恒例の、Finland語の経過報告です。

 

自分比ですが、この数ヶ月でちょっとレベルアップしました。(言い切り)

 

まず、最大のニュースは『フィンランド語講座』を受けたことです。

 

Jee!!

 

”全く初めての人のための” 初級だったので、

 

生意気にも「う~ん、もう挨拶とか、どこに住んでいますか?とかはわかるし、

その先の日常会話を学びたいんだよなあ」

 

なんて思っていて、

 

文法とかばかりだったらつまんないなと思ってた。

 

だけど一度もきちんと習ったことがないから、

(日本人の先生のクラスを二度ほど受けたことはあります)

 

自分が今どれくらいのところにいるのかも知りたいし、

 

本物のフィンランド人が今、リアルに話す言葉がどれくらいわかるのかも知りたかった。

 

それで、その6回コースをとることにした。

 

 

がんばるぞー

 

 

先生達のおしゃべりが殆どわかる

 

先生はフィンランド人の女性2人で、クラスの前にお喋りをしているのを聞いていると、

 

なんだかお母さんやおばあちゃんが話してたのを思い出して

 

懐かしくてキュンとした。

 

そして

 

何を言ってるのかがほとんどわかることに今更ながら驚いて嬉しくなった。

 

 

もちろん先生方は普通の会話をあえて聞かせることで、言葉に耳が慣れてくれたらと

 

思ってお喋りをしてくれているのだ。

 

だから難しいことは言わないし、短いセンテンスで話してくれる。

 

それでも

 

「今日は暑いわねえ」

 

「ヘルシンキは19℃だよ」

 

「今日は家で食べるの?」

 

「家です、いつも家。

最近ずっと外で食べてない。」

 

そんなことを話してくれてます。

 

フィンランド人だなあと思うのは、コーヒーの話とサウナの話が何かにつけて出るところ。

 

 

 

 

この3年間、わけもわからないままフレーズを丸暗記して、

 

とにかく口に出してみて、書いて、というのを繰り返してきた。

 

それが、今、実を結んでいるのを実感して、本当にこのやり方で間違ってなかったと思う。

 

 

 

 

 

perkelen kieli(悪魔の言葉) suomeksi

 

たいていの人は文法から入るから、あの恐怖の格変化でめげて、

 

”悪魔の言葉”などといってフィンランド語をあきらめてしまうのだ。

 

 

 

そう言えば、「悪魔の言葉」と言いたくて友達のMちゃんに”pirun kieli”と書いたら

 

「ねえ、neitoni(Mちゃんは私をこう呼ぶ。意味はいろいろあるが『乙女』だそうだ。)

どういう意味で言ってる?英語で教えて」

 

と聞き返されて、(私たちはお互いまだ相手の国の言葉をちゃんと理解できないので

 

大事なことは誤解を生まないように英語で言うことにしている)

 

 

すると・・・

 

”pirun kieli” は”damn language” だよ、って・・・

 

えーっ。

 

大好きなフィンランド語のことをそんな・・・つもりでは・・・

 

piru→demon

perkele→the devil

 

なんだって。

 

"perkelen kieli " っていえば良かったんだね。

 

 

 

意味は「悪魔」だけど驚いたときにも言ったりするみたい。

 

本当は神さまの名前だったんだけどね。

 

もともとのフィンランドの土着の信仰では。

 

 

 

 

フィンランド語のスラング

Mちゃんは口が悪くて、スラングをすぐ言う。

 

「私はそういう言葉は多分使わないから」と言ってるんだけど

 

英語もフィンランド語も、なんだかんだで結構スラング含め、カジュアルな言葉を教えてもらった。

 

ちょっとした短い返しの言葉?音?も知った。

 

英:Tsk,tsk,tsk チッチッチ(人差し指を出して横に振るやつ)

英:pf フン(鼻を鳴らして意見の相違や不承認を知らせるやつ)

 

F:Ew 「うぇ~」みたいな感じかな、イヤなもの見たときとか言うとき

 

 

それから”pa”が語尾につくとカジュアルになるっぽいこともちょっとわかってきた。

 

ehkä 「たぶん」 という言葉も、

ehkäpä 「たぶんね」となって、それはこんな時に使うらしい。

 

家族とか恋人とか、誰かの誕生日にもうプレゼントを買ってあるんだけど隠してて、

「ねえ、プレゼントは買ってあるの?どうなの?」って聞かれたときに

ニヤニヤして”ehkäpä” って言う。

 

「確実ではないけどたぶん」っていうのにも使うらしい。

日本語の「たぶんね」と同じだね。

 

Ei kesta → No problem /you are welcome 

なんだけど、これにpaがつくと

”Eipa kesta”でちょっとカジュアルっぽい。

 

Not at all 「全然いいよ~」みたいな感じなのかな? ehkäpä・・・

 

 

 

kokkokokokokko

”ko/kö” を語尾につけると疑問文になるんだけど、日本語の「~か?」と同じ感じなようだ。

 

それが結構何にでもつけられることを知った。

 

最初にアプリなどで覚えたのは

 

Haluatko → Do you want

 

というやつだけど、動詞だけじゃなくて名詞にも使えるようだ。

 

tääkö?   これ?(口語)

tuoko? あれ?


フィンランド語は世界一長い単語が多いと話題になるけど、

 

普通に日常の中では省略して喋っているんだなとわかる。

 

mutta →but

これも口語だとmutになることも。

 

サンスクリット語も、なめらかに発音するために音を入れ替えたり変えたりしているけど

 

フィンランド語もそうなんだな。

 

実はサンスクリット語とフィンランド語は共通点が多いと思う。

 

あまり気付いている人はいないかもしれないけど(両方ともマイナーだから)

 

 

日本語だってそうだよね。

 

保育園も「ほいいくえん」って言わないし。

 

上大岡も「かみおおおか」って言わない。

 

「かみおーか」だよね。

※横浜市民限定の話ですみません

 

 

ooiは最近の言葉?!

ooi ってカワイイ言葉だから日本でも知ってる人も結構いる。

 

「やぁ」「どーも」みたいな気軽な友達同士の挨拶。

 

日本語じゃ「やぁ」って言わないけどね。笑

 

 

Moi moi って続けて2回言うと これが「バイバイ」になるから面白い。

 

友達のPekkaも家族に電話するときとかいつも”Moi ”から始めてた。

 

だけど、この「モイ」は最近の言葉らしい!!

 

20年くらい前まではそんなに言う人いなかったみたい。

 

そう言えばおばあちゃんは「Hei hei」(さよならの意味)を使ってた。

 

だから私もなんとなく「Moi」はフィンランドにいったときも使わなかった。

 

 

年配の方は使わないんだって。

 

なるほど。

 

学生さんたちは普通に使うんだろうね。

 

地域や人によって使う言葉や、言い方が結構違うらしいことを何人かのフィンランド人と

 

話すことでまた知った。

 

 

フィンランド語の語尾の変換にいまだつまづき中

 

そのMちゃんが最近教えてくれようとしているのが変換。

 

私がいつも適当に使っていることに気付いたかも?

 

「ああ、コイツ、わかってないな、さては」

 

(*'m'*) 

 

フィンランド語には英語のofやinやonなどがない代わりに単語の語尾が変わることで

 

「てにをは」を表現する。

 

それがなかなか手強くて。

 

これまでは全部丸覚えできたのであまり気にしなかったのだけど、

 

会話をしていくうちにやっぱりいつもそこで間違えるので

 

いい加減ちゃんと法則を覚えなければいけないと腹をくくる。

 

 

ちゃんとした格変化の表みたいのはちゃんとした学習者や先生達がきっと

 

ネット上にあげて下さっていると思うので、

 

私が今、とりあえずフォーカスしてるものを。

 

******

 

ssa = in something ~に

in = to something ~へ(に)

sta  = from something から

 

*******

 

この三つ。

まだあと10個以上あるんだけど(複数形もあるから厳密にはもっともっと)

 

asun yokohamassa

(私は)横浜に住んでます

 

フィンランド語も主語を省略できる場合があるというのは前に書いたかもしれない。

(三人称は省略できない)

 

minä  私は

 

これは省略できる。 asunの ”n”が 「私」ってことだから。

 

 

sinä あなたは

 

これも省略できる。 asut になる。

”t” が「あなた」だから。

 

この法則お風呂でアプリでやっててみつけたとき、すごい発見した!と思った。

 

 

それでも例外とかもたくさんあるのでやっぱり「格」は単語ごとに覚えるしかないんだろう。

 

 

さて、話をフィンランド語講座に戻しましょう。

 

 

 

動詞には4つのタイプがあった

 

今回、講座で動詞を主語に合わせて変えるときの法則を習った。

 

っていうか、ちゃんと本を買っていればそれに書いてあるはず。

 

これまでそういう文法の本を見てこなかったから。

 

 

フィンランドの学校の生物の教科書とか、クリスマスの本とか、

 

フィンランドの森の植物の本とか

 

くんくんがくれた会話が載っているものとかは持ってるけど。

 

結構古いので今は使わない言葉も載ってるかも。

 

言葉は変化するから。

 

 

TYPE1:語尾に母音が2つある

TYPE2:語尾がda

TYPE3:2つの子音と母音

TYPE4:a

 

●まずTYPE1:語尾に母音が2つあるのは

 

maksaa 支払う

 

maksa/a ここで分けてあとは

minä ならnをつけてmaksanとなる。

 

 

●TYPE2:語尾のdaをおとす

 

voida できる→voin(わたしはできる)

 

●TYPE3:2つの子音と母音、たとえば

kävellä 歩く

kävel/lä ここで分けて +e

 

→kävelen(私は歩く)

 

●TYPE4:aが入るもの

tilata 注文する

tilaa/ta ここで分けて”a”を足す

 

→tilaan(私は注文する)

 

動詞を見たときにどのタイプなのかを考えて変換させるらしい。

 

なるほど。

 

これはもう覚えるしかない。

 

でも、ここでふと思う。

 

どのタイプかな?と考えなくても、なんか、なんとなく変換後の形がわかるのだ。

 

これぞ、3年間やたらに文章を丸暗記してきた効果。

 

 

追記 *Blogをたまたまみつけてコメントで教えて下さったサラサラさんに教わった*

 

動詞の変化形は厳密には6タイプ


ただ6番目は4番目とほぼ同じ変化だし、動詞の数が少ないから丸暗記でいいのこと!

(丸暗記なら任せて!)

4番目はa, u, o+ta/täで終わるもの。
5番目はita/itäで終わるもの。
6番目はeta/etäで終わるもの。

5番目の変化は:
ta/täを取り除いて+ tse + 人称
となります。
(例:tarvita→tarvitsen)

 

ああ!だからtarvitsen puusiaなんだ。。。

レジ袋いりますか?

はい、いります、いえ、いりません

頭の中でまず袋がいるのかいらないのか考えているうちに英語に切り替えられそうだ。

すぐ答えられるように袋どうするか考えてからレジ行こう。

 


6番目は
ta/täを取り除いて+ ne + 人称
(例:viiletä→viilenen)

 

ふ~むふむふむ

動詞の変化、手強いけどこれも頑張る!

 

独り言のような学習記録、書いて良かった。

ありがとうございます☆.。.:*・°サラサラさんもきっとたくさん勉強されたんだろうなあ。

すごいなあ。

 

 

 

 

ちゃんとするのが苦手な私には最強の感覚勉強法、丸暗記。

 

 

だけど、ちゃんと理屈というか法則があることを知れて良かった。

 

 

赤ちゃんは文法なんか知らないけどいつの間にか言葉を覚えるから

 

これでいいんだと思う。

 

少しわかってきたら、勉強すればいい。

 

 

関門のhyvää yötä

(フィンランドの夜用ハーブティー)

 

hyvää yötä おやすみ

 

これがずっとちゃんと言えなくて、y も ö も難しいからそれが続くともう鬼むず。

 

äはなんとなく言えるのでよしとする。

 

”yö”の部分がMちゃんには「uu」に聞こえると言われる。

 

それで、こんなことを教わった。

 

y = i+u 

 

これをずっと交互に言い続ける。

 

 

「イウイウイウイウイウイウイウイウイウ」

 

yになる。

 

ö=e+u

「エウエウエウエウエウエウエウエウエウエウエウエウエウエウエウエウエウエウ」

 

öになる・・・はず。

 

öは「う」の口の形で「え」と言うらしいんだけど、

どうしても視覚が働いて「お」を混ぜたくなる。

 

 

そこが鬼門だ。

 

とにかく何百回も練習した。

 

 

ちゃんと、

(〃^▽^)ノ おやすみなさい

を言いたいじゃん?

 

講座の最後の時に、先生に質問できる時間があったので

 

発音を聞いてもらった。

 

Hyvä = Good

 

と言ってもらった!!

 

やった、言えたのか?言えているのか?

 

私はラッキーなことに巻き舌のRが苦も無くできるので、

 

y と ö が言えるようになれば発音はとりあえずクリア!

 

 

そんなわけで

 

少しずつ手応えを感じ始めている今日この頃。

 

それでも通常の会話はまだ難しいけど、

 

わかることが増えて来た。

 

 

 

使わなければ忘れるだけ

 

 

言語は毎日使っていないとすぐに忘れる。

 

話し相手がそばにいないのでなかなか難しいけれども、

 

誠実で楽しいエクスチェンジパートナーもできたし、

 

(Mちゃん、キミだよ)

 

ただの言語パートナーから、1年たって政治のことからプライベートまで話せる「友達」になった人もいる。

 

本当に独りぼっちでわけもわからずやっていた頃を思えば幸せだ。

 

次にこれを書くときにはまた少し進歩できてるかな?

 

 

ではフィンランド語を学ぶ人、フィンランドが大好きな人に

 

シェアしたいものを最後にまたあげていくね。

 

 

日本に住んでいらしたので日本語も普通に話せるマッティさんのYouTube。

現在はフィンランドに戻られて、フィンランド語とフィンランドのことを配信してくれてます。

 

 

 

次に、最近観た映画で考えさせられたというか、

 

リアルフィンランドの片鱗をみた映画。

 

「サウナのあるところ」

 

ドキュメンタリーだと知らずに観たけど、フィンランドでは観客がみんな最後に流れる歌を歌って泣いたと

 

Mちゃんも大好きな映画だと言っていた。

 

フィンランドの男達よ!!

 

女性の活躍が他の国に比べるととても目立つから、素晴らしいなと思っているけど

 

その裏側では男性の生きづらさもあるのかな?とちょっと思ったりする。

 

原題は”Miesten vuoro” 

 

意味は「男性の番」。

 

フィンランドでは男湯、女湯みたいな感じでサウナを交替で使うこともあるらしい。

 

「男性が語る番」っていう意味もあるんだろうなあ。

 

 

 

フィンランド好きな人はもうみんな知ってると思うけど

 

「オンネリとアンネリのお家」

 

 

服も家も何もかもlovely。

 

話しているフィンランド語もわりとわかりやすいので勉強にもなる。

 

「mies・・・」の映画は半分以上わからなかったけど。

 

 

 

冬編もかわいいよ~

 

家をまた改造したくなる。

 

 

 

次にフィンランドのNHKみたいなサイトもリンクしておきます。

Yle

 

visit Finlandみたいにキラキラしてないけど。

 

 

追記:

 

昨日新しく知り合ったフィンランド人に

 

「こんなに小さな国で誰も知らないのに(日本人以外は・笑)

なぜフィンランドに興味を持ったの?」

 

と聞かれて、日本人でフィンランドが好きな人は多いんだなと知る。

 

私がなぜフィンランドが好きになったかを話すと長くなるからと言いつつ

 

半分だけ教えてあげた。

 

「日本語もフィンランド語もほんとにほんとに難しいよね」

 

というところで意見が一致した。

 

 

見て下さってありがとう!

 

 

 

Kasumi