前編:伝説のヴィーナス☆瀬織津姫(セオリツヒメ) | ヴィーナス(魅力)の誕生

ヴィーナス(魅力)の誕生

星と色の研究家が、人生の神秘を解読します。

 
●目次●
 ●伝説のヴィーナス☆瀬織津姫(セオリツヒメ)


★1:イントロダクション
★2:日本神話☆封印された女神の復活?
★3:アマテラスは男性神で、その妻が瀬織津姫?
★4:ファーストレディも注目の瀬織津姫?
★5:アストロロジー(占星学)等から見る、瀬織津姫復活
★6:「瀬織津姫(セオリツヒメ)」関連の書籍、ドキュメンタリー紹介


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●伝説のヴィーナス☆瀬織津姫(セオリツヒメ)

★1:イントロダクション


皆様、日本神話に出てくる神様で、「瀬織津姫」という名の 女神さんはご存知ですか?

ちなみに私は、昨年まで、まったく知りませんでした。 

 

それもそのはず? 記紀(古事記・日本書紀)には、登場しない女神です。 正しくは、登場こそしてはいますが、ミズハノメという名前で、しかも 読みにくい当て字の漢字のような表記での登場です。

記紀に登場しない理由として、おそらく意図的に封印された 説が定説になっているそうです。

しかし日本各地の神社(岩手県の桜松神社、東京の人見稲荷神社、 愛媛県の大山神社ほか多数)や伊勢神宮の内宮でも祀られている 伝説の女神さんです。

 



では、なぜ封印されたのか?
そしてそれがなぜ今、(人々の注目を集め始めているという意味で) 復活しようとしているのか?

★それはまさに、人類の集合無意識の変化、時代の変化を象徴しているようなヒストリー。


今回は、そんな時代の変化の話として、 伝説のヴィーナス☆瀬織津姫のお話を綴ってみたいと思います。

 



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★2:日本神話☆封印された女神の復活?

この瀬織津姫のお名前をよく聴くようになったのは2012年のことでした。 

 

いつも私に、歴史文化・学術的なお話から先見的な情報まで沢山お導きくださっているメンター夫婦みおさん&ゆきさんでした。

★みおさん&ゆきさんの経営される北軽井沢ペンション ドームパラダイス 

みおさんは昨今とくに日本神話に造詣が深く、とても勉強になるメールのやりとりをさせて頂いておりました。

★そこで「瀬織津姫(セオリツヒメ)」という、女神の名前が出てきたのです。

 

 

記紀には登場しない、けれど日本神話においてとても影響力の深い女神さんという印象でした。

自分でも情報を集めてみようと思い、お世話になっている企業(某、堅い業界の中堅会社)にお仕事に行った際、社内で歴史博学と評判のN氏に、「瀬織津姫ってご存知ですか?渡来人系の神様ではなく、縄文系みたいです。」と聴いてみました。

するとN氏の横にいらした研修生Wさんがびっくりして「なぜ、瀬織津姫のことを知っているんですか!封印された女神様の・・・」と驚かれたので、

 

私も「Wさんこそ、なぜ・・・!!しかも、封印て・・・(Wさん、歴女さん?)」と言ったら、下記のお話をお教えくださいました。

●Wさんは愛媛県今治市の伯方島の出身でそこは瀬織津姫を祀っている古くからの神社がある。

 

しかし渡来人系の神様の大きな神社ができてから、“(渡来人系の)神が来てこの地に神社を建てようとした際に蛇がいた”という話が捏造された。

 

その蛇とは瀬織津姫のこと。彼らは蛇というシンボルを使って瀬織津姫を醜いものに貶めた。↑これは、Wさんがお祖母様から聞いたお話とのこと。

●Wさんの家に縁のある瀬織津姫の神社は龍に関係する神社。龍や月に縁のある神社は瀬織津姫に関係ある。

●愛媛は、「可愛い姫」という語源があり、その「可愛い姫」とは瀬織津姫のこと。

●今、四国からたくさんの縄文遺跡が見つかっている。縄文回帰は、古事記や日本書記から消された瀬織津姫のことをよみがえらせたいという流れなのではないか。

神話では淡路がはじまりの地といわれているが、次に伊予という地名も出てくるから、愛媛も大事。

・・・というお話をしてくださいました。

思いのほかWさんからお話を聴いた後、「知っている人は、知っている女神さんなのだなあ~」と思い、その後はしばらくの間、忘れていました。




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★3:アマテラスは男性神で、その妻が瀬織津姫?

そして昨年、みおさんのご友人で、縄文関連や神社などのドキュメンタリー映像を製作されていらっしゃる山科監督が、

 

「皆神山の謎」シリーズ:第7章「瀬織津姫物語」を完成され、ご自身のサイトで公開されていらっしゃると伺いました。

55分弱の映像だったので、年末にゆっくりと拝見しようと思っていた矢先、出かけた忘年女子会で、
また「瀬織津姫」の名前を聞くことになりました。

 



神社参拝の文化教養にお詳しい13の月の暦ナビゲーター亜依さんと、ご実家がお寺で、高野山でご修行された経験もお持ちの大和撫子かおりさん。

3人で忘年会をした際に、亜依さんから★2013年の(シンボル的な)神様は「瀬織津姫」。

 

「瀬織津姫」=縄文的な考え(縄文=1万年もの間争いがなかったといわれる)に戻るヒントにつながっている、という情報のお話が出たのです。

ここでも「瀬織津姫」の話が出たことに興味深く思い、みおさんからの瀬織津姫の歴史のお話をお2人にお話したところ、

ピンとこられたというかおりさんは早速ネットで 
山水 治夫先生(瀬織津姫関連の書籍を最も多く出版されている先生)の瀬織津姫関連のご本をお求めになられて読まれ、

 

その流れで、1月12日、自由が丘で開催された山水先生の瀬織津姫講座:初級編に、3人で伺うことになりました。

 



と、その前に、予習もかねて、 山科監督の「瀬織津姫物語」を拝見しました。

内容はもちろん、山科監督の洞察や推測、メッセージに、とても感激しました。

 

とくに感銘を受けたメッセージは下記のとおりです。

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★アマテラスは、古事記以前には男性神アマテルといわれ、その奥さんが瀬織津姫だった。

 

しかし当時の権力者持統女帝のイメージ作り戦略においてアマテルを女性神にし、(すると当然ながら女性神に奥さんの瀬織津姫がいては矛盾するので)封印した。

★瀬織津姫の復活は
封印された女性性(←いまの時代に必要)をとくもの?権力者側にしてみれば悪神と意味づけされたが民衆からみるとずっと慕われてきた女神。

★日本は、半島からの侵略者がやってきて日本の原住民(アイヌ、縄文など)は融合したといわれる。

 

しかし侵略されたわりには、原住民の言語の膠着語は縄文から続いているものを使っている。

 

山科監督の推測では「侵略者が侵略者でなくなってしまった。つまり1万年以上の平和がつづいた縄文の受容力が侵略者を包み込んでしまったのでは」という考察。

 



・・・そして、瀬織津姫にさらに興味深深となり、その数日後の1月12日に、山水先生の講演を拝聴してきました。

後編へ続く・・・