5月中旬、オタワのチューリップフェスティバル へ行ってきました。
カナダでは毎年5月になると、オタワでチューリップフェスティバルが
開催されます。
モントリオールに来た人は一度は利用したことのあるだろう
ワンダートラベルのバスツアーで行ってきました。
結論から言えば、チューリップフェスティバルも終了間近の
頃に行ったので、チューリップ自体は終わりかけの場所も
あったので、すこし肩透かしでした。
が、写真にあるように、見事に咲いたチューリップの花々が
そこここに。きれいな花々を見ると、なんだかホッとしますね。
5月上旬なら、もっと見事なチューリップの風景を見ることが
出来るだろうと思います。
さて、このチューリップフェスティバル、何故にオタワで
チューリップフェスティバルかと言いますと、
話しは戦争時代に遡ります。
戦争中、オランダの皇族であるユリアナ王女が祖国を
離れてオタワに逃れていました。
ユリアナ王女は妊娠しておりましたが、オランダの皇族の
規範で自国で生まれた子供のみを皇位継承できる子供と
みなすものがあり、この時、カナダ政府の超法規的措置で
ユリアナ王女の入院していた病院の病室をオランダとし、
無事にマルグリット王女が生まれました。
この時のカナダ政府の配慮に感謝し、オランダからは
その後、10万個のチューリップの球根が贈られたいる
そうです。その後もずっとオランダから毎年
チューリップが贈られているそうです。
これがチューリップフェスティバルの由来です。
戦争で武器などがやりとりされるのではなく、
このように、人間の情にたった交流で、美しい
チューリップの花が海を渡ってきて開かれる
チューリップフェスティバル、いわば、友情や
平和の象徴でもあるのかなと感じたりします。
素敵なイベントですね。
わたしたちがじっくりチューリップを見たのは
ダウズレイクのほとり、コミッショナーズパークでした。
もちろん、そこに行くまでにも国会議事堂やその他の
場所でチューリップの花がそこここに咲いていますから、
美しい光景を見ることが出来ます。
ダウズレイクでは少し自由に散策の時間がありましたが、
困ったのがお手洗い。広い敷地内にトイレの配置してある
場所が少なく、かなり歩きます。
バスツアーなので、バスに乗り込む前に済ませておこうと
すると、最初にお手洗いの場所を確認しておいた方がいい
ようです。
チューリップがあちらこちらに咲く公園では、
音楽を演奏していたり、屋台が出ていたりとお祭り気分も
たっぷり。しかし、飲み物はかなり高いようです。
（水が一瓶３、4ドルだったような）
一日のバスツアーでしたが、チューリップ
フェスティバルのみでなく、その他の観光地もあり、
オタワの美しい風景を見るだけでも十分に価値のある
ツアーでした。
オタワにいらっしゃるには是非この時期お薦めですね。
他の観光は次回へつづく‥。
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