スミニャックのヴィラ

 

 

リトリートのあと、たいてい残って自分の稽古をして帰る。

 

今回もスミニャックに移動して、アイアンガー道場に行く予定。

 

泊まる場所はその時に寄るけど、今回、最初は3人で過ごすはずだったので

 

3ベッドルームのヴィラを探した。

 

①道場まで歩いて行ける

②スーパーまで歩ける

③ベッドルームが3つある

 

この条件はなかなかない。

 

やっと見つけたところが、地図で良く確認したら道場まで歩いて30分くらい

 

かかりそうだったので他を探し直した。

 

バリ島はタクシーが便利なので、3人でワリカンしていけば

 

100円ずつもかからなそうだけど、歩けるに越したことはない。

 

 

バリ島のビーチエリアはブルーバードタクシーがやはり便利。

(その代わり、overchargeされないようにちゃんと交渉する必要あり)

新しく参入したGojegについてはまた後で触れます。

 

 

次に見つけたのがなんと!!!

 

道場の5軒ほど手前、歩いて1分かそこら。

 

これはもう便利すぎて涙。

 

ちょっと贅沢だけど3人ならなんとか許容範囲。

 

 

    

ラグジュアリーなヴィラ

プール付き。

 

バスタブは同時にお湯を使いすぎるとぬるくなることがあるので

 

一回しか入らなかった・・・

 

バスタブもうちょっと小さければお湯がたまるのもはやいのにね。

 

こどもだったら5人くらい入れそうな大きさです。

 

 

3人で泊まるはずが、事情があって、2人になってしまって更に贅沢すぎる空間に・・・・

 

今度は一緒に来れたらいいね。

 

 

    

直感で部屋選びと
夜中のBuddha

 

 

最初に部屋を案内してもらって、それぞれいいなと思った部屋をチョイス。

 

私はパッとひらめいたのがこの部屋だった。

 

トイレとシャワールームは外。

 

竹のはしごみたいのがいいね。

 

こんな感じで、外と中の境がふわっとしてるのがなんかヴァータな私には心地よい。

 

 

しかし

 

その日の夜、寝ようと思って電気を消したら

 

暗闇に浮かび上がったのが・・・

 

 

こわいよ~

 

顔はやさしげだけど、こわいよ~

 

 

宙に浮いてるみたいで

 

 

明るいと目立たないんだけど、壁のBuddha。

 

あんまり怖面白いのでヒロちゃんにメッセージで送る。

 

 

すると

 

ひろちゃんからこんな写真が

 

 

「めちゃめちゃ見られてる!」

 

ひろちゃんの部屋にはこんな絵がかけられてるんだった。

 

 

 

夜中に1Fと2Fでそれぞれゲラゲラ笑う。

 

おかげで怖くなくなった。

 

 

 

 

    

地球とタオルの話

 

 

余談だけど、バリ島のホテルに行くとたいてい書いてあることを。。。

 

 

 

バスタオルなど、みなさん家では毎日取り替えて洗濯してる?

 

フェイスタオルはもちろん洗うと思うのですが、

 

大きなバスタオルは何日か使ったりしませんか?

 

どうせ自分専用だし。

 

でもホテルに泊まると毎日替えてくれるのが当たり前みたいな気持ちになってしまっていませんか?

 

バリ島ではお水は本当に貴重。

(本当はどこでも貴重)

 

洗濯するのもお水を使うし、洗剤で地球が汚れる。

 

だから、もしももう一日使っていただけるようならそうして、

 

取り合えて欲しい時は床に置いて下さい(または洗濯のカゴにいれる)

 

といったメッセージをよく見ます。

 

 

最初にバリ島に泊まった時にそれを見て、

 

なんか、がーんと来て。

 

ちょうど日本で震災があったあとで、いろんな事考えている時だったから

 

すごくしみて・・・

 

私、ホテルに泊まったときは毎日きれいなタオルにしてもらってたから。

 

それも込みのホテル代だしって。

 

でもそうじゃないところからものを見て、

 

それからは自分が嫌だなと思わない限り、きれいなら2~3日使うことにした。

 

 

バリではよくこんな風にお迎えしてくれるよね。(2014年グリーンフィールドにて)

 

 

ちなみにヨガウェアとかも同じで、これは部屋で洗濯すればするほど

 

臭くなる笑い泣き というのが理由だけど、

 

日本にいると無条件で毎日洗濯機に入れちゃうヨガウェア。

 

でも、バリ島ではニオイをかいで臭くなかったらまた着るという

 

”バリ島法則”を決行している。

 

 

日本の水道水は世界レベルでいえばきれいな方だから気付かない。

 

 

 

    

どこでも自炊

 

新しくなったビンタンスーパーで買い物して、

 

 

お料理上手なヒロちゃんがサーモンを焼いてくれて、

 

空心菜の炒め物とサラダも。

 

私はトウモロコシが食べたかったのでコンロで焼いたんだけど

 

日本のと違ってなかなか焼けない。

 

ボイルしてから焼けば良かったねってあとから。

 

それからキュウリと日本から持って来た昆布と梅でお漬物のようなものを。

 

稽古から帰って来たらヒロちゃんが朝食を作って待っていてくれたことも・・・

 

 

卵とご飯があまっていたから朝にはお粥も作ったよ。

 

スミニャックはカフェもたくさんあるんだけど、

 

スーパーで買ったものを食べてみたいというのもある。

 

 

これは隣のカフェ”Shelter”のBLTサンド。

 

お肉が大きくてたくさんで半分でお腹いっぱい。

 

パンがカリカリで美味しかった。

 

 

 

    

本気の道場

 

リトリートでは本気のお寺に行ったが、スミニャックでは本気の道場へ。

 

私が勝手に道場と名付けているが、普通にヨガの稽古場だ。

 

はじめて訪ねた時はこの鉄の門と77777の字がちょっとこわくて

 

ビビっていたのだけど、今では通い慣れた感すらある。

 

 

アイアンガーではロープや壁、ブロック、ボルスター、椅子、ベルト、

 

プロップスを使ってアーサナをより深めたり、

 

体に合わせて補助として使ったりもする。

 

膝のお皿がわかったほうがいいので、短パンスタイルでのぞむ。

 

逆転のアーサナの時はTシャツはインである。

 

(インドのアイアンガースタジオで注意されているのを聞いた。)

 

日本じゃ絶対こんなカッコしないけど。

 

日本のスタジオは夏はクーラーで寒いことが多いし。

 

それにしてもピンクじゃないほうが良かったかもね。

 

 

今週のテーマは「プラーナヤーマ」だった。

 

オロップ先生にお目に掛るのも4年ぶり。

 

でも、覚えていて下さった。

 

嬉しい・・・

 

「先生、ずいぶんお変わりになって・・・髪伸びましたね」と言ったら

(以前はずっとボールドヘアだった)

 

「キミみたいに伸ばすんだ」とジョークを。

 

残念ながら次の日からオロップ先生は他の場所に行かれることになっていて

 

代講の先生だったけれど、それぞれの先生方にたくさんのことを教えていただいた。

 

稽古の後のチャイ。

 

ひろちゃんと。

 

またここに来られるようになって、本当に嬉しい。

 

 

バリ島にしばらくいて、道場にも何度か通ったら本来の体が少しだけ戻って来た。

 

極楽鳥のポーズも10秒のタイマーでスイスイ。

 

エーカパーダ・ウールドワダヌラアーサナも久しぶりにやったけど

 

気持ち良かった!

 

だからバリ島好きなんだ。

 

やらないと体が忘れてしまう。

 

 

 

    

LOVELOVEかっ!

 

スミニャックはshoppingも楽しい。

 

ヨーロッパの人達がオーナーのお店も多いのでBALI風味なんだけど

 

ちょっとお洒落なテイスト。

 

ビーチでサンセットの時間に動画を録りたかったのでヒロちゃんと海へ。

 

一緒に来れて良かった。

 

みんないろんな背景がある。

 

同じことは二度とないけど、

 

「次」は作れる。

 

この時に「ねえ、キルタンしよ」ってヒロちゃんが言って

 

Lokah Samastah Sukhino Bhavantuを歌った。

 

 

 

 

波の音をバックに。

 

一番好きなマントラです。

 

 

このあと、ちょっとゴージャスなレストランで夕日が沈んだ後の

 

美しい空を見ながらお食事。

 

ノンアルコールのカクテルで。

 

ヒロちゃんのご主人が遠隔ごちそうしてくださいました。

 

ありがとうございました。

 

日が沈んだらほぼ真っ暗で料理があまりよく見えなかったけど

 

とても美味しかったです。

 

 

 

    

最後の夜にタクシー事件

 

ここまで何も嫌な思いをするようなことはなかったのだけど、

 

食事の帰り、タクシーを呼んでもらってヴィラに帰る途中のこと。

 

なんかやけに時間がかかるなあとは思っていた。

 

 

歩いて30分かそこらの距離だ。

 

ちょっと頭の中でサイレンが鳴ったのでドライバーに声をかける。

(私は何かピンチとか危険が近づくと頭の中でサイレンがなる)

 

「この道、知らないんだけど、どこ?

 

私、スミニャックのドルパティって言ったよね。」

 

渋滞してるから一本はずれたところに入ったとドライバーは言うが、

 

そのあと大きな道路に入ってUターンしたので、あきらかに

 

距離を稼いでいるように見えた。

 

グーグルで「ここどこ?」と素早く聞いたらクロボカンだという。

 

何?!

 

「ちょっと、止めて。もう降りるから。」

 

ドライバーはなんとも言えない表情をしていた。

 

全然見たことのない道だったけど、これ以上乗っていたくなかったので降りた。

 

メーターは使っていたけど、遠回り作戦に出るとは。

 

信じていたこちらが悪かったのか。

 

土地勘のない人だったら騙されてしまう。

 

プンスカしてたので、夜の道もガンガン歩く。

 

道場にはいつもビーチエリアから歩いて通っていたのでこういうときに道がわかるのは心強い。

 

知っている道に出た。

 

 

ここまで来れば大丈夫。

 

最後の夜に嫌な思いをしてしまった。

 

 

最近バリ島でもGojegが入り込んできていて、

 

車とバイクをアプリで呼べるものだ。

 

ウブドなどは外部からのこういったタクシーは入れないのだけど

 

クタやスミニャックではこのGojegのタクシーやバイクがものすごく

 

たくさん走っている。

 

バイクはこの緑のジャケットが目印。

 

 

 

バリ好きなYUKIちゃんに教えてもらってアプリは入れてあったんだけど

 

クレジットカードが登録できなかったので

(日本のカードはセキュリティが強いのかも?原因は不明)

 

一度も使ってなかった。

 

料金は安いし、先に決定されるので、まず、ごまかされると言うことがないので

 

ツーリストは安心して使える。

 

 

普通の人がドライバー登録をしている感じだけど、

 

ちゃんと身元もわかってるので変なことにはならないそうだ。

 

 

こういうことが起こると、やっぱりアプリを使う人が増えるだろう。

 

地元のタクシードライバーさんも、ちゃんと普通に走ってくれたら・・・

 

アプリの場合、明朗会計で安いのはいいけど、

 

ごくまれに渋滞してるとキャンセルされたりすることもあるそうだ。

 

でも一人だったらバイクタクシーが断然安くて便利そう。

 

一長一短あるので、私はたぶん、両方利用すると思う。

 

そして普通のタクシーに乗ったらGoogleMapも一緒に見ながら

 

目を光らせていようと思う。

 

 

後味悪い感じになってしまったけど、

 

今回久しぶりにバリ島に来て思うことはたくさんあった。

 

コロナで閉鎖されていたので、観光に関わる人々の生活は本当に苦しくなった。

 

生活が苦しいと、悪いことをする人も増える。

 

治安もやや不安定になっている場所がある。

 

 

大きな目で見て何がベストなのかは難しいけど、

 

規制しすぎると必ず大きなダメージが来る。

 

 

今回もいろんな情報を地元の人と話すことで得ることが出来た。

 

TVでは伝えないことがある。

 

ネットで調べても調べ尽くせないものがある。

 

現地に行ってそこの人と話をすることが私にとっては真理に近づける方法。

 

それは十数年前と変わらない。

 

 

胸が痛む出来事はいつだって世界中で起きている。

 

すべてに心を砕いていたら自分がなくなってしまいそうなので

 

まずは目の前にあることをやろうと思う。

 

自分が一番役に立てる場所というのがあるはずだから。

 

 

 

心が折れていたときに、人間としてどう生きるか、

 

みたいなことを教えてくれたバリ島には今もずっと感謝している。

 

 

だからみんなが幸せでありますようにと祈るのみだ。

 

Om swastyastu

 

読んで下さりありがとうございました♡

 

 

スミニャックのビーチで録ったフローヨガです。

良かったら観てね。

 

Kasumi