世界で読まれている韓国のベストセラー『母をお願い』
2012年にこの作家の対談に行く機会がありました。
豪華メンバーでびっくりしました。
さらにこの豪華メンバーと直接話す機会もあり
もっとびっくりしました。
な、何か伝えたいのに、言葉がで、出ない…になってしまいました。
とにかく写真は写しました。ぶれていました。笑
著名な在日韓国人の作家さんが目の前に…
憧れの韓日ハーフののタレントさんが食べ物を私にどうぞと…
嬉しすぎ❗️でした。
『母をお願い』
読み進めると
あ、ダメだ、
胸が…
読み進められないっ、
飛ばし飛ばし読むともうわかりました。
こんなの、書かれちゃね、ずるいよね、涙が止まらないよね、
と、在日韓国人の作家さん。
あゝ、世のお母さんは
なんと、家族の為に尽くして
犠牲になってきたことだろう…
誰も誰も
それをしてもらうのを当たり前としてしまい…
行方不明になったとたんに
やっと…
最後に
マリア様の像に向かい
行方不明のままのオンマを
お願い…
と祈るしかなく。
作家のかたに
一番のメッセージはなんですか？
インタビューは最後に。
オンマだって
オンマが必要と言うことです。
深く頷きました。
そうなんです、
母親だってね
母親が必要なんだよ。
母親こそ、母親が必要なんだよ。
女は生まれつき料理ができると思うなよ
女は生まれつき仕えたいと思うなよ
女は生まれつき家族に注ぐものだと強いるなよ
その罠に女こそはまるなよ
それでは真の幸福は得られないよ
犠牲にさせておいた土台の上で成り立つのは
どちらにもカルマを生むよ
なぜなら…どこにも愛が足りないから。
女に奴隷なほどの母親像を強いるのは愛が足りないよ。
女たち自身がそうするのは自分に愛が足りないよ。
私はこれまで
愛の出し惜しみをするから
返って苦しみが生まれるんだよ
と述べてきました。
親孝行しないと不満を持ったり淋しがる親は
それはあなたの反映だよ、もっと純粋に戻ってご覧
愛し方が間違ってきたんだよ
と言ってきました。
子供に悩み苦しむ親には
悩んでもいいよ
でもね、
本当は自分の中にもっと凄い愛があるんだよ
そのパワーに気がついてご覧
と言ってきました。
しかしその反面、無理しなくていいんだよ
型に自分を親なのに、そして子供を子供の癖にと
はめるから苦しんでいるだけだよ
と伝えてきました。
その一方で
父親になる、母親になると
自分が決めたんだから
腹据えて覚悟せい、
愛が自分に足りないから覚悟が足りなくて愚痴るんだよ、
本当はあなたが自分にも子供にも愛を満たすことはできるんだよ
その方が解決するし楽になるんだよ
と強く伝えてきました。
そして
まだまだ
母親たるものをこうでなければと
厳しく強いる韓国社会に女達が嘆いている実情を
耳にしています。
それは
この小説のように
哀しいまでも女を無学にさせておいて
哀しいまでも女を奴隷のようにさせておいてきた
家族の実像です。
母親こそいなくなると慌てふためくものなのに
狼狽し罪のなすりつけあいには
滑稽なまでです。
どれだけ母親に頼り切り母親を無視してきたか、です。
お母さんは尽くしてくれた、ありがたいありがたいと
言いながらも
尽くしてくれるのが当たり前の気分。
そしてありがたい、頭が上がらない
と言いながらも当たり前だから
親孝行もついでの意識。
ちょこっと母親の日に本当に欲しいものも
考えないで
真剣に母親の気持ちになろうともしないで
商売戦略ムードに乗せられて
ありきたりなカーネーションを送って
勝手に親孝行したつもりで満足。
笑わせるんじゃないよ。
お母さん～と甘えてられてもね
お母さんがお母さんらしくしてくれてもね
お母さんだって
お母さんが必要なの。
お母さんだってお母さんしない日が必要なの。
だから
時には交代してあげるの。
それをお母さんこそが主張しなくちゃ。
声をあげなくちゃ。
不幸の順送りで自分もしんどくてえらかったのを
次の嫁に強いることでリベンジしてはいけないよ。
まりあ