【第3話/罪を犯した騎士】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
奴隷地区
警備隊「貴様!何奴⁉︎」
ジャック「騎士のジャックだ。ご用件は・・・そうだな。姉貴に会いに来た。」
ハウル「ジャックーおーい。ジャックー。朝飯だぞー。たく、あいつどこに行ったんだ?」
ヒロイン「ジャックなら、奴隷地区にいくところを見たわ」
ハウル「奴隷地区?なんでだ?」
ヒロイン「さぁ。」
ハウル「サンキュー、アンナ!」
アンナ「いいえ」
奴隷地区
ジャックは姉を探している。
ジャック「どこにいるんだー?・・・あ。いた。」
姉貴「!ジャック⁉︎」
ジャック「よ」
姉貴「何であんたがここに?!騎士しか入れないはずじゃ・・・」
ジャック「だから騎士なんだってば。姉貴助けるためにここにいる」
姉貴「駄目よ。逃げられないわ。」
警備隊「貴様、何サボっている!あ。これは、どうも。」
ジャック「なあ、ちょっとだけこいつ貸してくんね?」
警備隊「あ、はぁ。。。わかりました。では、面会室へお入り下さい」
ジャック「どーも」
面会室
ジャック「少しは強くなったんだぜ。今は姉貴を超えてる。」
姉貴「そう。…帰りなさい、ジャック。私は大丈夫だし、助けてもらおうなんて思ってないわ」
ジャック「姉貴さぁ。俺がそんなんで、うん分かったっていうとでも思ってるのか?」
姉貴「全く…言うこと聞かないところは変わってないわね。そろそろ戻らなきゃ」
ジャック「姉貴。絶対助ける」
姉貴「だから、頼んでないわよ」
がちゃ。
姉貴「きゃ!び、ビックリした・・・。」
ジャック「あ、ハウル」
姉貴「知り合い?」
ジャック「ダチ」
姉貴「そう。」
軽く御辞儀する姉貴。
ジャック「で。何の用だ?」
ハウル「さっきの人、彼女か?」ニヤニヤ
ジャック「ちげーよ。姉貴だよ姉貴」
ハウル「姉さんなのか。でもなんで姉さんがこの奴隷地区に?」
ジャック「七年前、連れてかれたんだよ。騎士達に。だから、騎士になって姉貴を連れ戻すって決めた。でも、姉貴はなぜか断ったんだ」
ハウル「そりゃお前。姉さんはお前のためを思って断ったんだよ」
ジャック「そうかもしんねぇけど。。。」
ハウル「ま、とりあえず、朝飯だ。朝飯!」
ジャック「ああ…」
食堂。
アンナが珍しく同期と座る。
ハウル「!珍しいな。お前が俺たちと一緒に食事するなんて。」
アンナ「いけない?たまには、騒がしいところで食べたくなるの。」
ジャック「ケッ。可愛げのねー女」
アンナ「貴方に私の可愛いとこみせたら勿体ないと思って。」
ジャック「自分で言うかよ、普通。」
ハウル「でも言ってるだけあって可愛いじゃん。ちょっと取っ付きにくいけど。見ろ、この男達からの殺意の視線を」
男達「羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい」
ジャック「うわー・・・。」
アンナ「ねぇ。ジャック。貴方、なんで奴隷地区にいた訳?」
ジャック「お前には教えねぇ」
ハウル「姉さんに会いに行ったんだよな。」
ジャック「いうんじゃねぇよ」
ハウル「いいじゃん。別に。隠すことじゃないだろ?」
ジャック「チッ。」
アンナ「お姉さん、なんで奴隷地区にいるのよ」
ジャック「七年前につれてかれたんだよ。無理矢理な。だから、姉貴を連れ戻すって決めた。そして俺は騎士になった。」
アンナ「そうだったの。」
ハウル「そういえば、アンナはなんで騎士になったんだ?」
アンナ「私?私は・・。この国を変えたいって思ったから。」
ハウル「ふぅん。やっぱ、みんなそれなりに目的があって騎士に入団したんだ。」
ジャック「当たり前だろ。で、ハウルは?」
ハウル「俺?俺は騎士になれば飯の心配いらねーだろ?」
ジャック「あ?嘘ついてんじゃねーよ。」
ハウル「まあ、嘘だけど。んー、ざっというと妹のため、かな」
ジャック「ふぅん。」
深夜2時 奴隷地区
警備隊「あ、これは、ジャック様。こんな遅くに何のご用で?」
ジャック「・・・お前らは失せろ」
警備隊「へ?」
殴る。
警備隊「く・・・ッ!き、緊急緊急!騎士であるジャックという者が鍵を盗み地区寮で侵入!」
騎士団長室
ジョゼフ「何?分かった。直ちに向かう!」
ジョゼフ(あいつ・・・!)
地区寮
歩いて探しているジャック。
ジャック「いた。おい、おい姉貴。」
姉貴「あなた・・・何故ここに?」
ジャック「逃げるぞ」
姉貴「え⁉︎」
牢屋を開ける。
ジャック「言ったろ。絶対助けるって。昔は俺は無力だった。だからいつも姉貴が助けてくれた。姉貴は何でも背負いすぎなんだよ。ほら、逃げるぞ」
姉貴「でも、見つかったら・・・あなたただじゃすまないわよ⁉︎」
ジャック「うるせぇ!」
アンナ「そこまでよ」
ジョゼフ「ジャック!」
ジャック「どけ。アンナ。これが俺の目的なんだ。」
アンナ「どくわけないでしょ。これは立派な規則違反。私はルールを破る奴は見逃さない主義でね」
ジャック「頭のかてぇ女」
アンナ「何とでもいいなさい」
ジャック「チッ。やっぱ潰さなきゃ通してくれねぇ感じだな。おめーとはやりにくいっての」
アンナ「じゃあ手加減してくれる?」
ジャック「するわけねーだろ」
戦う
姉貴「ジャック!」
ジョゼフ「あの女を捕まえろ!」
警備隊「はっ!」
ジャック「死ね!」
警備隊「ぐはっ!」
姉貴を抱えて戦うジャック。
アンナはやられてる。ジョゼフもやられてる。
アンナ「はぁ、はぁ」
ジョゼフ「く・・・!」
ジョゼフ「わりぃな」
アンナ「待ちなさい‼︎」
刀を向ける
ジョゼフ「よせ!アンナ!」
ジャックが刀で長いアンナの髪の毛を切る。
ぼそっと・・・
ジャック「お前、本気じゃなかったろ」
アンナ「本気でなんて・・・できるわけないじゃない。同期でしょ。」
ジャック「・・・。ありがとな」
アンナ「え・・・?」
ジャック「行くぞ」
姉貴「あ、ちょっと・・・!」
ジョゼフ「大丈夫か?アンナ」
アンナ「はい、大丈夫です。大したこと・・・ありませんから」
ジョゼフ「じゃあ何故泣いてるんだ?」
アンナ「悔しい・・・涙です」
ジャック「ここまでくれば安心だ。姉貴はこっから1人で逃げることになる。」
姉貴「あなたはこれからどうするの?」
ジャック「寮へ戻る。」
姉貴「どうして⁉︎逃げるなら貴方も逃げるのよ!」
ジャック「そんじゃ意味ねーだろ。俺が捕まれば裁判が起こる。奴らが俺に目がいってる間に遠くに逃げられる時間を作れる。俺の分まで長生きしてくれよ。多分、俺は死刑にはならなくとも結構重い罪になって当分牢屋から出られない。だから、姉貴は生きろ」
姉貴「・・・・わかっ・・・た」
ジャック「じゃあ、早く逃げろ」
姉貴「元気で」
ジャック「そっちもな」
逃げる姉貴。それをみつめるジャック。
完