アメリカ人事| カリフォルニア州注目する裁判のケース | アメリカ人事®︎ | 保険と労務 | アメリカの社労士的存在。

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アメリカ人事| カリフォルニア州注目する裁判のケース
#アメリカ人事 #裁判

https://advocacy.calchamber.com/2024/05/30/key-2024-court-cases-affecting-employers/

Huerta v. CSI Electrical 

Contractors
2024年3月、カリフォルニア州最高裁は「Huerta v. CSI Electrical Contractors」判決を下した。この裁判の主要な論点は移動時間と食事休憩である。

**事実**  
サンルイスオビスポ近郊の僻地で太陽光発電プロジェクトに従事していた電気工事労働者は、勤務開始時にまず指定された駐車場に向かう必要があった。しかし、その道のりは過酷であった。  
- 従業員はまず指定された道路を車で進み、ガード小屋を通過しなければならなかった。その後、さらに数マイル進んでからセキュリティゲートに到達する必要があった。  
- セキュリティゲートでは5分から30分のセキュリティチェックを受け、その後さらに10分から15分かけて従業員駐車場に到着する。この間、彼らは賃金を支払われなかった。  

さらに、労働者は団体交渉協定により30分間の無給食事休憩が与えられていたが、カリフォルニア州特有の他の食事休憩要件からは免除されていた。この休憩時間中、従業員は作業現場を離れることが許されず、指定された休憩エリアに留まる必要があった。