情熱プレゼンター!岡村周一氏 第3章
第2章 の続き。
昨日のお話で、最も印象的だったことは、
「交流会で会った人を、お客さんだと思わないこと」
それに尽きます。
これからはPULL(引く)の時代と言われますが、
この情報に溢れる世界では、
もうPUSH(押し)では厳しいのは確かでしょう。
たとえば石鹸を売りたくなって、
異業種交流会に行くとします。
PUSH型の人は、こんな感じ。
「石鹸何使ってるんすか?マジすか?
勿体無くないすか?この商品なら、安くて、超いい!
ごいのごいの、ごいごいす!」
え?こんな人は、あまりいない?(笑)
でも、こんな想いをもって、
お客さんをとろうとギラついた目で名刺を配り歩いていたら、
PUSHを繰り返して、どん引きされているかもしれません。
しかし、異業種交流会はやはり、
ビジネスにつなげようと思って行くもの。
そこで岡村氏は言います。
まず、自分のことを認知してもらう。
それにしぼりましょう、と。
1、自分の名前、
2、自分が何屋さんか、(専門性)
3、あれば、自分の夢(何をやりたいか)
これら3つだけを伝えて、
あとは仲良く話せばいいと言います。
その後、SNSや実際に会って、もっと仲良くなり、
何かあったときに思い出してもらえるような、
そんな存在であろう、ということです。
たとえば、私が京都、特に四条烏丸周辺で、
マンションや物件を探したいと言う人に出会ったら、
こちら の人を、すぐに思い出すでしょう。
(私が知る中でもウルトラ級のプル型、
通称ウルプル型です)
そして、探している人にきっとご紹介するでしょう。
現代は、ネットで情報が溢れかえる中ですが、
どんな人が売っているかという、顔が見えにくい。
これからは共感の時代。
同じようなサービスが溢れる中で、
誰から買いたいかというのが、キーポイントです。
出会った人に、そのまま石鹸を売りつけるようでは、
押し売りと紙一重ですし、
そこで、ビジネスが一旦、完結してしまいます。
私が1月に行った講演会で、
青山華子 さんというアメブロ本の著者は、
講演終わりに、自分の著書をサイン付きでプレゼントされました。
目の前の人を、単なる客にするのではなく、
ファンにしようとされたのです。
現在、アメブロをやっている人をファンにする。
それがどういうことになるか、よく知っておられるからです。
目の前の100人をとるか、
無限にも広がる可能性をとるか、
その人の志次第ですが、PULL型の方が夢が広がりますよね。
まずは、交流会で出会った人が、
何か他の人と違うなぁと、
興味を持ってもらうよう、日々、自分を磨きたいですね。
他とは違う、と思ってもらうこと。
どんな人かと、覚えてもらうこと。
そして、ファンになってもらうこと。
それがブランディングだと、岡村氏は言います。
何と地道な話か、と思われるでしょうか?
しかし、有名ブランドもそうやって、価値を築いてきたのです。
一生をかけて自分のブランドを作り上げるなんて、
素晴らしい人生ではないでしょうか?
最終章 へ続く!