抗老化療法?鍵となる「サーチュイン遺伝子」?NMNは効果ある? | angel_green888☆blog

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興味のある老化阻止の話があったので、書き留めておきます。

サーチュイン長寿遺伝子についてのようです。

大げさな題ほどの内容はないみたいですが…NMNのサプリメントをまた注文してしまった!

 

人はどこまで長寿になれるか「抗老化療法はSFではない」第一人者が語る老化研究の最前線

  Fullscreen button ワシントン大学の今井眞一郎卓越教授

  © BUSINESS INSIDER JAPAN 提供

 

 年齢を重ねるとともに、肌にたるみやしわができたり、記憶する力が弱まったりする「老化」——。 この自然の流れを食い止めることはできないものでしょうか。
 「人為的に老化を遅らせることは、もはやSFでもなんでもありません。今、私たちは老化のメカニズムを解明しつつあります。近いうち、人の老化を遅らせ、健康寿命を延ばすことが実際にできるようになるでしょう」 
  老化研究の第一人者であるアメリカ・ワシントン大学の今井眞一郎卓越教授は明るい口調でこう断言します。 日本では抗老化効果があるとされる「NMN」のサプリメントの販売が加熱。世界でも老化研究を社会実装する取り組みに注目が集まっています。 
 米グーグルは抗老化を目標としたスタートアップのキャリコ(Calico)を設立。Web3を研究現場に活用する「分散型科学(DeSci)」と呼ばれる取り組みの中でも、老化克服や寿命延長を目的としたコミュニティ「Vita DAO」が立ち上がっています。 
 「老化は治療できる病だ」という米ハーバード大学医学大学院教授で老化研究の第一人者でもあるデビット・A・シンクレア著の『ライフスパン LIFE SPAN 老いなき世界』は全米でベストセラーに。日本でも大きな話題になりました。 
 この1月には、今井教授らの研究グループが「老化の司令塔」とも言える神経細胞を発見したことを発表。マウスの寿命を約7%延ばすことに成功し、老化研究におけるブレークスルーとして大きな話題となりました。 
 3月の「サイエンス思考」では、今井教授のガイドのもと、老化・長寿研究のこれまでとこれからをたどっていきます。 
健康な期間を延ばすか、寿命を延ばすか 
 そもそも「老化」とはどういう現象を指すのでしょうか。実は、一見同じように見える「老化」と「加齢」は、科学的に見ると異なる考え方だといいます。 今井教授は 「老化とは、時間の経過に伴う『身体の機能低下』のこと。一方で、加齢は時間の経過とともに起こる『全ての現象』のことです」 と説明します。 たとえば「白髪」は、細胞レベルで色素を作り出す機能が低下したために起こる「加齢」の現象ですが、身体機能が低下しているわけではないため、狭義の「老化」にはあたりません。これに対して、動脈硬化の進行や皮膚のバリア機能、認知機能の低下などは、身体機能が低下する「老化」です。
 今井教授によると、老化研究には二つの道筋があります。一つは「健康でいられる期間(ヘルススパン)」を長くすることを目指す道、つまり老化(身体の機能低下)を抑えるという発想。もう一つは「寿命(ライフスパン)」を延ばすことを目指す道です。 ヘルススパンを長くする研究では、個々の臓器や細胞の老化を抑えることを目指します。ただし、この方法では、たとえ肝臓など特定の臓器の機能低下(老化)を抑えられたとしても、心臓などの別の病気になってしまう可能性は残ります。寿命(ライフスパン)を延ばせるとは限りません。 日本では現在「老化細胞」の研究が盛んです。老化細胞は体内に蓄積されると、炎症を引き起こす物質を放出することで周囲の細胞に悪影響を与え、動脈硬化などの病気のきっかけになることが分かってきました。そこで、老化細胞を取り除くことで、各臓器の健康寿命を延ばそうとする研究も進んでいます。 
  今井教授も「老化細胞が慢性炎症に関わっていることが分かったのは重要な成果です」と強調します。一方で「老化細胞を除去しすぎると、年齢に応じて高まる死亡率がさらに上がってしまう場合もあり、取り除いた方がよい細胞と、そうでない細胞を見極める必要があります」と指摘します。臓器の機能低下を引き起こす細胞を全て取り除いたとしても、寿命(ライフスパン)が延びるとは限らないわけです。 老化研究の二つ目の道筋は、個々の臓器や細胞の老化を抑えるのではなく、身体全体の根源的な老化のメカニズムを知ることで、「寿命(ライフスパン)」を延ばそうとするアプローチです。 
 今井教授は、1987年に慶應義塾大学医学部で老化細胞の研究を始めたことを契機に、40年近く、ヒトの寿命を左右する老化の本質的な原因を知ろうと取り組んできました。世界的に研究が進むなかで近年、「生命の設計図」であるDNAの振る舞いが、老化のメカニズムで重要な役割を果たしていることが分かりつつあるといいます。 
老化の本質は「情報の制御不能状態」 
 老化にもDNAが関係していることが分かってきた。DNAといえば、この図のような二重らせん状の形をしていることがよく知られているが、実は細胞内ではタンパク質にきつく巻き付いた状態になっている。 生命の設計図とも呼ばれるDNAのイメージ図。老化にもDNAが関係していることが分かってきた。DNAといえば、この図のような二重らせん状の形をしていることがよく知られているが、実は細胞内ではタンパク質にきつく巻き付いた状態になっている。
老化の本質的な原因は何か。
 それを探す中で、今井教授はある一つの重要な因子を発見することになります。寿命を制御する因子として、いまでは広く知られるようになった「サーチュイン」と呼ばれる因子でした。 「1998年、私と北野宏明先生(生物学者、現ソニーグループ専務 CTO)は、老化の原因はDNAの遺伝情報をうまく制御できなくなることにあるのではないかという仮説『ヘテロクロマチン・アイランド仮説』を提唱しました。
 時の経過とともに(DNAに保存されている)情報が制御不能になり、本来読み取られてはいけない情報が読み取られてしまうのが『老化の本質』ではないか、と考えたのです」(今井教授) なぜ老化するとDNAの情報の読み取りが「制御不能」になると考えられるのでしょうか。それにはDNAの「構造」が関係しています。 DNAは二重らせん構造をした長い糸のような形をしていることがよく知られています。しかし実は、細胞内では通常DNAは“糸巻き”のような丸いタンパク質の球(ヒストン)にきつく巻き付いています。この状態では、DNA上の遺伝情報を読み取ることはできません。私たちの体内でタンパク質が作られる際には、ヒストンを部分的にほどくことで、DNA上に保存されている遺伝情報を読み取っているのです。 ただ、時の経過とともに、この「きつく巻き付いた構造」がところどころで緩み、細胞が本来の働きができなくなってしまう状態に陥ります。今井教授は、これが細胞と身体が老化する本質的な原因なのではないかと考えました。 今井教授は、不要なDNA情報を読み取らせないようにするために重要な因子があると予想し、その制御因子を見つけて操作することを目指しました。 
 こうして、研究拠点を慶應義塾大学から米国のマサチューセッツ工科大学(MIT)に移した後、2000年に今井教授らが発見したのが、「サーチュイン」でした。 
鍵となる「サーチュイン」
  サーチュインを活性化する物質として「NMN」と呼ばれる成分に注目が集まった。抗老化サプリメントとして、日本をはじめ世界で販売が加熱している。ECサイトで検索すると大量の商品がヒットした。 サーチュインを活性化する物質として「NMN」と呼ばれる成分に注目が集まった。抗老化サプリメントとして、日本をはじめ世界で販売が加熱している。ECサイトで検索すると大量の商品がヒットした。 
 2000年代には、酵母から線虫、ショウジョウバエ、ヒトなどを含む哺乳類まで幅広い生き物で、遺伝情報の制御不能状態を防ぐための鍵となる酵素「サーチュイン」と、それを作るサーチュイン遺伝子が相次いで発見されました。
 サーチュインは現在までに哺乳類で7種類※発見されており、紫外線や化学物質、肥満などの影響で損傷したDNAを修復したり、細胞のエネルギー産生を高めたりして、老化を防いでいることが実験で確かめられています。 
※それぞれ遺伝子は「Sirt1~7」タンパク質は「SIRT1〜7」と表記される。 
 「研究の過程では『サーチュインは老化にとって重要ではない』との意見が上がり、大きな論争が巻き起こったこともありました。
 ただ私たちの研究室が2013年、メジャーなサーチュインである『SIRT1』が脳で多く働くようにしたマウスで、顕著に老化が遅れて寿命が延びたとの論文を発表し、これによってサーチュインの重要性は決定的になりました」(今井教授) その後の研究で、「NMN」(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)という細胞内やアボカドやブロッコリーなどに含まれている物質を摂取することで、サーチュインの活動が高まることも分かってきました。
 日本でも「若返り効果があるのでは」と話題になり、サプリメント販売といったビジネスも加熱することになりました。 さらに、サーチュインはどこでも働くのではなく、「脳の特定の場所」で特に重要な働きをしているということも判明してきました。 
 今井教授らは、マウスの実験で脳の「視床下部」にある特定の領域で、SIRT1を多く働かせると寿命が延びたと報告。
 ほぼ同時期に別の研究チームも「視床下部が老化のコントロールセンターになっている」との論文を発表し、同じ結論となりました。
 
 
 

 

ヒトが150歳まで生きられなくなったのは「恐竜のせい」? 哺乳類は中生代に「短命に進化した」

 

5/8(水) 
 ポルトガルの著名な微生物学者による「哺乳類は恐竜の統治により生殖サイクルの加速を余儀なくされ、長寿の鍵となる遺伝子が排除された」という仮説が注目を集めている。 【画像】ヒトが150歳まで生きられなくなったのは「恐竜のせい」? 哺乳類は中生代に「短命に進化した」 提唱したのは、老化を自然な過程ではなく病気だと考える学者のひとりであるジョアン・ペドロ・デ・マガリャエスだ。彼は学術誌「BioEssays」に掲載された論文のなかで、「ヒトを含む哺乳類は本来、もっと長く生きられる生物だった」と主張している。 もっと長く生きられる生物だったが、恐竜時代を生き抜くために長寿型から繁殖型へと進化した──具体的には、長寿に関連する遺伝子を失ったり不活性化したりするなど、細胞構造を変えた可能性があるという。 彼はこれを「長寿ボトルネック仮説」と呼んでいる。 「恐竜が支配的な捕食者であった1億年以上の間、哺乳類は一般的に小さく、夜行性で、短命だった」 どうせ恐竜に食べられてしまうのなら、長生きしようとしても意味がない。種を存続させるには、それよりも「生殖を優先したほうがはるかに有益である」。こうして、大型種から捕食されるという外的要因による短命に対抗するために哺乳類は繁殖型に進化し、恐竜がいなくなった現代も、ヒトを含む哺乳類の多くはそのときに進化した細胞構造のまま生きているとの説を彼は唱えている。 「ほとんど老化しない」進化を遂げた生物もいる 哺乳類が老化する要因は多様で複雑だが、突き詰めていけば「老化は細胞の死と機能障害によって起こる」。若いうちは絶えず細胞を再生する、つまり、死んだ細胞や死にかけた細胞を新しいものに置き換えていくが、歳を重ねるごとに、その再生プロセスは遅くなり、さらには、古い細胞は若い細胞のようにうまく機能を果たせなくなる。 このように「細胞の損傷を修復する能力を制限する」ことによって、私たちの体は老衰し、それが結果的に癌のような病気や死をもたらす。 一方、クジラやカメなどの長寿型の遺伝子をもつ生物は、この老化の進行が極めて遅く、なかには「ほとんど老化しない」ものもいると言われている。 別の学者のなかには、この老化について、哺乳類の大半は性的成熟に達すると成長が止まり、エネルギーが細胞の損傷の修復よりも生殖に優先して費やされるようになると考える者もいる。彼らの主張によれば、カメのような長寿の爬虫類の多くは、哺乳類とは違って成長し続ける、つまり、細胞の損傷を修復し続けるため、歳を重ねても身体機能を維持する能力が高いのだという。 デ・マガリャエスは自身が打ち立てた、哺乳類は恐竜時代を生き抜くために長寿型から繁殖型に進化したという「長寿ボトルネック仮説」を盲信しているわけではないが、米誌「ポピュラー・メカニクス」によれば、「かなりの説明力を持つ」と見ているようだ。たとえば、哺乳類はなぜ他の種に比べて癌がより頻繁に発生するのかなども、この仮説によって裏付けることができると述べている。 彼は老化を自然な過程ではなく病気だと考える学者のひとりで、人間を含む哺乳類が、細胞の損傷を修復する能力を制限し、がんなどの症状を引き起こす理由として、この仮説が哺乳類の特定の遺伝形質についてのもっともらしい説明であるとの考えを示している。 
 
 

 

「人間の寿命を200~300年まで延ばすことは不可能ではない」デンマークの分子生物学者が予測

 

https://courrier.jp/cj/308318/?utm_source=yahoonews&utm_medium=related&utm_campaign=308318&utm_content=science

 

 


デンマーク・コペンハーゲン大学の分子生物学者ニクラス・ブレンドルグ(27)は、人類が長年追求してきた不老長寿への探求に関する最新の知見をまとめた『不滅のクラゲ(Jellyfish Age Backwards)』(未邦訳)を2021年に出版した。本紙はブレンドルグにリモート取材をおこなった。

 

それは人によります。禁煙や減量などの、とても簡単なアドバイスで寿命が延びる人もいます。一方いまの状態で、すでに健康な人の場合は、サプリメントやフロスについての細かなアドバイスが有用です。

この100年で人間の寿命は大きく延びましたが、酒とタバコをやらず、適度な食事と運動をしている人の寿命をこれ以上延ばすのはなかなか難しいでしょう。これらをすべて実践するのも骨が折れますが、健康を維持する決まりごとすべて守っても老化の進行は止められませんし、加齢に伴う病気で寿命が尽きるのも変わりありません。
 
 
 
 
ニシオンデンザメ(最長で500年生きると推定される)並みの長寿を望むのなら、何らかの医学的な措置が必要です。
 

──現在、ラパマイシンやメトホルミンなどの臨床試験が進行中ですし、幹細胞によるアンチエイジング治療の実験もおこなわれています。これらは20年後、市場に出回ると思いますか? 

5年後には最初の製品が市場に出るでしょう。メトホルミンとラパマイシンが有力候補なのは、間違いありません。こうした分子化合物が持つ可能性は、マウスの実験ではずいぶん前からわかっていたことですが、ようやく人体への効果が判定できる段階にたどり着きました。

すでに使用を承認されているこの2つの薬が、アンチエイジング薬の第1世代になるでしょうが、その後の臨床試験で第2世代に代わられる可能性もあります。今後5年から10年の間にこうした新薬が承認されて、市場に出回ると予測しています。

 

 

 

知らずに食べ続けると老化が進む?薬剤師が教える「できれば食べないほうがいい〈老化食〉」5選

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まとめると、

・ファストフードはできるだけ避ける。

・スナック菓子やクッキーなどは控えめに。(ましてや、食事の代わりにしない)

・炭酸飲料やジュースではなく、お茶などの糖分の入っていない飲み物にする。

・ハムやソーセージ、ベーコンなど加工食品はできるだけ使わない。

・遺伝子組み換え食品でないことを確認する。

こうした点に注意することで、ある程度は、老化を予防することができるでしょう。