時々ブログに書いている猫の猫の描画七宝。



ここしばらくはベースを作っていました。

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銀や銅の板を切手大に切り出して
ベースカラーの釉薬をのせます。

ムラの無い表面に仕上げるため、
最低2度は釉薬を盛り付けて焼く、を繰り返します。

紙と違って、この準備が大変。
大きい白丸はもう一手間慣らしが必要かも。

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そしてもっと大変だったのは、いつもより高温の
酸素バーナーで純銀のササブキ(小さなペレット)を
トロトロになるまで溶かして型に流し込み
重い槌で叩いて伸ばし、ローラーで1mmの厚さまで圧延。

いつもと違う鍛冶屋仕事に写真を撮る余裕無しあせる

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なるべく無駄の出ないように隅から猫形に切り出し……

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裏面にチェーン通しの金具をロー付け。

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白猫は不透明の白い釉薬をのせて
専用絵の具で描く描画七宝のベース作り。

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黒猫は透明の白に透明のインクブルーをのせて
3度目の焼成は不透明の黒い釉薬を散りばめました。
耳と目は釉薬を削り取りピンクと黄色をのせて焼く予定。
前脚を舐める小さい舌もあるけど見えるかしら?

紙と違って絵を描くより前の作業が大仕事。
果たして「猫」だけで個展を開く日は訪れるのでしょうか?

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