3日間のイベント最終日。
2日目のライブドローイングを終えて気分は楽になっていましたが
スケジュールはこの日が一番ハード。
朝からホテルの部屋にメイクさんが来てもらって今日のイベントに備えます。
最初はVIPミーティング。早く入場出来るVIP PASS を購入した人から人数限定で受け付けた人たちと軽食を取りながらお話します。
その後は何本かのインタビュー。質問の重複が多いです![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
最後にTV局が入りました。
昨日ライブドローイングで描いた絵に宛て書きを添えて完成しました。
休む間も無くサイン会。各回50名で受付終了です。
多くの方たちが2ショット記念写真をご希望されるので
ネットに上げない、遠目からの撮影を条件にたくさん撮りました。
このところダイエットに失敗続きなので、本当は写真は嫌なんですけど
これもイベントゲストの役目かと思って……ヽ(´o`;
慌ただしく昼食をとって、最後のプログラムのトークイベントへ。
トークと言ってもたくさんの質問に答えるだけですが、ここでも質問が集中するのは原作付きの作品での作者とのやりとりです。
実際にはお話が決まって最初に原作者、担当編集者、広告代理店のプロデューサー、制作会社のプロデューサー、総監督、シナリオライターなど全員が揃って挨拶するだけ。
連載中の漫画家の方は大変にお忙しく、お話出来るようなコラボはありません。
制作が始まると打ち合わせ相手は総監督、各話のシナリオライターもしくは監督としながら作業を進めます。
ヘッドギアの成り立ちについては、ちょっと休憩を挟んでじっくりお話出来たと思います。
当時の若きクリエイターは(今もそうかもしれませんが)妄想を膨らませて「俺の観たいアニメ」の企画ごっこでたくさんおしゃべりして遊ぶのは日常的にあることでした。
そんな企画の種を作ったゆうきまさみと出渕裕がノートに描かれた簡単なイメージカットと頭の中の妄想をたまたま知り合った伊藤和典に話して私も誘われ、何回かの企画会議と温泉旅行でのお籠りをして企画書が完成。エモーションレーベルの鵜之沢伸さんにプレゼンしたのはクリスマスのホームパーティーの時でした。鵜之沢氏の決断で黎明期のOVAにありがちな売れたら次を作るのではなく、最初から6本のシリーズを作ることを前提に制作がスタート。この時最後にヘッドギアに加わったのが予算と納期を守って現場を維持できる押井守でした。
それから後のことはパトレイバーファンの皆さんもご存知の通りです。
6本のシナリオで出来上がった世界観設定のパラレルワールドとして、
ゆうきまさみによる漫画版の連載が少年サンデーで始まったのです。
パトレイバーの漫画が漫画版と呼ばれ、原作とされないのはこの成り立ちによるものです。作品世界が重なって互いに影響しあって世界観が創られていきました。
トークイベントの終了をもって私の参加プログラムが終わりました。
夜はこの3日間通訳をしてくださったナオコさんのお宅で食事会。
乗り物大好きの村田蓮爾さん大喜びの初バス体験でトゥール郊外に向かいました。
とても楽しいひと時を過ごしましたが、それはまた別の話(*'▽'*)
日本を発つ前は心配された天候でしたが、概ね天気に恵まれ、雨が降ったのは寝ている間かイベント会場の中にいる時でした。(*^▽^*)
さて、今日はご褒美の観光です。