昨日の続き、金曜日のレポートです。


アニメやボカロのコーナーもありましたが
漫画も充実していました。

 赤塚不二夫

「ひみつのアッコちゃん、1962年。
表紙の着彩は1963年の単行本化の際。

実はこのころ、少女漫画はあまり読んでいませんでした。
萩尾望都、池田理代子の流れで少女漫画を読むようになる前は、
アニメ化作品が「鉄腕アトム」「鉄人28号」と2本も載っていた
光文社の月刊誌「少年」を読んで、その後もサンデー、マガジン
と言う流れ。

 吾妻ひでお

SF史にも残る「ななこSOS」の原稿。

 志村貴子

「青い花」は、今回初めて読みました。
女の子の親友との深い思い出、
私には無いのでちょっと残念です。

 

藤島康介さんの「ああっ女神さまっ」のベルダンディーを
モチーフに制作された美しいフィギュアの後ろには
明治時代の美少女画が並ぶ空間は不思議です。

 村山加奈恵

 加藤美佳

展示も終わりに近い部屋には
若い作家達の意欲作が並びます。



内覧会の後は、作家達と美術館スタッフのお茶会。

左から根付け作家の永島信也さん、
東京藝術大学大学院在学中の村山加奈恵さん、
静岡会場のキィビジュアルを描いた東京モノノケさん、
私、アクリルと鏡を作品に取り入れた谷口真人さん、
青森会場の現場で制作もなさったobさん。

集まった若い現代美術の作家さん達の中には
クリィミーマミに影響を受けたとおっしゃる方も
複数いらっしゃいました。

なるほど美術館での展示にクリィミーマミが
加えられた訳がわかりました。


色々な時代、様々なジャンルに渡った美少女達。
すべてを観終わったところで、
「美少女」とは何かという答えの問いに対する
それぞれの答えが沸いてくるのではないでしょうか。

ここに取り上げなかった作品も含めて
質量共に見応えのある展覧会ですので
是非、関東地方の方は観にいらしてください。

関西の方は、この後2ヶ月後、島根に巡回します。
間違えやすいのですが、
島根県立美術館(松江市)
ではなく島根県立石見美術館(益田市)です。

Part1はこちら
Part2はこちら

開催中の美術館は以下にて

静岡県立美術館

会期:2014年9月20日(土)~11月16日(日)
休館日:月曜日(祝日に当たる場合は開館し、翌火曜日が休館)
[ 9月21日、27 日、10月4日、12日、18日、25日、11月1日 ]

開館時間:10:00~17:30 (展示室への入室は17:00まで)

〒422-8002 静岡市駿河区谷田53-2
      TEL:054-263-5755

※写真は撮影許可をいただいています。

P.S. 次の開催会場の記述に間違いがありました