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浦和レッズ観戦記録

Jリーグが始まってから2011年までの浦和レッズ戦のチケットの半券を、こんまりさんの助言に従ってすべて捨てました。でも、ゲームの内容どころか勝ち負けすら覚えてないので、今年から記録くらいつけてみようかなーと…。

東京の桜はあっという間に散ってしまいましたが、こちらは開花の兆しが見えた「ヴィッセル神戸」戦の感想を書いてみようと思います。

浦和は神戸に5連敗中。特に昨年8月に行われた第20節では、亡くなったばかりの松田直樹氏に捧げる2ゴールを神戸の吉田に決められ、スコア2-3で完敗。吉田は喪章をした右腕で「指3本」を高々と天に掲げ、「背番号3」松田直樹を弔っていました。

さて、連敗脱出なるか。「今年の浦和は昨年までとは違うぞ!」と、ちょっぴり期待しつつ、テレビ観戦。

開始8分、神戸の大久保にゴール左角を直撃するシュートを放たれ、ヒヤッとしましたが「危ない」と感じたのはこの場面くらい。30分過ぎたあたりからこう着状態のまま、前半は終了。

試合が動いたのは後半。前半はあまり目立った動きのなかった左サイドで、52分に獲得したコーナーキックから槙野と競り合った相手の頭上を越えたボールを阿部が冷静にトラップし、左足で復帰後初ゴールを決めました。このゴールの直前。同じく左のコーナーキックから槙野がゴール正面で競り勝ちヘディングシュートを放ったもののゴールキーパーに阻まれる、というシーンがあったばかり。神戸の選手たちの頭の中にはこのシーンが強烈にすりこまれていたはず。それまでセットプレーはすべてニアサイドに走り込んでいた阿部も、このプレーで「後ろにいればチャンスがある」とポジションをファーサイドに変更した結果のゴールです。


75分には、ポポと交代した原口が起点となってカウンターを仕掛けフリーキックを獲得。マルシオが直接美し過ぎるゴールを左隅に決めて2-0とリードを拡げました。その後は、危なげない試合運びで試合は終了、順位を2位にあげました!

今節の注目ポイントは、元・浦和の相馬と平川のマッチアップ。相馬が浦和に在籍していた2006年から2008年当時はサイドのポジション争いを繰り広げるなど、よきライバルだった両選手。「相馬とのマッチアップが楽しみ」と話していた平川は、気合の入った攻撃をガツガツ仕掛けていました。特に後半のバテバテなころ、カウンターチャンスでポポを追い抜いてペナルティエリア内に侵入したシーンは本当にワクワクしました。

昔、オシム氏が日本代表監督時代に合宿で、「なぜ浦和の左サイドは相馬でなく平川なのかわかるか? 上下の往復ができるからだ」と選手に説いたと話題になったことがありました。

試合後のインタビューでも辛口な神戸・大久保が、「浦和は去年、あれだけよくなかったのにがらっと変わって、みんながボールをもらおうと次々に動いて数的有利を作ろうとしている」といってくれました。今は監督の目指す「ムービングフットボール」をピッチで表現するために、浦和の選手は一生懸命走っているのです。

試合後、ミシャ監督は「我々は地に足をつけて、地道にこれからもハードワークをしていかなければならない。まだ改善しないといけない点があるが、6節でポイントを重ねられたことは素晴らしい。これからも1センチ1センチ前進していかないといけないが、この6節で進むべき方向性は示せたと思う」と謙虚なお言葉。

確かにまだ改善しないといけない点は多々あるのでしょうが、少しずつ前に進んでいることが見えた気がする試合内容でした。まだ6節が終わったばかりでこの順位に浮かれている場合ではないのですが、残り28節でこのチームがどうなっているか、少しずつ期待が高まります。



【今日のサッカー用語】


ムービングフットボールとは、人もボールも動くサッカー。フリーランニングやポジションチェンジを繰り返すことによって味方からパスを引き出しボールを動かす、動いたボールに連動してさらに人が動いていくのが特徴。味方のプレーを予測してパスが出される位置へ先行して動き、さらに次のプレーを予測して一見関係ないところで選手が動き出す第3の動きを行うことによってディフェンスにとって予測不可能なプレーとなっていく。それよって流動性が生まれ、ダイレクトプレーにより次々とオープンスペースへ展開していくことが可能となる。それによって数的有利な状況も生まれてくる。

人もボールも動くサッカーではボールがないところでの動き(オフ・ザ・ボールの動き)が重要視され、味方からパスを引き出すために積極的に走らなければならない。スピーディに展開していくためには少ないタッチでパスを回すことも重要だとされている。また、味方のプレーを予測して次々と先行動作を続けるにはチーム全体でのプレーの共通イメージが必要であり習熟を必要とする(ウィキペディアより)。