冬のソナタで、
高校生のユジンに、幼馴染のサンヒョクが叱ります。
「あいつ、ユジンを利用したんだぞ、それなのに、なぜ?」
初めから悪意で近づいて、そそのかされただけなんだぞ、僕に恨みがあって、僕を悲しませようと企み、君を巻き込もうとしたんだぞ、の、意味です。
すると、すべてを知っても、一時は、チュンサンに怒っても、
ユジンは、
真っ直ぐの目で見つめて、キッパリと言います。
「サンヒョク、私が好きなのよ。私がチュンサンを、好きなの。」
チュンサンも、ユジンを好きになっていました。
ユジンを好きになったのは、チュンサンが先だったみたいです。
しかし、そんなことは、どうでも良くて、チュンサンが私を好きか、本当に誠実に好きか、もうどうでも良くて、
ただ、チュンサンを、私が好きなんだ、
のセリフに、
うーん、素敵! カッコいい!
と、思えたのです。
唖然と来るサンヒョク。
なんだろう…、
あなたが私を好きになったから、私はあなたを好きになったのよ、
とか、
あの人が私を好きではないなら、私は諦めるけれど、向こうから言ってきて欲しいの。
とか、
周りにお似合いだと、そそのかされたから、好きになったの。
とかの
言葉が、
とても、濁ってて、言い訳に聴こえて、ピュアでなくて、モヤモヤして、どこか、ズルくて、情けない感じさえして…
なんか、違う!
と、思いました。
魂の通りに生きてない!
潔くない!
自分の人生の責任取ってない!
迷ってる、ぶれてる!
そして、まりあも、かつて、そんな気分になったことがあったと思うので、
これは、違う!と、思えたのでした。
真っ直ぐだった高校生のユジンは、後に、大人になり、自分を見失い、一時は、強引なサンヒョクに恩義を感じ、グラグラした大人になってしまいますが。苦笑
後半は、しまった!と、気づいてそれからは、しっかりと、チュンサンをつかまえます。
引き裂かれてもしまいますが、運命の輪によって、偶然の再会をして、盲目になっていたチュンサンに、変わらず愛のkissをします。
あなたが盲目だろうと、何も愛は変わらない…愛せたらいい、もう、絶対に離さない。
ユジンがチュンサンを見つめる目はそう言っているかのようです。
私が、好きなの。
そそのかされたからではないの。
ユジンの愛は、チュンサンに真っ直ぐでした。
途中、意地悪されてもたじろがせるほどに、強く急に言えるユジン。堂々とした愛の力で、かっこ良かったです。
途中、辛いことに、友人達から去っていかれても、唯一の母親に叩かれても、真っ直ぐ理解を求め、頼み、訴えるユジン。
孤独になり、それでも、愛に敢然と信念を通すのでした。
最後に、ユジンに、エールを送るみんなが、想像つきます。
偉いよ、ユジン。盲目になっても、変わらない愛に。
そして、それまでも、一徹に、一途に愛して。
でも、どうにもならない運命的に引き裂かれてしまったら、執着は綺麗に手放して、フランスに行ってしまい、自分を磨いて。
このドラマは、
下手に同情するな、振り回されるな、
のメッセージもあります。
そして、
本当に愛する人を通せ、
のメッセージ、
しかし、それでも、どうしても、運命的に引き裂かれてしまうのなら、
一旦、手放せ、自分を磨け、
のメッセージもあります。
今、なぜ、冬ソナと言う10年前の作品のドラマが、蘇ったのでしょう。
もちろん、まりあは、ヨン様が、大好きで、このドラマのペンダントも持っています。
今も冬ソナのグッズを持っています。
雪で綺麗なブルーだからです。
でも、しばらく忘れていました。
あの始まりの美しい景色と音楽。
そして、ピュアな高校生の2人。
とっても、高校生らしい、可愛いデート。
10年後も純粋でとても誠実な2人。
この
ピュアな純情な初恋は、新鮮でした。
好きなものを言い合いましょう。
好きな季節は?
冬。
好きな色は?
白。【まりあ、記憶になし、多分。】
好きな食べ物は?
トッポッキ。
…
ユジン、なぜ、僕ばかり?
君は答えないの?
【照れて…】全部、憶えておきたいから…
【なんて、可愛いのでしょう!胸がキュンとなります。】
大人になり、相手を思い遣る余りに身を引こうとするミニョン【チュンサン】の姿にも、胸を打たれます。
この思い遣り。
恋のお手本にもなります。
エゴばかり押し通して、喧嘩してきた経験を持つ人は、ここで、我が身の勝手さが、恥ずかしくなります。
あなたを愛しているんだ、
と、ミニョンも必死で真っ直ぐ伝えます。
ユジンも、別れの時に、敬意を込めた真剣さを伝える為に敬語で、
愛しています。
と、真っ直ぐ伝えます。
気持ちが良いんですね。
色んな意味で、まりあも、一時は傷つけても、誠実に、正直でありたいと思いました。
それが、誠意なんですねー
女神は、ユジンのように、堂々と、相手を選びましょうー。
私が選んだの。
私が好きなの。
まりあ