大阪に到着した翌日は親戚を尋ねて岡山まで
行きました。
時間はかかりますが、旅の良さ。
主人は、見るもの触るもの、どこでも珍しいのか
キョロキョロ。（岡山は初めてじゃないのですが）
で、電車に乗っていて、聞こえてきたひとこと、
｢どういうこと？！｣はどういう意味か聞いてきます。
電車の扉が開いて、若い女性が2,3人降りる時に
話していた言葉を聴いたようです。
どういう意味かを尋ねる言葉であると同時に
ちょっと相手に詰め寄る感じの場合もありますね。
｢どういうこと？｣の後に、たとえば、｢説明して。｣
みたいな言葉が続くこともあります。
で、すっかり
｢どういうこと？｣をマスターした主人ですが、
さて、使う場面がたくさんあるのかどうか。
飛行機の中で、今度親戚のおじさん、おばさんに
あったら、ちょっと日本語話したいから教えて、
と主人が言うので、簡単な言葉を伝えておきました。
親戚の人とは会うのは初対面ではないので、
｢おじさん、おばさん、お元気ですか？｣を教えました。
｢はじめまして｣ではないよ、と再確認し、
｢お久しぶりです｣も教えましたが、
で、おじさん、おばさんが何か返答したらその次は
どういうつもり？と聞いたら、
｢げんき、げんきーで・すぅ｣
ひとことひとことなんかいやに力入ってるんだけど、
大丈夫かいな？
で、機内食が出てきたときに、
これは美味しいとどういうか聞いてきたので、
｢これは美味しいですね｣と教えると、
｢これはぁ～、お・い・し・い（少し間があり）です｣
よしもとの舞台じゃないですが、おいしいとですの間が
開きすぎて、倒れそうでした。途中でですはどこいったの？
と思いました。
うちの主人は大阪人か！？
で、にわか日本語学習終了なのですが、
いつもこれで切り抜けています。
日本語は私と知り合う前に台湾の東呉大学で二ヶ月
習ったことがあるそうですが、すでに、ひらがななど
ちょっとあやしいところもあり、その後は全くもって
触れる機会もなく、そのくせ、日本は
大好きなようで、ようわからん主人です。
今回の日本の里帰りでは、たまたま親戚のおじさんと
温泉に入る機会があり、温泉の中で、おじさんが
いろいろと話しかけてくれたそうですが、主人は
ちんぷんかんぷんだったそうで、おじさんが何か
言ってくれるたびに、
｢わかんない｣を連発していたそうです。
その時、あー日本語もっと勉強しておいたらよかったと
思ったそうです。
嫁さんが日本人なのだから、日本の文化や習慣、
日本語ももっと理解してほしいなあ、と思うのですが、
いかんせん必要に迫られないので、いつもこんな
調子です。
しかし、いつかは逆転してやる、
と心の底で思っている次第です。
日本から、台湾の主人の実家に戻ったときのこと。
甥っ子と一緒に食事していると、はしであれやこれや
ぐちゃぐちゃにするので、いけません、という意味で
簡単な日本語で
｢だめ！｣と言ったあと、意味がわかるように中国語で
｢不行｣と教えると、
（主人の母が甥に日本語を教えてやってくれというので）
｢だめ！不行！｣を連発して、
おなじようにまたはしでぐちゃぐちゃにするので、
｢だめ！｣というと、
今度は｢行｣と、反対の言葉を言い出します。
あきらかにからかっております。
で、だめの意味はしっかりわかっているようで、今度は
｢だめ！ピッザ｣、というのです。
｢？｣
なんでだめがピザなの？
と、主人が台湾のピザの店が中国語で
｢ダーメーラー」という発音なので、きっとそのことだと。
ん、なるほど、既に応用しだしているのね。
そういえば、台北に居た時、主人に日本語で
｢ここはどこですか？｣と聞いたとき、
｢ここは～ここでーす｣と返事が返ってきました。
それじゃどこかわからないでしょ。
主人と甥っ子は明らかに同じ系統の血が流れています。
いつになったら日本語ちゃんとしゃべってくれるのか？
台湾で日本語を教える時に使っていた教科書です。
台湾の書店でいろいろと見ましたが、これがよく
出来ていると思いました。
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