慢性的に心の風邪をひいている方々に… | ♡守護天使からの贈り物★

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天国な時間を過ごしています。
誰でも、気づけば、
それは叶う…

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弱い、病んでいる、…身体の方もいれば、心もそんな方もいます。

萩原朔太郎さんは
いかにも

弱い、病んでいる、…のような、病的な詩集を出して
ヒットしました。

私はこの詩集を初めて読んだ時に
物凄い天才!と感じました。
当時も彼は、詩人として高く認められていましたが
思えば、ここまで、弱っちい、病んでそう、暗い、が、なぜ受け入れられたのだろう?
と、今になって不思議にさえ思います。

あたかも、慢性的に心の風邪をひいているような詩人…。

タレントで暗くて、結核?と思わせるようなキャラ、いますよね?
ミョーになんだか可愛いので、ウケテいますよね?

オタク系が支持を得たり。

意気地なし、怖がり、…
それが…何か?

萩原朔太郎さんの詩をすべて読み
その芸術の高さにその誰も書かなかった、書けなかった事を
書けた、やれた、できた、
ある意味、勇気も要ります、
そこに心酔した時期がありました。

「月に吠える」

犬が病んでいるのだよ、
と、教える母親。

美しい物をたいそう、愛して、舶来の美しい手紙を使った彼もまた
美しい人でした。

決して強くないのですが
萩原朔太郎さんの御子息にあたる、萩原葉子さんの人生を

前橋図書館で読んだ時に

実はその本を読むよりも
萩原朔太郎さんの詩の研究のためにやってきたのだから…
そんな暇はなかったのに…

圧倒されるほどに、重たくてズシンと来ました。

まさに
亡くなろうとされている時に
親戚一同、萩原葉子さんを勘当せよ!と詰め寄られても
ノーと首を振ったその父親の愛の
ラストに安堵しました。

なんだか
余りに重たくて暗い気分になりながら
息絶え絶えになりそうなくらいに
萩原朔太郎さんの研究を終えた時は

あー\(^o^)/
思いっきり太陽浴びて、南の島で泳いでくるか!
の、気分になりましたが。

次に
西行の研究になり

天才詩人とは
地獄を見据えることが出来る勇気なのかな?と
感じました。
人間の真実を正直にさらけ出してなおかつ、美に昇華できるのが芸術なのかな?と。
しかも、決して、低俗に陥らない。

とてもとても、とても!
気持ちのいいくらいに、正直さを感じます。

良い人に見せようとしない。
カッコつけない。
情けなさも素直にさらけ出している。
気負いがない。
詩人ぶらない、僧侶ぶらない。

そのまんま、表現している。


医師の家に生まれ、期待され、
しかし、どこの大学も何年かかっても遂には卒業できなかった、
父親からすると、ダメ息子で、女みたいな生っちょろい、
と、溜息をつかれたことであろう、
萩原朔太郎さん。


しかし、その才能を封印することはなかった。


ダメダメね、
ったく、使えないっすね、この人。

と、周りに言われても、呆れられても

あなたも

あなたの才能を封印するな。(*^^*)



まりあ