3月の養生法。 | Natural漢方life

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創業50周年!漢方アドバイザー・チュン子の ゆったり、ほっこり漢方生活。
好きな朝ドラの感想なども書いたりしています。

2月逃げた、とはよく言ったもので、ホントにあっという間に駆け抜けた感じです。

本日は朝からずっと雪がちらついてた日曜日。

温度計の数字より体感温度は低く、店頭でも「冷えがひどい」という訴えの多いこと。

花粉も飛び始めたし、過ごしやすい穏やかな気候って、年に何日も無い気がしてます…

 

さて、明々後日からは3月です。

冬の間に体内に溜まったアクをお掃除する時です。

だんだん日も延び、陽光も明るく射すようになります。

 

この早春の時期は、漢方で言う「風(ふう)邪」が発生しやすくなります。

「風邪」は主に身体の上部を侵し、頭痛・めまい・くしゃみ・咳・鼻水・鼻づまり・目の痒み・目の疲れ等で現れます。

この「風邪」の症状には、生姜・ネギ・玉葱・シソ葉・菊花・せり・うど・ハーブティーなど、発散力のある食物が効きます。

 

また「肝気旺」である今の時季は、「陽気」が活発に働き始めるため、胸から上に「気」が上昇しがちです。

」は単に肝臓をさすだけでなく、「気」を全身に巡らす働き、即ち「自律神経」の機能を指します

その「」が亢進すると、血が騒ぐようになり、のぼせやすくなるのです。

春は何かと気ぜわしく、環境の変化もストレスとなりますから、「気」を巡らせて元気に乗り切りましょう。

 

 

春に増える、イライラ・ユウウツ感・胸や脇やお腹の張りにオススメ。

 

 

「柴胡疎肝湯」は、気を巡らす「四逆散」(柴胡・芍薬・甘草・枳実)に、理気の香附子・青皮、活血止痛の川芎が加味された処方です。肝気の上昇を防ぎ、気の流れを調えて運行を良くしてくれますから、ストレスの多い方に良いと思いますよ。

 

 

ご来店のF様から、「つぼみ菜」をいただきました。

 

 

みずみずしくて、すぐにいただいたのですが、香りとほろ苦さが春を感じさせてくれる美味しい野菜ですよ。

F様、ありがとうございました!

 

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さて朝ドラですが、貴司くんと舞ちゃんの結婚後は、ここからクライマックスにかけて、何を着地点にするのか、になります。

すわ、パイロット復帰か、などと思っていたら、舞ちゃん、新事業に取り掛かるんですね…。

私は、貴司くんの重版された歌集の作品(恋の歌)が、なぜ劇中で披露されなかったのか気になったままです。見たかった…

 

 

明日からは日中の気温がちょっと上昇するようですね。

今月もあと2日ですが、どなたさまも、無事に健康に過ごせるよう、お気をつけ下さい。