毎日、絶望しか無い。けど、絶望も生きてる証拠だ。死んだら、絶望すら消滅する。《坂爪圭吾祭全貌1》

沖縄の離島　久米島から、

心はいつでもシャスタから、こんにちは　

月丘　和果

つきおか　のどか　です。

初めて那覇で坂爪圭吾さんとお会いしてから、
やっと、１ヶ月を経過しました

盛り上がった”坂爪圭吾祭り”
いつまでも、坂爪さんに依存してちゃいけない

多分、私は、毎日、

坂爪さんに生き霊という名の

天使ちゃんを送っていると思うので、

そろそろ、解放してあげよう

坂爪圭吾祭り終焉の儀式を
４月２７日（火）の満月に、

久米島の思い出の場所で

執り行うことにした

来たい人、います？

この日の月は、一ヶ月前、
坂爪さんとの久米島リトリートをやった時と

同じ天秤座から移動して、
さそり座に入る

さそり座は、坂爪さんの月星座。
カリスマ、隠れたものを意味する。

因縁も執着も、カルマも
燃やしちまって昇華しよう

そして、身軽になって、再出発だ
もっと幸せになってやるー

終焉の儀式までのあと４日。
後夜祭のエピローグは、全部を公開して、〆ようと思う

生命をかけて、
最後を踊り尽くす

面白いな！と思ったら、
「イイネ！」押してもらえたりすると、励みになります

４月７日（水）　１７時　兼城港フェリーターミナル

この日がお誕生日の坂爪圭吾さんは、
お誕生日をお祝いしたいという

私のリクエストのもと、
久米島の地に再び、降り立った。

前回、久米島を去る坂爪圭吾さんを
涙で見送った日から、わずかの一週間後のことである

「港で、ギターでもかき鳴らして
　ごゆるりとお待ちくだされ…。」

私は、１７時の定時までお仕事だったもんで、
３０分ほど、港でお待ちいただいた。

坂爪さんは、大きなギターと荷物を引いたまま、
港周辺を徘徊し、

ひとり、「ウエルカム桑の実」をしてました！

と、ご満悦の様子だった。

夕日が好きな坂爪さんに、
お誕生日の夕日を見てもらおうと思い、久米島で一番の高い山”宇江城城跡”へ。

３６０度が海の景色は、素晴らしい。
久米島の空は、素晴らしい。

島に住んではいるものの、

ひとりでわざわざ此処まで来る事は、

滅多にないので、一緒に時間を

過ごしてくれる人がいるのは、ありがたい。

ひとしきり、写真を撮ると、
坂爪さんは、かなり寒そうな様子。

今日は、暑かったし、汗ばんだりもしたし、
私は全然寒くないのだけど、標高が変わると、急に寒くなるのかな？

日が沈み切る前に、早々に、
山を降りて、

お誕生日ディナーを予約している
１日１件のみの貸切レストランへ向かう。

７時に予約していたから、
丁度良かった。

レストランと言っても、
個人宅のお庭でのお食事。

アーシングと言って、
お庭で裸足でお食事をするのがこのお家の売りのようだ。

グルクンという沖縄のポピュラーなお魚の唐揚げを
お味噌汁に入れて食べると聞き、

一度、食べてみたかったから、
予約してみたのだ。

が、

レストランのお庭に着くと、
坂爪さんの顔色が曇った。

「だ…大丈夫かな？」

寒そうだったので、
イスに断熱用にレジャーシートを敷き、

膝掛けをありったけ、
肩にかけた。

重々しい雰囲気の中、
お庭での沖縄家庭料理のコースが始まった。

これ、コースでなくても、
定食風に一度に出て来た方が食べやすいような？？？

「あの。。。無理に、とは言わないんですけど、
　音楽、止めてもらえたら、いいかな…」

ああ。私もそう思います。
なんで、ハワイアンなのかな…って思ってた！

早速、お店の方に言って
ハワイアン音楽を止めてもらう。

「自然の音だけの方がいいよね。」

「そうですね。虫の音も聞こえるし。
　この方が良いですよね。」

「あの。。。やって欲しいってワケじゃないんですけど、
　後ろの電気の灯りが強過ぎて、お皿の料理が見えないんだよね…」

「あ、そうですね！ごめんなさい。
　電気、消してもらいましょうね。ランタンとか、あったら良かったですね！」

「だから、違うんだって！
　やって欲しいってワケじゃなくて、
　そうなんだねって話をしたいだけなんだよ。」

「　

えっ？？？？？

　でも、すぐ直せることだったら、すぐ修正した方が、心地良いし、
　私は坂爪さんに心地良く過ごしてもらいたいんですよ。」

話が噛み合ない
私は、益々、この重い雰囲気に焦った

そして、会話はなくなった…

あーあ。

せっかくのお誕生日のディナーを
用意したけど、楽しんでもらえてないみたいだ

このちょっとズレたおもてなしに、
不機嫌になる気持ちもわかる。。。

青山や表参道だったら、
洗練されたオシャレなおもてなしが出来たのかもしれないのだけど。。。

ここは、ちょっとズレた田舎のおもてなし。
これが久米島の実態。ううう。。。

しかし、ここで私まで
不機嫌になってしまっては、全てが台無し

私だけは、今、ここで、
自分の目の前の瞬間を楽しもう。

感謝の気持ちでいよう

お魚の煮付けは旬で、美味しいし。
このお魚の美味しさを十分味わおう。

涙をこらえながら、
お魚をついばんだ。

「あらー。綺麗に食べてくれたのね。」

坂爪さんのお魚の食べ方が綺麗だと
お店の方も喜んでくれた。

私のお目当ての
グルクンの唐揚げのお味噌汁は、

今日は、特別お祝いメニューということで、
出て来なかった。。。

特別でなくって、
良かったのに…

チーン

こんなにデカいお魚ではないです！イメージで…

そして、更に、
間の悪い事件が。。。！

三線奏者のおじさんが、
「やあ。やあ。こんばんわ。」とやってきた。

「今日、お誕生日だと聞いたから、
　お祝いに呼んだのよ。」

お店の方が気を使って、
呼んで下さったらしい。

なぜ？
私に相談もせずに…

お気持ちは、
嬉しいのですけれど。

たぶん、坂爪さんは、
この雰囲気では、喜ばないと思う…

カンベンしてくれーーー

勝手知ったる場所よろしく、
自分でイスを持ってきて、

席に座る三線奏者のおじさんを
冷たくあしらう訳にもいかずに、世間話をする。

ほんの数回、お会いした事があるが、
私の尊敬する島のおじさんなので、

私は、おじさんの三線聞いて、
島のお話も、聞きたいんですよ！

でも、でも、でも。

今日、この時、この場は、
マズい…のです。

ひとことも口をきかない
坂爪さんの重々しい雰囲気を察して、

お店の奥さんが
こっそり聞いて下さった。

「２人きりの方が良かったかしら？

　いつも、観光客の方だったら、最後に一緒に
　カチャーシーを踊って喜んで下さるのだけど…。」

うおおお。
よくぞ聞いて下さいました

このお気遣い、
九死に一生を得ました！

「どうも、彼、寒くてしょうがないみたいで。

　今日、東京から着いたばかりで、疲れているみたいだし、
　体調もよくなさそうなんで、今日は、もう帰ります。」

「あら。寒かったの？
　気がつかなくって、ごめんなさい。」

「きっと、お風呂に入って温まったら、
　機嫌も直ると思うので。

　サプライズのケーキも
　持って帰ります。」

事前にケーキ屋さんで引き取ってきて、
預かってもらっていたケーキを持ち帰ることにした。

ケーキを出して、切って、食べるまで、
ここでひっぱる訳にはいかない

お店の方が、
三線演奏をキャンセルして下さった。

「なんくるないさー。
　こういうこともあるよー。」

三線奏者のおじさんは、快く言ってくれて、
お店の旦那さんと島言葉で、世間話をはじめた。

坂爪さん、
せっかくのお誕生日ディナー、
喜んでもらえなくって、ごめんなさい。。。

私は、グルクンの唐揚げのお味噌汁が、
食べてみたかった…

最後に、お庭の電気を全部消して、
眺めた満点の星空は素晴らしかった

この星空を眺めていたら、
帰るのが名残惜しくなった。

続く…