今日は、私の住んでいる岩手は

あまり気温が上がらず寒い一日でした、

皆さんの住んでいる地域はどうでしたか?

お体    大切に過ごせますように




暖かく着込んでいても   気づかぬうちに

人の体は   芯まで冷えてしまいます



でも    体だけではなく

心も冷えてはいませんか



自分がどんなに頑張っても

認めてもらえなかったり

人の言葉に左右され

自分自身を   弱い人間だと思ったり




そんな思いを抱えている方の

心の荷物を少しでも

軽く出来たら、


そんな思いを込めた詩です。

この詩は  詩集には載ってはいませんが

以前に   詩の賞に
応募した作品を   少し直した詩です



          「寄り添いながら」

この空の下で
誰かの笑顔に寄り添うように
小さな花は咲いていました

風が吹き   微笑むように揺れて
花は   空に向かい
凛とした姿で   咲くのです

花の姿のように
どんな苦しみにも負けずに
強く生きるのは
きっと自分には   無理だよと
涙をためながら叫んでいた
心が   砕け散りそうな誰かのそばで
花は   優しく揺れました

でも    どうか思い出して欲しいのです

どんなに   強い風に吹かれても
根を張り   精一杯生きる花たちは
本当は   強さだけを
秘めているわけではないことを

えぇ   確かに    花は懸命に咲きました

だけど   人の心と同じで
弱くて脆い   一本の茎で立つその命は
わずかな力で折れてしまうほど
儚いもの

それでも咲きました

今を生きようと   必死にもがく
本当は優しくて強い   あなたのように

花も   人も
弱さと強さを抱いて生きている

何よりも
温かい愛を抱いて生きている

花も    人も
脆く   尊いからこそ
その命は   物語を生み
人を幾度となく   励ますのです

そして   痛みに寄り添い
私たちの魂は
強く咲くことができるのです

花たちは    お日さまの下で
一緒だよと   微笑み
あなたの傍らで揺れながら咲くでしょう

その輝きは   やがて過ぎゆく
すべての時代を生きる  命へと届くよう

咲き誇れ   未来へ



                                  終わり。






踏まれても踏まれても

咲き続ける花たちは

まるで毎日を

ひたむきに生きる   あなたの姿のようです。