、当時、もし薬が十分にあれば何の問題もなく回復しただろう、と母は言っていました。病気になっても、医者は戦地に出向いてしまい、一般の病院にはいないから診察もしてもらえない、もちろん薬もない。一線に出て戦う人はもちろん、残された者までがいろんな意味で犠牲になり、ちょっとした病気でも命取りになったりする、人を不幸せにして、他は何も良いことがない、それが戦争。
 
 戦争について、私は両親と話し合う時間を特別に持ったわけではありません。でも、当時の話をほんの少し聞いただけで、愚かなことはもう十分と思えます。他にも、日本中の戦争体験者の心の中に、数え切れないほどの当時の悲劇が記憶として鮮明に残っていることと思います。
 戦争は二度としてはいけない。私は戦争を知らない世代だけど、心からそう思います。