週末実家に帰ったからか、実家に昔いた柴犬を思い出したのか、自分では全くわからないんだけど、なぜか急にその犬を想って描きたくなった。
生まれて三カ月くらいの時に、お店から買ってきた。私は小学3年生くらいだったかな。私の膝の上に乗せて父親の運転する車に乗って帰ってきた。私の脇に鼻先を入れて小さく丸まっていた。
初めて外の畑を歩かせた時は、ちょっと歩いてはゴロン、ちょっと歩いてはゴロンってうまく歩けなくて、私たちきょうだいみんなでケラケラ笑った。かわいかったぁ
昨日疲れているはずなのに、夜遅くまで絵を描いていて、娘に言われた。
「ママが犬の絵を描くなんて不思議な感じ~」
「だよね。何だろうね?(笑)ママもそう思う」
犬なんて描いたことないし、どうやって体とか顔とか描けばいいの?って思い手探り状態で描いてみた。
うまい下手はどうでもよくて、なぜか犬を描きたかった。体のバランスとかいまいちなのはわかるんだけど、これが今の私の限界で(笑)
描いてる途中から、なぜだかこの絵は父親にあげようって思った。
父親がいつもその犬の面倒を見ていた。お散歩から何から。
もうその犬も天国に行って、その次に迷い犬で同じような犬が来て何年も飼ったけど、その犬も年をとって、最後はいなくなっちゃった。
父はもう、犬を飼うのは嫌だと言っている。
私が想像する以上に、父親のショックは大きかったのかもしれない。
もう実家に犬がいなくなってから数年たつけどね。
その犬たちが、今の父親にアプローチしてるのかわからないけど、父親には今、癒しが必要だと感じた。