メタボは”がん”にかかりやすいそうです!痩せよう! | angel_green888☆blog

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 メタボリックシンドロームは、がんのかかりやすさや進行のしやすさと関連していることがわかってきたそうです。

メタボの私としては、痩せないと”がん”になりやすいみたいです!ネット記事(↓)から。

 家で動画配信を見る代わりにジムに通えば、がんのリスクが減り、甘い飲み物の代わりにライムを絞った水を飲むのは、手軽にできるがんの予防策と。

 

メタボは”がん”にかかりやすい!痩せよう!

 

 

こちらの雑誌  から

メタボとがんの関係が次々と判明、食べ物が生むリスクの差とは

肥満、血糖値、コレステロール…改善可能なリスク因子ががん治療や予防の鍵に

 
  血液腫瘍学の研究員として働いていたころ、ウルビ・シャー氏はホジキンリンパ腫と診断された。健康な免疫反応にとって不可欠なリンパ系のがんだ。4カ月にわたる集中的な化学療法によって病気は治ったが、こんな疑問を抱くようになった。がんを治すうえで、食事はどのような役割を果たしたのだろうか。「家族や友人からは、食べていいもの、いけないものについてたくさんの助言をもらいましたが、そのとき私は、医学部の授業では治療に栄養が果たす役割について何も教わらなかったと気づいたのです」とシャー氏は言う。 
 食物繊維の多い植物性食品ががんの発生率や再発のリスクを下げるという証拠に興味を引かれたシャー氏は、栄養、肥満、糖尿病、マイクロバイオーム(微生物叢)といった、改善が可能ながんのリスク因子に焦点を当てることにした。
 米スローン・ケタリング記念がんセンターの助教である氏は現在、がん患者に栄養面の指導をする食事介入の研究に取り組んでいる。 
増加傾向のメタボ
  肥満、糖尿病、高血圧、高コレステロール、高中性脂肪をはじめとする代謝性疾患が、多くのがんの発症と進行にとって重要ではないかと示唆する研究は増え続けている。米国では、ウエストサイズや血糖値など、上記の症状に関わる5項目のうち3つ以上が基準値から外れると「メタボリックシンドローム」と判定される(編注:メタボリックシンドロームの診断基準は日米で異なる)。
  米国ではメタボリックシンドロームの人の割合は数十年前から増加傾向にあり、欧米型の食生活と体を動かさないライフスタイルが大きな要因だと言われている(編注:国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所「健康日本21分析評価事業」によれば、日本でも近年はメタボリックシンドロームの該当者および予備群が増える傾向にある)。
  アルコール、精製された炭水化物(小麦粉、白米、砂糖などの「白い」炭水化物)、脂肪を多く含む食品を取り過ぎたり、ソファに寝転んだりデスクに向かったりして過ごす時間が長いと、炎症反応が引き起こされ、やがてDNAの損傷につながる。そしてDNAが傷つくほど、正常な細胞ががん化する可能性は高くなる。(参考記事:「「超加工食品」の多い食事、うつや認知症の割合が高かった、研究」)
  これまでは、がんは遺伝子の変化が原因で起こる病気だという見方に基づき、特定の遺伝子変異をターゲットとする治療法が開発されてきたと語るのは、米シーダーズ・サイナイがん・ライフスタイル統合研究センター所長のスティーブン・フリードランド氏だ。 「しかし現在では、がんは特有の代謝ニーズを持つ代謝性疾患であり、がんで起こる遺伝子の変化の多くが代謝を調節していることがわかっています」と氏は言う。 。。

 ゲノム配列を解析する技術のおかげで、がんで起こる遺伝子の変化に関する知識が増えた一方で、有効な治療の標的となる遺伝子はさほど見つかっていない。

 がん細胞が示す遺伝子変異は無数にあるため、がんに特化した薬を開発するのは気が遠くなる仕事だ。だが科学者たちは、がんには代謝(細胞がエネルギーを生み出したり使ったりするプロセス)が正常に機能しないという特徴があることがわかっている。つまり、がん細胞の代謝をプログラムし直せば、有望な治療の戦略になる可能性がある。

がんと代謝

代謝の変化はほぼすべてのがんに起こる 

 特定の遺伝子変異に関連するがんはわずか5〜10%であり、どのがんにも関連する変異というものは存在しない。一方、代謝の変化はほぼすべてのがんに起こる。

 中国で4万4000人以上を対象に行われ、2024年3月に医学誌「Cancer」に発表された研究によると、メタボリックシンドロームのスコア(5点満点)が3点を超える最も高いグループは、1点未満の最も低いグループに比べて、調査期間中にあらゆるタイプのがんを発症するリスクが約30%高かった。また、乳がん、子宮内膜がん(子宮体がん)、腎臓がん、大腸がん、肝臓がんのリスクは、スコアが最も低いグループと比べて2〜4倍高かった。

 肥満は、健康な組織を傷つける炎症を引き起こし、少なくとも13種類のがんと関連している。たとえば、肥満の女性の場合、代謝的に健康で標準体重の女性と比べて、子宮内膜がんのリスクが3倍、腎臓がんのリスクが2.5倍高いことが研究でわかっている。

過剰な体脂肪、特に腹部の脂肪は、いずれも特定のがんと関連する炎症、血糖値、インスリン様成長因子1(IGF-1)の生産を増やします」とフリードランド氏は言う。「がんの種類によってメカニズムは異なるにせよ、代謝の機能不全という点は共通しています」

 しかし、がんと代謝は、食べ物や体重だけが関わる問題ではない。研究からは、メタボリックシンドロームの症状がある人は、標準的な体重であってもがんの発症リスクが高いことがわかっている。たとえば、ライフスタイルによっても、インスリン(血糖値を下げるホルモン)に対する体の反応や、食べ物をどれだけ効率よくエネルギーに変換できるかは変わってくる。

 また、ストレスや睡眠障害、運動不足、孤独感などが、体重やBMI(体格指数)に関係なく、あらゆる種類のがんと関連していることを示す研究は数多く存在する。

ブドウ糖とがん細胞

糖分の摂取量をゼロにすれば、がん細胞を飢餓状態にできるのか

 がんは代謝性疾患であるという説の起源は、1920年代、ドイツの科学者オットー・ワールブルクが、がん細胞には代謝的に奇妙な点があると提唱したことにさかのぼる。がん細胞は正常な細胞とは異なり、エネルギー源としてもっぱらブドウ糖(グルコース)を利用する傾向があり、脂肪酸やタンパク質といった他の燃料を分解するのに十分な酸素がある場合でも変わらない。

 …

 では、糖分の摂取量をゼロにすれば、がん細胞を飢餓状態にできるのだろうか。  そこまで極端な説を唱える科学者はまだいないものの、いくつかの研究では、砂糖入りの飲料や、砂糖をはじめとする精製炭水化物によるブドウ糖の取り過ぎと、がんのリスクの増加との関連が指摘されている。血糖値を安定させる薬である「メトホルミン」を服用している糖尿病の患者は、服用していない患者に比べてがんにかかりにくいという研究もある。正常な細胞がホルモンの信号に応じて成長を止める一方、がん細胞の代謝異常は、そうした信号システムのじゃまをする。脂肪組織が作る「レプチン」と「アディポネクチン」という2つの重要なホルモンは、バランスが崩れると、正常な細胞をがん細胞に変える役割を果たす可能性がある。アディポネクチンの濃度が低く、レプチンが高い状態は、肥満やメタボリックシンドロームと関連しているとシャー氏は説明する。こうしたバランスの変化は、「インスリン抵抗性と炎症というがんの2大要因を通じて、がんのリスクの増大と関連しています」(参考記事:「「やせ薬」は炎症も抑える、驚きの効果を解明、幅広い応用に光」)

 しかし、遺伝子の変化ががんの異常な代謝を引き起こすのか、それとも逆に、異常な代謝ががんの遺伝子の変化を引き起こすのか、という点はまだはっきりしない。

メタボリックシンドロームによって遺伝子の変化が引き起こされると、がんを発症しやすい状態が作られます」と、米テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの胃腸科医スレシュ・T・チャリ氏は言う。「しかし、がん自体もまた、診断されるまでの数年の間に、おそらくは自分自身の生存のために多くの代謝異常を引き起こします」

 チャリ氏によると、がんと代謝異常の関連性には、治療のヒントが隠されているという。糖尿病などの代謝性疾患や、血中の脂質濃度、炎症の指標となる「C反応性タンパク」などは、見逃されやすいがんを早期に発見する助けとなるかもしれない。また、これら2つのプロセスは密接にからみ合っているため、代謝異常と闘う手立ては、あらゆるタイプのがんを抑えるのにも使える可能性がある。

「しかし、私の経験では、患者はどうすれば病気を防いだり進行を抑えたりできるのかについての情報に飢えています。また、メタボリックシンドロームの監視と管理が、(がんの)予防と治療にとって重要な戦略であることは、強力なデータが示唆しています」

 シャー氏らが行った臨床試験では、甘味を加えた飲料は、多発性骨髄腫のリスクにつながる「MGUS」という異常なタンパク質血症のリスクを40〜60%増やしていた一方、全粒穀物や果物、野菜は、MGUSのリスクを30~50%減らしていた。また、健康的な食生活を送れば、がんにかかっても生存率が上がる可能性があることも、別の研究で示唆されている。

 代謝のリスク要因を改善する方法は無数にあり、少なくともある程度までは、患者は自身の健康を管理できる。何を、いつ、どのくらい食べるかによって違いが生まれるのだと知っておくのは重要だ。家で動画配信を見る代わりにジムに通えばがんのリスクが減り、すでにがんの診断を受けている人でも経過が良くなる可能性がある。また、甘い飲み物の代わりにライムを絞った水を飲むのは、手軽にできるがんの予防策だ。…

 

 

 

では、どんな食べ物がいいかと言うと↓(炎症を抑える食べ物)

ギャラリー:炎症を抑える食べ物とは、病気の進行やがんの治療にも影響 写真6点

 
ナッツ、オリーブ、新鮮な農作物、魚を含む地中海式の食事
 
 
脳の機能をサポートするMINDダイエットの主役は、たくさんの葉物野菜
 
 
 炎症を抑え、心血管疾患やがんなどの病気のリスクを減らす健康的な食事。それらに含まれる重要な成分の効果を示す証拠が、過去数十年で数多く積み上げられてきた。そして今、科学者らが特に力を入れて取り組んでいるのが、腸内にすむ細菌などの微生物のコミュニティー、「微生物叢(そう)」(マイクロバイオーム)の研究だ。腸内の微生物叢は、食品やその成分が炎症反応を引き起こしたり抑えたりするのに関わっており、最終的には病気の進行やがん治療への反応にも影響を与える。研究者らは、腸に焦点を当てることにより、食事を薬のように利用して慢性疾患の予防と治療に役立てようと、新たな知見を生み出している。(参考記事:「腸内“真菌”と病との関係が明らかに、肥満や治療とも、進む研究」)米MDアンダーソンがんセンターの腫瘍外科医でがん研究者のジェニファー・ウォーゴ氏は、食品ごとに含まれる食物繊維の量がまとめられた表を冷蔵庫の扉に貼り、3人の子どもたちが合計50グラムの食物繊維を取れるようにしている。また、クリスマスプレゼントとして周りの人にもよく配っているのだという。「本格的な研究が始まるまでは、私もこうしたことにさほど注意を払っていたわけではありません」と氏は言う。「しかしその後、これはとてつもなく重要なことだと驚かされたのです」

健康的な食事とは

 健康に役立つ基本的な助言として、栄養のあるものを食べなさいと何千年も前から言われてきた。この助言は、特定の食事パターンが健康に長生きすることと関係しているという長年の観察に基づいている。

 現代では、健康的な食生活を目指すうえで、炎症というテーマが注目されている。さまざまな食品や食事法が、病気の発症率を下げたり血中を流れる炎症物質を減らしたりするのに関連していることを示す証拠が、多くの研究によって積み重なっている。

 

そうした研究の多くが、地中海式の食事に焦点を当てている。果物、野菜、魚、全粒穀物を豊富に取り、飽和脂肪酸を減らしてオリーブオイルをよく使い、適度な乳製品を含むというスタイルだ。

 数十年にわたる研究により、地中海式の食事は、心血管疾患や2型糖尿病のほか、メンタルヘルスを含むさまざまな病気のリスク低下に関係していることが示されている。地中海式の食事はうつ病のリスクを33%減少させる可能性があることを示す研究結果があると、オーストラリア、ディーキン大学フード&ムードセンターの栄養精神医学の専門家ウォルフガング・マークス氏は言う。

 地中海式を応用した食事法には、より細かい部分に特化した利点があることも、研究によって示されている。たとえば「DASHダイエット」(高血圧を予防するための食事法)は、地中海式に比べるとアルコールや塩分を減らすよう勧める点などに違いがあり、血圧を下げる助けとなる可能性がある。

「MINDダイエット」(神経変性を遅らせるための地中海式・DASH食事法)は、DASHダイエットと似ているが、オメガ3脂肪酸やビタミンDといった脳の健康に役立つ栄養素に重点を置いた食事法であり、ベリー類や葉物野菜といった植物性食品を豊富に取るよう勧めている。2023年5月に発表された研究では、複数の研究を分析することで、最も厳密にこの食事法に従った人たちは、最も従わなかった人たちと比べて認知症のリスクが17%低かったことを示した。ただし、この関連性に疑問を投げかける最近の臨床試験の結果もある。…