日曜日は主人の実家の台南に帰っていました。


この日は朝からいつも参拝にいっているお寺で

神様の誕生日をお祝いする為、盛大に捧げものを

祭り、結婚披露宴のごとく、お祝いするのです。


神様に誕生日があるんですね。

知らなかった。


捧げものの果物を届けるのに、この日は朝早めから台南へ。

昼にはすでに五つほどの円卓上に山ほどの捧げ物が

置かれていました。そして、その捧げ物にぐさりと台湾の

あの長い線香をたてるのです。


お寺の中はキンキラキン、ど派手に彩られた花や飾り物で

いっぱいです。そして、例のごとく、神様に捧げるお金も

(といっても黄色い色した神様用のお金で本物ではありません)

置かれています。


日本のお寺とはまったく違います。

というよりは、お寺とくらべるより、神様がいるので

神社ですね。


夜には以前にもご紹介した

黒松大飯店と化した神社が姿をあらわしていました。


円卓の向こうの方には、電飾ギラギラの舞台が

設置され、カラオケ機材もスタンバイ。

みなが上がってくるのを待ち構えております。


爆竹の音とともに、神様誕生日の夜の部が開始されます。


いや、ほんとにまるで結婚披露宴。




司会者の話しとともに(司会者もいるんですね。すごい!)

宴が開幕。というより、爆竹の時にすでに食べ初めて?いる

感じですが…。


食べ始めれば、もちろん話しも絶好調。

どのテーブルもわいわいがやがや。

しかし、困ったことにこの日風邪気味の私には、

ちょっと本当に頭にガンガン。


また、ほぼ100%台湾語なので、ちんぷんかんぷん。

顔見知りのおじさんが、まだ台湾語わからないんだよね、

なんて、わたしの顔見ながらしゃべっているので、

なんとか「ティアボー」=わかりません、とだけ返して

あとはひたすら笑顔笑顔。


みなが集まれば、俗にいう村の一種のイベントの

ようなもの、必然的に普段以上に声のボリュームも

あがるようですが、なんだか外国人にはけんかして

いるように聞こえます。


お酒もまわり、出来上がってきたころには司会者が

タイミングよく、カラオケで歌う人を紹介。日頃知られている

のど自慢の人たちが次々に出てきます。


主人のお兄さんと弟さんも舞台にあがって歌い、

参加賞のポットをもらっていました。

私も日本の歌を歌ってくれと言われましたが、

歌える歌を見つけるのが大変(カラオケにある歌が

古すぎて私には歌えません)で、結局なしに

しました。ホッと安心?(普段は歌好きですが)


みんなごきげん、最後のアイスクリームを食べたところで、

宴も終了。神社を後にしたのでした。

しかし、終わってみれば、みんなと一緒に神様が

踊っていたような気がするのは、わたしだけでしょうか。


台湾の南部ならではの伝統的な光景です。

しっかりと昔ながらの風習がまだまだ受け継がれて

いるようです。


また、こういうイベントが村(町)の娯楽になっているんでしょうね。




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