三菱一号美術館で開催中の
「ヴィジェ・ルブラン展」に行ってきました。
マリー=アントワネットと同じ年に生まれた
女性画家エリザベト・ルイーズ・ヴィジェ・ルブランは
王妃の肖像画家として、18世紀に活躍しました。
「その卓越した技量や作品数の多さにも拘らず、回顧展はかつて一度だけアメリカで開催されたのみで、我が国はおろか、祖国のフランスでさえ実現されたことがありません。」
かなり充実した展覧会でした。
ある年代の日本女性は『ベルサイユのばら』のおかげで、
妙にフランス革命のエピソードに詳しいのですが、
登場人物のポリニャック伯夫人とか、
エチケット夫人の肖像画もあります。
オルレアン公の肖像画を見てニヤリとする
あなたはきっと、『ベルばら』ファン。
会期は5/8迄です。
帽子とコーディネートされたスーツをお召しの
皇族のようなご夫人と紳士もいらして、
丸の内の展覧会場も、ちょっと別世界。
三菱一号美術館は、元の場所に当時の設計図に通りに
素材も極力当時と同じものを使って復元された明治建築です。
現在の耐震基準に沿っての変更はあるそうです。
中庭はこんな雰囲気。
時間があれば、連動企画として同じ館内に展示されている
『丸の内・職業婦人の誕生展』も是非どうぞ。
『龍馬伝』でおなじみの、三菱財閥創立者たる
本物の岩崎弥太郎の写真も飾られています。