タイトルからしてふざけてる今日…。

 

まだ受験の疲れが抜けてない…かもしれない笑い泣きあせる

 

(ここが、蓮花塢…。)

 埠頭で船を降りた藍忘機は、賑やかに沸く波止場の様子に目を細めた。

 同じ水辺の街、彩衣鎮とはまた違った風景。ゆったりとした空気が流れる彩衣鎮とは対照的に、ここは活気に溢れている。

 やはり姑蘇とは食べ物からして全く違うようだ。立ち並ぶ屋台をそれとはわからぬように観察しながら、藍忘機はゆっくりと歩を進めた。

 彼が言っていた、「西瓜の皮の炒めもの」はあるのだろうか……。

 そして、「茎のついた蓮の花托」は……。

 

『魔道祖師』いきなり始まる二次創作のページより

 

 

原作『魔道祖師』の番外編「蓮蓬」にて…。

 

魏嬰に教えてもらった「茎つきの蓮の花托」を求めて、小旅行に出かける藍湛。

実際は、門限があったり、次の日に座学があるからと日帰りしなければいけないので無理なのだけれど…。

 

もしも、「蓮の花托」を求めに来たのが雲夢だったら…と考えてしまった。

ほら…。だって、本家本元だし。

 

実際は『陳情令』の前塵では、藍湛が蓮花塢を訪れることはなかったと記憶しているのだけれど…。(原作はもちろんある。じゃないと芍薬の花がもらえない)

 

アニメ『魔道祖師』の設定では、藍湛は一度だけ、蓮花塢を訪れていたりする。

 

金丹を失った江澄を見送った夷陵の山で…。

画像引用元:©Shenzhen Tencent Computer Systems Co.,Ltd.

温晁に捕えられた際に、「江氏の清心鈴」を落とした魏嬰。

 

行方不明になった魏嬰を捜していた藍湛が、その清心鈴を拾っていて…。

 

 

無事に魏嬰が戻ってきた後、それを届けに蓮花塢へ。

…でも、江厭離から新しい清心鈴を受け取る魏嬰を見て、会うこともせずに帰っちゃうショボーン

原作で言ったら、あの楼閣で芍薬の花を受け取る場面辺りかと思われる。

 

…ああ…。そう考えるとアニメでは、芍薬の代わりに清心鈴か。

でも…。

完結編では、しっかりと芍薬の花の栞が登場したりする。思えばあれは、いったいどこで手にいれたものなのか…。アニメはそれほど詳しくないので紐解けない。

何故に、こんな外で受け渡ししとるのか…というツッコミはさておき…。

 

蓮花塢襲撃の後の話なので、どうしてもアニメ本編は暗~い感じ…。

 

ここは、一度…。

『魔道祖師Q』での蓮花塢訪問の様子を見て立ち直ろう爆  笑ラブラブ

風の噂に聞く、魏嬰の行き先(笑) 

藍湛いったい、何しに来た爆  笑? 魏嬰に会いに来ただけか?

その魏嬰は、潭州にて蒔花女と戯れておりました。

可哀想なのは、忘れ去られた聶懐桑よねあせる 

蒔花女への生贄として置いていったみたいじゃないか。

まさか藍湛…。

 

嫉妬心から、あえて懐桑を置き去りに!?

…んなわけ…あるか…とも言い切れない、何かを感じる(笑)

 

気を取り直したところで…。

番外編・「蓮蓬」の前半部分は、雲夢での魏嬰と江澄の物語なのだけれど…。

 

「黙れ! 俺はいつか絶対あいつをここへひきずってくる。そして舟から蹴落として、騙して花托を盗ませてジジィに竹竿で叩かせてやって、あいつに俺の後ろを追わせて走らせてやるんだからな、ハハハハッ……」

 

『魔道祖師』番外集99ページより引用

 

ひきずられずともやって来て…。

蹴落とされずとも、二人で舟から落ち…。

二人で蓮花湖へ来た時には、切なくもすでにジジィの姿はなく…。

気がつけば、ずっと自分を待っていてくれた藍湛の腕に自ら飛び込む…。

 

…ふっ。

 

結局、藍湛の独り勝ちニヤリキラキラ

 

 

「はははっ。わははっ」

 聞き覚えのある笑い声がして、視線を移すと、前方を駆け抜けていく魏無羨の姿が見えた。彼はこちらに注意を向けることはなく、楽しそうに駆け抜けていく。

 声をかけ、引き留めるようなことをする藍忘機ではない。隠れる必要もないのに、魏無羨の目にとまらぬよう、屋台寄りに素早くその身を移していた。

(彼に会いに来たわけではない。私は……確かめに来たのだ。「茎のついた蓮の花托」というものが、本当に美味なのかどうかを)

 自分に言い聞かせるように、藍忘機は風が過ぎるのを待っていた。

「待て! 魏無羨!」

「待ってくださ~い!師兄~!」

 江晩吟が彼を追いかけ、更にその後を、江氏の校服を来た少年たちが、よろよろになりながら走っていく。雲深不知処ではありえない大騒ぎの光景だ。

(いったい彼らは何をしているんだ?)

 いい年をして鬼ごっこでもあるまいに。

「……くだらない……」

 思わずつぶやいてみたものの、藍忘機は踵を返すこともなく、ただ彼らの様子を眺めていた。楽しそうに遠ざかっていく、自分と同年代の少年たちの姿を……。

 

 

「藍湛……。どうした? 何か考え事か?」

 夜も更けた二人きりの雲夢の宿屋の一室で、琴を奏でていた自分の手がいつの間にか止まっていたことに、藍忘機は言われてやっと気がついた。

「……魏嬰……」

「何?」

「……あの頃、君は本当に楽しそうだった……」

 自分にはない何かを持った少年。腹が立つほど憎らしいのに、いつの間にか姿を目で追いかけていたあの頃……。

「あの頃……? 今も楽しいけど?」

「……私と一緒でも?」

「お前と一緒だから、『特別』だろ。何だよ……藍二兄ちゃん。お前は俺と一緒じゃ楽しくないって言うのか? 遊び足りないって言うなら……」

 続く言葉を唇で閉じ込められて、魏無羨は両手をゆっくりと藍忘機の背中へと這わせた。

 

『魔道祖師』続きはあなたの心の中で…のページより

 

…うん。

始まりがふざけてると結局、たどり着くのは妄想の世界笑い泣きあせる

 

本当は、「茎付きの蓮の花托」の件について、魏嬰に確認したいことがあった藍湛…という設定で開始したはずなのに…。

二人が遊び始めたら、もうどうでもよくなった(笑)