光という魔物
写真家が求める白は、写真で言えばホワイトバランス、
基準では18%グレーが基本的な白色です
緑の樹木の前で写真に写ると、顔が青色っぽく見えます。
白熱灯の下だと、赤っぽく、蛍光灯の下だと青白く写ります。
眼には視えませんが、レンズは脳のように修正できないので、
色の持つ波長(色温度)をそのまま焼き付けます
ご存知のように、光をプリズムに通すと、七色に分解されて視えますね
これが光の波長(色温度)と呼ばれるものなのです。
植物の色もこの温度と同じなので、この量が多いとその光が影響するというわけです
色は人間が好むものなので、美味しそうに見えるのも色を識別するからです、
だから様々な加工食品には色素を入れて美味しく見せ、
買わせようとしているのであって、商品自体の品質には何の関係もありません、
言えそれどころかむしろ危険な物が一杯あります。
ちょっと難しくなりましたが、知識として持っておいてください。
あなたが写した写真が実物と違った色に見える理由がこれだったのです。
ですから、プロのカメラマンは補正用のレンズを加えて写しているのです。
真っ白な花・・・・・でも光を反射すれば白飛びして眼が痛くなります
俗にいうピーカンでは、写真家は決して撮影しません。
これがピーカンの空 50本入りピースの缶
ピーカンとは、山男達が真っ青な空をこの缶の色「ピースの缶=ピーカン」に例えて
使った隠語が始まり。
半日陰・・・・・
絵を描く時は光と影に心を配ります。
少し斜めに光を受けると、微妙な陰影が生まれます。
それが立体感を感じさせる部分です。
これが一番物を美しく見せる基本的条件です、写真だと
斜光と呼ばれます、斜めに光が被写体を照らす状態で、一番立体感が出ます。
順光はカメラの背後から光が均等に当たるので、被写体が平面的に写ります。
逆光は被写体の背後に光があるために、被写体が光に負けて影の状態になります
夕日をバックに写す時と同じ状態ですね。
意図的に逆光を捉えると、逆光ならではの画像が撮れます。
ネガフィルムだと、フジ系は青っぽく、アグファやコダックは赤系に表現できます。
最もデジカメだとこれらに悩むこともなく、
自在に調整はできますが。
あくまでも被写体(撮影の対象物)に、光がどのように
当たっているかは大きな問題に変わりはありません。
この辺りを考えながら撮影場所を決めましょう、
それが結果的に良い絵のベースになるのですから。
花がこのような状態の位置が一番美しかったら、
花の手前に白い紙なんかを背後の光に反射させて
花に補助光を加えます。
よくカメラマンや写真スタジオで見かける銀色をした板(レフ板)
あれは被写体を逆光などで浮かび上がらせながら、
顔に明るさを反射させる手当の技法なんです。
側光は光源が横から入ってくる場合、
物の半分が影になるので立体感の変化がよく読める
レフ板はA4位の物でも結構効果があります、試してみると実感で身につきます。
アルミフォイルの裏側(光の無い方)をくしゃくしゃにしてシワだらけにしたものを、
もう一度綺麗に伸ばす、これをボール紙やダンボールに糊付けすると、本格的なレフ板ができます。
効果はてきめんです。
緊急だと、白いハンカチもグッド、幸せの黄色いハンカチは
黄色く色被りしますので、この場合は白にしてくださいね。
不幸な作品になる危険性がありますもの・・・・・
右の写真は俗称「銀レフ」と呼ばれるものですが、
場面や状況に応じて金などのものも使います。
要するに何色をどの色目に補正するか・・・・・
これを考えて使っているのです。
関係無いように思えるかもしれませんが、
色目を見極めるということは、とても重要な意味があります。
「赤っぽい・しろっぽい」このポイの部分が感性に必要不可欠だからです。
色彩に敏感になるということが、再現力につながるのですから、
ちょっと違って見える絵がかけるのです。
これこそ、薫りの部分なのです。
