大逆転。
私（女）の為に
男たちよ
生まれてきてくれて
ありがとう！
から始まる
女神の講座。
殆どが
驚く。
は？何言ってるの？
ポカン。
え？なんで？どこが？
え？なんでそう思えるの？
え？そう思っていいの？
え？まさか！
は？何言ってるの？
え？到底そう思えないけど？
小学生の頃
多くの男子に囲まれて
笑われた
全員、男子はこの世から
消えてくれ！
と憎んだ
不快だった
不登校になった
だから
女子校を選んだ
ほっとした
そんなー
まりあ
だからこそー
悟ったのはー
そうか、
望みとはその、
嫌な出来事の、
正反対だもんな！
嫌な出来事があったからこそ、
望みがわかったよ！
望ませてあげるために
望みが明確になるために
何が望みなのか、
わからなかったことから
わかるために！
その、嫌な忌まわしい
出来事は
経験させてくれたんだ！
男から受けた傷は
男が癒やす。が、
最高。
初めの頃は
無意識に復讐をしていた。
きりきり舞いさせてやる。
惚れさせて捨ててやる。
悲しませてやる。
みたいな。
しかし、
楽しい恋愛はそこに
なかった。
やがて
ささやかな方に
視点を向けるとー
あの幼なじみの男の子は
本当に紳士的に
好きでいてくれたなぁ。
あの初恋の男の子は
実に紳士だったなぁ。
同級生の男の子は
勇気があってほっこりした
ホッとする子だったなぁ。
あとで出会えた
血の繋がらないおじいちゃん、
なんて、
可愛がってくれたんだろう。
いい先生だったなぁ。
人間。
だもの。
素敵な男たちも
たくさん、居たじゃない。
意識の偏りが
決めつけが解けていくに連れて
バランス回復し
私、何に
フォーカスしたいの？
どの世界に住みたいの？
温かい、信頼の方だよね？
私に傷つけられた
捨てられた男子たちは
それでも優しかった。
恨みもしない男子もいた。
役不足でごめん、とさえ
謝る素晴らしい人もいた。
何か傷を背負っているんだな、
復讐したければ俺にすればいいよ、
みたいなほど、だった。
泣いた。
もう、いいじゃないか、
若気の至り、である。
やがてー
ある素晴らしい
生物学者の話を聞けば
聞くほどー
そうか、
ってことは…
男を女が創り
男は女の為に
生きてた…
なら！
ありがとう、
じゃないか。
振り向いてもらおうと
健気なまでに
頑張ってる
男子たち。
人間だもの、怖いよね、
それでも、
守ろうとしてくれてた。
なぜ？
悟った。
私（女）の為に
男たちよ
生まれてきてくれて
ありがとう！
の感謝に溢れてくるようになると…
やっと、わかってくれた？
気がついた？
と
言わんばかりの
出来ごとがー
やってくるようになった。
自動的に。
さらには
そうだよ。
そうなんだよ。
と
口に素直にする
男性まで居た。
東京原画展にて。
進め、怯むな、
たとえ、相打ちになってもー！
禰豆子を守るんだー！
禰豆子ちゃんは俺が守る！
とそれぞれが叫ぶ。
女子には
きゃー！
また、男も
感動で胸が熱くなる、それぞれの
傑作のシーン。
愛する人を守れるほど
強かったらどんなに
いいだろう！
ああ、それくらい、
かっこよく強くなりたい！
…男の本音。願望。夢。
今は
温かい目で
男性を眺めることができる
そんな…
まりあ自身が…
私の為に、
気に入っています。
不完全でいい、
腹をまた立ててもいい、
元々
完全なのだから。
まりあ