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久しぶりのバカンスで
またもや・・・
日本に上陸したレインボーさん。
プレイのお相手?人妻マユさんの小慣れた段取りで
またもや自宅近くのウィークリーマンションを予約していた。
もちろん同じくエンジェルチームも
ウィークリーを予約済み
今回は・・・・
『友達と沖縄に1週間行って来る』と
人妻マユさんは言っていたそうである・・・・
晴れやかな表情で
レインボーさんが関西国際空港に到着
夏とは印象が少し違い
長袖のブルーのトレーナーにジーンズ
相変わらずの口ひげ
よくよく見ると・・・長時間のフライトで
目の下のたるみが異様に目立ち、
ややお疲れの様子が伺える
到着までの待ち時間には
トイレに何度もこもり
お化粧直しを頻繁に繰り返していた
人妻・マユさん・・・
余程のウキウキ感が伝わるのであった・・・。
この二人に
その後・・・まさかまさかの
奇襲攻撃が決行されるとは
夢にも思っていなかったはずである。
同じくウィークリーマンション近辺の
スーパーマーケットに立ち寄り
お買い物を済ませ・・・・
二人のしばしの愛の巣へ歩き出した。
「あっ。Aさんですか~~
しばらくすると、マンションに二人が到着しますっ」
「了解ですすぐに行きますのでマンションの入りを
カメラで押さえててくださいっ」
「はい了解です。」
しばらくすると・・・二人はマンションに入室した。
やや遅れ気味に
依頼者・Aさんが小さな旅行バックを手に持ち
山崎たちが待機する、
人妻マユさんとレインボーさんのいる
隣の部屋へやってきたのである
「はあはあ・・・・」
少し息切れしながらAさんは言った。
「鍵屋を呼んでいたんですが、思ったより
遅くなりまして・・・・・・はあはあ・・・」
「鍵屋さんですか」
「はい。そうですっ」
Aさんいわく・・・
友達と旅行だという浮気嫁の嘘に
我慢限界の約半年間
いろんな結末を考えたと言う・・・
その結果が・・・・
旅行に出かけた日に自宅の鍵を変えて
もう二度と自宅に入れなくするという
名案が浮かんだ
そして・・・持参していた小さな旅行バックは・・・
人妻・マユさんが絶対に必要としている
個人の通帳・印鑑・大切な貴金属類等・・・
郵送した時に紛失してしまえば揉める原因になるものを
かばんに詰めてきた。
荷物は後日、実家やどこか・・・
嫁の指定する住所へ
着払いで送るという段取りで
玄関先にはダンボール箱が
積み上げられていると言う
・・・数時間前に嫁・マユさんが
自宅を出て行った途端
Aさんは行動を開始したのである
「・・・Aさんすごい段取りさんですね~」
山崎は妙な感動を覚えた
「でも・・・もうお二人は入室されて
お買い物の内容からしても
今日はマンションから出ないと思いますよ~」
「・・・・旅行は明日からのはずなんです。
出来れば・・・」
「出来れば」
「旅行には行かせたくないので、
僕ではなく・・・・
誰か部屋を尋ねていってもらえませんか
もし、出てきたらその隙に
ボクが登場して話をしますっ」
「・・・・了解です・・・やってみましょう・・・」
若者男子調査員に
お隣のレインボーさん達が潜伏する
お部屋訪問をしていただく事にした・・・。
ピンポ~~~ン・・・・・
すぐには出ない・・・
隣の玄関先で様子を伺う、山崎とAさん
ピンポ~~~~ン・・・・
魚眼レンズから人の気配がした・・・
扉の向こうから
レインボーさんの声・・・
「・・・はい・・・・」
「・・・あっ。すみません~隣のものなんですが・・・」
「・・・・なんでしょう???・・・・・」
「・・・・あっ。少しお話がありまして・・・・」
ガチャ。
玄関の扉が開いた
調査員は満面の笑顔でご挨拶をする・・・
「すみません。お忙しいのに・・・・」
その隙を狙って
Aさんは調査員男子の後ろに立ちはだかった
「あっ。マユの亭主ですっ。妻がいつもお世話になっています」
積年の恨みが静かに炸裂した
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
レインボーさんの顔色が変った途端・・・
後ろから嫁マユさんが顔を出した。
「ど~したのぉ~~~」
甘い声で玄関先を見ると
夫・Aさんが仁王立ちしている
目を見開いて驚くマユさんは
あまりの衝撃で言葉を失っていた・・・・
「おい。何してるかは全部知ってる。
だいぶと前からすべて知ってるっ。
お前、どーいうつもりやねんっ」
我に返ったレインボーさんも反撃に出たっ
「君っ不法侵入だぞっ警察を呼ぶぞっ」
人差し指をAさんにむけて強気に出たのである。
「お~呼んでくれっ。オレは警察官やっ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
あまりの突然のことで警察官であるという
情報を忘れていたに違いない
「それとっ。言うとくけどなっ。不法侵入~~
オレもこのマンション借りてるんじゃっ」
Aさんは一喝した。
「・・・・ボクたちはそんな関係ではないよ」
苦し紛れにマユさんをかばうレインボーさん
「そんな関係じゃない??はっ?どんな関係やねんっ?」
「・・・・トモダチ・・・だ・・・」
「友達~~友達がそんな服を切り刻んだりして
遊ぶんか~~っどうやねんっ」
「・・・し・失礼なっ君は見ていたのか
何の証拠があってそんなわけの分からないことをっ」
まだ関係を認めないレインボーさん・・・
「オレは去年の京都旅行から探偵をつけて
調査もしていたし、PCメールはすべて保存しているっ。
言い逃れはできへんっ」
おなかに力を込めて言い放つ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
無言になったレインボー谷口さん・・・・
「とにかくお前と話をすんのは後やっ。
マユっ。ちょっと外で話をしようか
出てこいやっ」
・・・・この場から逃れたいのか
マユさんは夫・Aさんの言うことに従った。
二人は連れ立って
近くのファミレスに向かったのである・・・
さて・・・残されたレインボーさん・・・
30分後・・・
隣の部屋のドアが開いた音がした
除くと・・・・荷物を持ったレインボーさんが
そそくさと部屋を後にする姿が確認されたのだ
すぐさまAさんに連絡すると・・・
「ああ・・・そうですか・・・あいつとはもう少し
話がしたかったんですが
ボクが一番腹が立つのは嫁なんで
もういいです・・・ありがとうございます・・・
出て行ったことを本人に伝えておきます。」
日本で携帯を所持していない
レインボーさんにはマユさんですら
連絡がつかない状態になるはずである。
その後・・・
マユさんと話したAさんは
複雑な表情でこう言った・・・
「完全、白旗でしたね。
荷物も渡しましたし・・・
自宅に二度と足を踏み入れないように言っておきました。
離婚届にも印鑑をついてもらいました・・・。」
なんだかやるせない表情で
結果報告をしたAさん。
親権もAさんがとるという話に
マユさんも仕方なしに同意して・・・
借りているウィークリーマンションに戻ったのである。
しかし、そこには愛した男はいなかった・・・
一時の恋心と遊び心がエスカレートしたマユさんは・・・
積み重ねてきた『家族』という平凡な幸せを失ってしまうという
この先、後悔するはずの結果をよんでしまったのである・・・
幸せとはとても地味で平凡なことだと
山崎は思うのである
この話から・・・
男は女の浮気を許さないという事実を
再認識させられた。
完結