夏のコンクールに向けて、本格的に始動し始める季節になりました☆
全国大会常連のブラバンで過ごした私の高校時代、音楽の基本は
"リズム・メロディ・ハーモニー"
と叩き込まれ、そう書かれた紙が音楽室に大きく貼ってあったのを今でも覚えています。
昨日、尊敬する音楽家の先輩が、
"リズム・音程・ハーモニー"
だと指導者が言っているのを聞いて、その違和感を投稿してある記事を目にしたので、私も!と共感しながら書いている次第です。
上達、そしてコンクールで勝ち抜くために必要な技術的要素は確かにそこにあるかもしれませんね。
でも、やはり音楽の基本は、
"リズム・メロディ・ハーモニー"
だと思うのです。
音楽とは、リズムとメロディとハーモニーで構築されていると言うこともできますが、
その単語からいかに発想できるかではないかなと。
例えば、リズムは、身体から湧き出る楽しさを表現する部分であって、
メロディは、ハートを通して音楽を表現する部分であって、
ハーモニーは、調和を生み出して音楽世界を広げる部分。
しいていえば、
ハーモニーを大切にしたい、調和させたい部分のそこに、
技術的な"音程"というニュアンスが含まれるのかな。
誰だって、音程悪く吹きたいわけではなくて、
子供達からしたら、
"リズム・メロディ・ハーモニー"
から得るインスピレーションがないから、指導者に言われるがままに吹いている。
でも、その単語の本質を知ることこそが、理想の音楽を創る第一歩になると私は秘かに思います。
パートレッスンをしていて、
「それじゃあ、その音合わせてみよう!」
と音を出させると、
合わせる目的で吹いているのにも関わらず、まるで自分の音を主張しているだけ。
(殆どの中学生)
高校生にもなれば、スライドやチューニング管を動かして音を合わせられたりはする。
でも、そこじゃないと私はいつも感じていて、
「今、全員の音、聴こえた?」
と問いかけます。
だいたいは、
「聴こえていません」
とか、
「隣りの人の音しか聴こえません」状態。
「じゃあ、どうしたい?」と尋ねると、
「もっと全員の音が聴けるようにしたい」
「みんなの音がしっかり混ざり合った方がいい」と。
「合わせることは、正しい音を主張することじゃないんだよね。
全員の音をしっかり聴きながら、ハートで寄り添うつもりで吹いてごらん。
みんなの音がここで(指導している正面に座る私の前の空間)混ざり合うのを意識して。」
とよくよく言います。
そして、途端に何ともふくよかで美しいサウンドで全員の音が調和するのです。
これぞトロンボーンの魅力!と叫びます(笑)
毎日、子供達と向き合う指揮者の先生方は本当に大変だなと思います。
でも、
「音程!」「もっと鳴らせ!」
では、がむしゃらな子供たちにとっては、そう言われたらそのエネルギーをそのまま跳ね返すことしかできないことが殆どです。
飴とムチを使い分けられる多くの先生方なら、角度を変えて、"リズム・メロディ・ハーモニー"の本質を伝えられるはず、と私は思います。
鳴らすと音程が合わない、音程を聴きすぎると鳴らない、
のではなくて、そこに調和させたいというハートが効いてるかどうか。
そこまで腑に落として理解している生徒たちが奏でる演奏と、大人に綺麗に完璧にコーティングされただけの演奏は全っ然違います。
。。。と、言うのは簡単ですが。
今年も熱い熱い夏が始まりますね☆
日本中のブラスっ子が、沢山沢山青春の思い出を作れますように☆
