わかってきた。
子供達の週末帰宅の意味.....
生野の生活は楽園。
毎日が楽しくてたまらない。
でも、
うちに帰ってくると、
やっぱり里心が芽生える。
だって、
生野は楽しいけど、
エネルギー全開な分、
気づかない間に疲れも溜まってる。
ストレスとも言えるのかもしれないが、
パワー全開な各人が集まって生活する5日間
それはそれはすごいエネルギーがほとばしっていることだろう。
ちょうど、子供の1日を
彼ら生野の子たちの1週間に置き換えると分かりやすい。
1日目いっぱい遊び、
夜は死んだようにぐっすり眠る。
そして翌日に備え、
また全開.....
生野の体験入学の時、
校長先生から言われた。
「毎週末は帰らせてあげてください。
子供同士の生活で、ストレスが溜まってよりぶつかりあう原因になりますから.....」
交通費もバカにならないから、
帰宅を月に一回にできますか？
と聞いた時だった。
ストレスって.....
好きなとこで好きなことするのに、
ストレスって.....
寮になれたら、寮で身も心も十分にリラックスできるようになるだろうに.....
そんなふーに考えてた.....
今週で、何度目の帰宅だろうか...
自分の生活の場は生野である....
それはよく理解している。
が、3週間ほど前から、
見送りの時の次男の顔が、名残惜しそーになった。
電車に乗る時間が近づくほどに、
言いようのない侘しさのようなものを感じているのが見て取れる。
まだ未熟な彼らは、
そんな気持ちにトゲを生えさせ、
人に当ててしまう。
生野で何が嫌とか、
何がしんどいとか、
誰が嫌とか、
そんなことは何一つないだろう。
だが、
見えない疲れとストレスに体は重そうだ...
家ではほぼぐったりとしている。
きっと、
心の中でもいろんなことが去来し、
一人で喋ってることだろう。
まさにその疲れを癒しに帰ってきている....
ここが、
彼にとって、
大事な、
リセットのできる場所なのだ。
........よかった
離れてもなお、
私たち家族は彼の役に立てている。
いつもと変わらぬ会話と営みの中に、
安らぎを感じ、
エネルギーを補給して、
新たな一週間へ向かう。
今週は実は、
いつもの通り喧嘩になり、
私が口を挟んだ。
だって、
ひたすら寂しさをこらえて
やっと自分の生活を作り始めている弟に、
次男の物言いがあまりに理不尽だったから...
大事な兄のわがままを最大限に許す弟...
帰ってきても、
家族の中での居場所を見失いかけている次男...
お互いに
相手の中に自分の存在感が
まだどれほど残っているのかを推し量りたくて意地悪になる.....
お互いの気持ちを私が代弁することで
消えることのない兄弟の絆を確かめる。
今回のお見送りは仲良くじゃれあっている。
彼らのじゃれ合いに、
痛みはつきものだ(笑)
また1週間頑張ろう