私は
できれば
人の裏の気持ちを感じたくない
裏の気持ちというのは
その人が表面上見せているものの
裏に潜む
その人の本心だったりするんだけど
私は
幼い頃から
その気持ちが聞こえてしまうというか
見えてしまう
私の場合
私が感じるそれは
ほとんどが
自己否定の感情が元になっていて
黒くてどろどろした、マイナスの感情が多い
小さな頃は
「自己否定」なんて言葉も知らないし
なんの経験も知識もないから
〝こういう人なんだ〝
と思うだけで
気にも留めていなかったが
成長するにつれ
人の心理を知るにつれ
私の中でデータ化され
顔の表情
目の表情
声のトーン
そして
その人が発する雰囲気と言葉から
今の会話のどこがその人の機微に触れたのか
そうして
その人が何を思ってその言葉を吐いたのかが
手に取るように見えるようになった
でも
昔はそんなの変人扱いされちゃうからね...😅
そんな自分を出さないようにしたし
見ないようにしてたら
世間一般の常識の中でもまれているうちに
随分と薄れてしまった
それでも
その能力は
いまだ私の中に残っているらしい
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男性でも女性でも
自分に自信のない人に
それら裏の気持ちが見える
時に嫉妬心として
時にプライドを保守しようとして
時に
自分はこれまで苦労をしてきたという自負からの驕り高ぶりを象徴して
あるいは愛に飢えて育った代償として
または
甘やかされて育ち
人の心の機微やその奥深さに気付かないまま
歳だけとってきたであろう場合などだ
彼らの言葉や態度の裏には
〝承認してほしい〟
という想いが潜んでいる
悲しいことに
裏の気持ちに突き動かされて
そういった言葉や態度をとっていることに
本人は気付いていない
その本人も
目の前の物事に
自分で嫌な感じを覚えているはずで
なんだかわからないけど
嫌な気分を感じ
それを周りに悟られたくなくて
保身のために
人に対して虚勢を張ってしまう
それに気付いた時
私はとても悲しくなる
だって
その人はそのままで素晴らしいのに
なぜ意地をはらなきゃならないのかがわからないから
時々私は
率直に言葉にして
〝これこれこういう気持ち〟
を持っているから今の言葉が出たんだょ....
って言うこともある
その時
おおよその人達は
指摘されたことで羞恥心を刺激されるため
言い訳をし始める
みんな無意識に感じてるはず
時に誰かと話したり会ってるだけでも
「なんか嫌な感じだな」
「この人と話してると気分悪いなぁ」
「なんかあの人の言うことがいちいち引っかかるなぁ」
「なんかこの人と居るとしんどいなぁ」
(.....etc)
それは、
自分には関係のないことなのに
「なんとかしてょ」
と
相手の黒くてどろどろしたマイナスの言動から
自分に依存する相手の気持ちを感じ
どうにもできないことに
なんとなく
責任を感じてしまうからだと思う
私はそんな時
出来るだけ気付かないフリをして
向けられた言葉も想いも
スルーするようにしている
そうして
そういった場面に出くわすたびに
私の中にも同じような部分がないか
隅々までチェックする
良くも悪くも
人は自分を写す鏡だ
私のために
そういった言動をとってくれてるんぢゃないか....
とさえ思うほど
みんなが大事なお手本だ
人は
この世の全てを内包している
何回も生まれ変わってきてる間に
いろんな人格を持って生きてきている
そしてそれらの記憶は
全て私たちのDNAに刻まれている
いろんな経験、いろんな人格はあるけれど
往々にして
皆経験している心境は
似たり寄ったりだと思うのだ
例えば
前世、同じ志を持っていた仲間だった人もいるだろう
その時は同じような感覚を持った仲間であっても
今生で同じ部分にフォーカスしているとは限らない
今の私が
これまで生きてきた中の
どの人格にフォーカスしているかの違いだけで
私もかつて
同じような思いを抱き
同じような言動を取っていたことがあった
.....見ていてそう実感する
相手が今生で選んでいる道だから
その思いを尊重することこそ愛情で
でも
黒くてどろどろしたマイナスな感情に振り回されていた時の
なんとも重だるい感覚をよく覚えている
できればみんなが
もっと軽くなって
それぞれの人生を謳歌できればいいのに
そう思わずにはいられない
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