ちょこっとずつ…。

鬼谷谷主の顔を見せつつある老温…。

 

だがしかし。

第二十章では、彼の姿が見つけられない

Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

 

タイトルが「紅衣」だからと言ったって――

紅衣じゃないのよ、老温は鉛筆セキセイインコ青

はっは~んカラオケ

好きだと言ってるじゃないの

ほっほ~カラオケ

←大丈夫か、私!

 

今回は、あいつと彼とあの人が出演ランニングダッシュ

←誰だよ ってな

 

 天は天下の英雄が洞庭に集まったからといって、いい顔をしてくれるわけではなかった。この日は曇り空で、まるで雨が空中に押し込められ、いつでも降り出しそうな感じがする。湿気が立ち込めて人の顔に当たると、微かにひんやりとした感触があり、落ち葉が薄く散らばっていた。

 

priest『天涯客』第20章「紅衣」より翻訳引用

 

英雄大会の場を整えたにもかかわらず、高崇は慈睦大師に首席を譲り、自らは次席についている。

…長明山の古僧の代理だと思われている葉白衣の姿は、どこにあるのか記述がない。

この場にいないのだろうか。

記憶もない

Ω\ζ°)チーン

真面目にやれってか

 

そんな高崇の姿を見て、周子舒の傍らにいる少年がため息をつく。

――いつの日か、自分も彼のようになりたいと。

それを聞いて、思いにふける周子舒。

決して、肯定的にとらえてはいない。

 

 他に比べるものがないくらい素晴らしいからと言って、それがどうしたというのだろう。

 

priest『天涯客』第20章「紅衣」より翻訳引用

 

  過去を振り返る周子舒…

  • 周子舒の師匠は早逝した

←「四季荘」とは出てくるけれど、師匠の名前は出てこない

  • 統率できるものがいなくなって、物事がうまく運ばなくなり、まだたった十五歳だった彼の肩に重責が担わされた

思いっきり『七爺』エピソード登場、とか。

  • 今の皇帝(赫連翊)が十五歳の時はまだ、自分の力を隠して時機を待っていた
  • 南寧王(景北淵/七爺)が十五歳の時はまだ、花街で酒色に耽り、自分が馬鹿なことをしているとわかっていても、気づかない振りをしていた
  • 南彊の大巫(烏渓)が十五歳の時は、異国の地で人質として置かれ、どうすることもできない子供だった

要するに…。

周子舒が一番先に、大人にならざるを得なかったということね。

…精神的にね

( ̄∇ ̄;)ハッハッハ

体がじゃないよ

←こらっ!

 

『天涯客』を初めて読んだときはまだ、『七爺』を読んでいなかったのでなんとも思わなかったけれど…

 

そんな時代もあったよね

o(TヘTo)

ところで、『七爺』語りって必要?

 

弱冠十五歳の少年の肩にはやはり、荘主としての任は重すぎたのだろう…。

 そのため梁九霄はすぐに、彼の唯一の慰めとなり、互いに頼り合って生きるようになった。

 しかし、その心に負った深い傷はいつから始まったのだろうか。

 おそらくあの年、梁九霄が初めて都に行った時、あの腐敗した汚い争い、あの激化した皇位争い、兄弟や仲間が互いに殺し合い、あの崇拝していた大師兄が自ら犯した罪や悪行、濡れ衣の着せ合い、責任の擦り付け、さらには忠実で善良な人々の殺害を目の当たりにした時だろう――――

 

priest『天涯客』第20章「紅衣」より翻訳引用

画像引用元:©Youku Information Technology (Beijing) Co.,Ltd.

張成嶺に梁九霄の面影をしっかり重ねてしまい、暗すぎる阿絮…。

茶化したくはないのだが、老温が傍にいないとこれだから困る

(ΦωΦ)フフフ…

不过温客行不在…

 

もしも老温が今、阿絮が思いを馳せている人物が「男」だと知ったなら…。

英雄たちの面前で、やきもちからくる行為に及ぶに違いない。

 

【行為】

ある意志をもってするおこない

目的観念を伴う動機があり、思慮・選択によって意識的に行われる行動

いきなりどうしたってか。

なんか「行為」という言葉に、なんともいえない「匂わせ」を感じたもので(笑)

 

そんな周子舒になど構うことはなく――

意気揚々と各派の英雄たちの前で、鬼谷を糾弾してみせる高崇。

 

しかし周子舒は、自分の世界に入り込んでいたりする。

長い年月が経っても忘れられない、梁九霄が周子舒を問い詰めた言葉。

「あなた方はまた何のためにこんなことを? 権勢? 皇位? 栄華や富貴?」
「あなたはこのままでは、いい結果にはならない。目を覚まして!」
「師兄、人を殺したなら、命で償うべきだ……」

 

priest『天涯客』第20章「紅衣」より翻訳引用

画像引用元:©Youku Information Technology (Beijing) Co.,Ltd.

当時は…。

七爺も周子舒も「必要」で「仕方がない」こととして、行動したんだよ…。

 ――周子舒は自嘲気味に微笑み、思った。
(九霄、本当に私たちは皆、間違っていた)

 

priest『天涯客』第20章「紅衣」より翻訳引用

 

 

  その時、現れたのは「あいつ」だ!

  • 鋭くとがったような声
  • まるで子供のように声の調子が風変わりで、微かにしわがれている
君の名は――

画像引用元:©Youku Information Technology (Beijing) Co.,Ltd.

封暁峰

豪華、撮りおろし(笑)

要らないってか

 彼の言葉だけが聞こえる。
「高大侠、わずかな手がかりだけで、これらの流血事件を鬼谷の仕業と決めつけるのは、無理があるだろう」

 

priest『天涯客』第20章「紅衣」より翻訳引用

  • 身長が三尺にも満たない、小人登場
  • 彼は、小山を彷彿とさせる大男の肩に乗っている

その大男――高山奴と言えば…

  • 男性の中でも背が高い方の周子舒でさえも、仰ぎ見る必要があるほど大きい
  • 髭がぼさぼさと絡まり、外面には銅の鈴のような一対の目だけがのぞいている
  • かなり慎重に小人を乗せ、落ちないように優しく足首を握っている

まさかの隠れCP鉛筆セキセイインコ青

 

『山河令』では英雄大会の時に呆気なく葬られた彼らは、『天涯客』では要らないガッツを見せる。

画像引用元:©Youku Information Technology (Beijing) Co.,Ltd.

BとL作品中の「ぶろまんす」風景、ここにあり。

 

『山河令』中ではただただおかしなヤツだった封暁峰。

…『天涯客』中でも、ただただおかしなヤツだ。

  • 善悪両面を持ち、自分の好き嫌いで物事を行う
  • 原則も何もなく、非常に偏執的
  • 心が冷酷
  • 手が早くて、気分屋

←ここで言う「手が早い」は喧嘩っ早いということだろう

…。

……。

…え?

 一生涯寄り添い合い、関係が密接な高山奴を除いて、誰の言うことも聞かない。要するに、刺々しい人物だった。

 

priest『天涯客』第20章「紅衣」より翻訳引用

そっち方面に「手が早い」のか?
いや、違うだろう。

こいつ…。

意外とまともなことを言うんだ。

聞いてくれ。

「高大侠の話は、全く筋が通らない。なんといっても鬼谷は『悪事を重ねている』。だが青竹嶺の悪鬼衆が悪事を働くのは当然だ。もしそうでなければ、人間としてまともに生きることを放棄して、鬼になることはなかっただろう。失礼ながら言わせてもらえば、青竹嶺の鬼谷は密かにもう何年も存在しており、鬼谷にも規則がある。入ったら出られない。来たら帰れない。悪鬼たちは人の世で事件を起こしたこともないのに、何故今になって、災いをもたらすというのか?」

 

priest『天涯客』第20章「紅衣」より翻訳引用

まともすぎて、びっくりする。

 

高崇と封暁峰の陰険漫才の内容は、ちょっとスルーすることとして――

 

実はこの章、老温が出てこないくせに長いんだ(笑)

もはやどうでもいい(←おい!)高崇と封暁峰の対話など、怠すぎる

( ̄∇ ̄;)ハッハッハ

 

とにもかくにも、封暁峰の口の聞き様に、噂が本当であることを知る周子舒。

封暁峰は大悪党というわけではなく、ただ人に好かれないだけの、いけすかない狂犬なのだ。

彼は…。

誰かが直接「ちび」と言っただけで、その人の舌を切る。

(失礼極まりない呼び方をする方もする方だがな。しかし舌を切るのはやりすぎだろう)

そして…。

誰かが正しいことを言えば、「偽善」だと難癖をつける、扱いにくい人だ。

 

「高崇、お前はどうしてとぼけた振りをしているんだ? 穆雲歌と于天傑がどうなったのか私は知らないが、でもお前は、張玉森と泰山掌門の件が、琉璃甲とは関係ないとあえて言うのか?」

 

priest『天涯客』第20章「紅衣」より翻訳引用

この言葉が出た途端、どよめく観衆。

周子舒の目には、高崇と慈睦大師が重い表情で視線を交わしたように見えた。

 

おう…。

古僧の弟子、ちゃんとここにいた(笑)

――逆に伝説の古僧の弟子だというあの若者はまるで動じず、冷静に高崇の前に座り、まだうつむいたままで何を考えているのかはわからないが、世間のことには関心がない偉大な仙人のようであった。

 

priest『天涯客』第20章「紅衣」より翻訳引用

ちなみに…。

張成嶺と趙敬はその反対側に座っている模様。

 

いたんだな鉛筆セキセイインコ青

いや、そりゃいるだろう。

英雄大会だぞ。

ドラマと違って小説って時々、発言がないと存在を忘れてしまう件。

 

封暁峰の口から父「張玉森」の名が出て、自分のふがいなさに落ち込む張成嶺。

役に立たない、可哀そうな看板。

そこで「あの日荒廟で出会った男」のことを思い出す…。

皆が彼に仇を討てと鼓舞する――

 しかし誰も彼の肩を抱きしめて、優しい声で「大丈夫、君は寝ていていいよ。悪い夢を見たら起こすから」と言ってはくれなかった。
 

priest『天涯客』第20章「紅衣」より翻訳引用

阿絮の優しさには「ぐっ」とくるけど…。

ヘタレな張成嶺にはちょっと「いらっ」とする。

でも仕方がない。

よくよく考えたら、彼はまだ十四歳だったあせる

 

 

  もたらされた手紙――

封暁峰のおかげで混乱している中――

張成嶺の手の甲に小さな紙の塊がぶつけられる。

 そこにはただ、小さな字が一行だけ書かれていた。

『真相が知りたければ、私についてこい』

 

 

priest『天涯客』第20章「紅衣」より翻訳引用

『山河令』では手を洗う桶のとこに「絮」さんからの手紙が挟まっていたわよね。


画像引用元:©Youku Information Technology (Beijing) Co.,Ltd.
「恋文」みたいなヤツよ。

群衆の中に暗い色の衣を着た男を見る張成嶺。

そいつは口の端になんとも言いようのない悪意のある嘲笑を浮かべている。

軽蔑と悪意――
なにせ、ヘタレなんで、すんませんとか。

衝動的に、その男を追いかける張成嶺。

 

混乱の中、趙敬にすら気づかれないように。

 

 誰も彼に気づいていなかった。周子舒を除いては。
 周子舒はずっと心の半分を張成嶺に向けていた。彼の眼力はとてもよく、誰かが張成嶺に紙片を弾いたのを見て、すぐに警戒した。小者が身の程知らずに一人で行ってしまったのを見て、今はもう、これらの大侠たちの戯言を聞くのも面倒になり、眉を顰めながら、こっそりと後を追いかけた。

 

priest『天涯客』第20章「紅衣」より翻訳引用

 

わざと張成嶺を引き寄せるように進む男。

張成嶺が彼を見失うと、小石がどこからともなく当てられ、再び男が姿を現す。

大方の予想を裏切らず――

人気のない場所におびきよせられ、目立たない暗い衣の男たちに囲まれる張成嶺。

…数人いると思われるが、何人かは書かれていない。

 

「隠れて顔を出さない兄さんよ、なぜこんな小者のために、わざわざ大騒ぎする必要があるんだ?」
 言い終わるやいなや、深紅の衣の男が出てきた。彼の顔には血のように赤い手のひら型の痣があり、その顔立ちは醜悪で恐ろしいものに見えた。

 

priest『天涯客』第20章「紅衣」より翻訳引用

その紅衣の男に首をつかまれる張成嶺。

その指は死人のように冷たく、僵屍のようにも感じられた。

男が張成嶺に尋ねる――

  • あの夜、張家荘で、指が一本ない男を見かけなかったか?
首を横に振る張成嶺に再度、尋ねる――
  • 「見た」のか、「見ていない」のか、よく考えろと

 

 張成嶺は自分の胸が潰されそうになって爆発するような痛みを感じた。そして、彼は気づいた。男が彼に「見た」と言わせたがっていることに。しかし肝心な時に、若旦那的な強情な気性が癇癪を起こし、口を開くと、口いっぱいの唾液を紅衣の男に吐きかけた。その瞬間、彼の首に巻き付いていた指が突然、鉗子のように変わった。張成嶺はもはや、抵抗する力もなくなった。

 

priest『天涯客』第20章「紅衣」より翻訳引用

画像引用元:©Youku Information Technology (Beijing) Co.,Ltd.

こういう時だけ強気なのおばけあせる
若旦那というより、バカ旦那←こらっ
 

ずっと張成嶺の首を絞め続けてはいるけれど…。

意外と忍耐強い紅衣の男とか。

しつこいくらい、同じ質問を繰り返す。

 

 不意に、男からくぐもった呻き声が聞こえ、首に回していた指が突然緩み、張成嶺の胸が空気で満たされた。彼はよろめいて後ろに数歩下がり、どさっと地面に座り込むと、激しく咳き込んだ。
 紅衣の男は数歩下がり、手首を折られそうになった一粒の小さな石を見つめた。
「誰だ?」

 

priest『天涯客』第20章「紅衣」より翻訳引用

問われて名乗るもおこがましいが…とはいかず。

誰かは皆、わかっていても、その姿は次章でなければ拝めない

(。-人-。)