「どうしてそんなに
ヨセフ様に感激されるのですか？」
シスターも、神父様も
まりあに問う。
感激したのは
かつてまだ２０歳の頃に
泊まった修道院だから
のもある。
あの時
心が迷ってて暗かった。
明るくしてたけれど
何も何も見えてなくて
重たかった。
哲学的に無茶苦茶悩んでた。
だからなおのこと
３０年以上経て
今のまりあが
得たこの、境地に
万歳と言いたい。
20歳のまりあのような人に
会ったとしたなら
今のまりあなら
微笑み
大丈夫だよ
おいおい、分かるよ。
素晴らしい神のみ技を。
（奇跡、ミラクルのこと）
と言うことだろう。
「マリア様の像は多いし
たしかにヨセフ様の像は
少ないものですが…」
と、神父様。
「マリア様はキリストを懐妊され
素直に産みましたね…
しかし、ヨセフ様は確かに
一度、
結婚を辞めようとはしましたよね…」
と呟くように神父様。
ええ、
当時は、どんな事情であれ、
結婚も交わりもないうちから
妊娠した女性と結婚しないのは
正しい倫理観でしたし
それ相当のショックと
葛藤がかなりあったと思われます。
今尚、そうでしょう。
それがですよ、
その子を我が子として
育てようと
当時の男性が決めたんですよ？
今でも
かなり、
無理な話ですよ？
よほど女性を愛してないと
できないことですよ？
当時は周りの目も相当なもの。
今なら偉いお父さんね、
で賞賛されても
当時は違ったかもしれません。
相当な覚悟が必要です。
どんなにか
大変な決意であったか、
どんなにか
偉い御心だったか、
彼なくては
イエスは育ちませんでした！
「あーなるほど！」
神父様は
まりあの説明に
「そうですよねー
はー
確かに凄い精神性ですよねー」
もう、
もう、
もう！
ヨセフ様！
男神認定でございます！
あまりマリア様ほど
人気はなく
認められてませんが
認めます！！！！！
偉いっ！！！！！
男前すぎる！
☆
実は
（あー、この病院の奥の
昔黙想会で泊まった修道院に
行きたいなー変わってないかなー？）
があっさり、
翌日、ひょんなことから
神父様が来られ
特別連絡していただけて
しかも祝日なので
抜群のタイミングで叶いました。
それに暖かい日ですしね！
な、なぜか、
神父様、とこののちも
なんと！
聖なる森ワークを
してしまうのだ。
そ、それは…
凄い所だった…
なんなのだ？！
この、１月１４日
すごすぎる日…
続く
まりあ