次男を寮に入れて……


実はちょいと、"ほっ"としていた。


だって、

自己管理において、

一人であることの不自由さに気付いたり、

自分で考えたり、

人を見ててなにかを感じたり……





してくれるかなあ……

なんて、期待したりして、

本来は自分でできる部分が
とにかくできない人なので、

そこのところを、

小さい頃から、
私独自の方法でやって来て…

頭の中も、私の第六感も、

彼のことで目一杯だったのが、

少し減った感があったから。




でも、

まだ二度目めの帰宅。


まだまだ離れててもアンテナ広げて、

テレパシー、使わなきゃだわあせるあせるあせる




毎日様子を見れない分、
彼が自己管理ができない分、

必要な連絡事項ってなんだろうな……

と、
うつろに考えていた。


そんな矢先にやっぱりなと…



いちご いちご いちご いちご いちご いちご いちご いちご



ふと気付いた。


喘息の薬だ……汗



気にしてたのに、

声をかけるのが遅かった…… (>_<)




いちご いちご いちご いちご いちご いちご いちご いちご



喘息の薬をのみ初めて

何年になるだろう……



飲み薬が2種類と、
吸引。


これがないと、

季節の変わり目や空気の変化にやられてしまう。


一緒に肺炎を併発し、

入院もした。


が、


薬の役目、
食べ物の役目、
何故、何が、今、必要なのか、

折を見て説明してきた。

今回の進学・入寮に当り、

半年以上はさらに厳しく、

細かく話してきた。


なぜ薬が必要か、
なぜいまなのか、
薬を最大限利用しなければ、
健康体を手に入れられなくて、
彼の進みたい方向への道は、
一切閉ざされてしまうこと……




だって、

山に入って虫を追う生活をするとなると、

知恵と体力が必要なサバイバルな毎日になる。



薬がないと、

血中酸素濃度をキープ出来ないなんて、

何一つ夢を叶えるなんて出来なくなる。




でも、

どんなに怒られても、

薬をきっちり飲んでくれず、

管理も追い付かず…          だった。



いちご いちご いちご いちご いちご いちご いちご いちご




卒業前に医者に行ったとき、

もらった薬の量は少なかった。


だから、ここまで持つはずもなく、


でも、

薬はあるという。

でも、お医者にいっとかないといけないんじゃないのか?

と聞くと、

うん。


という……



でも、


咳で眠れなくなったのは土曜の夜。


もっと早く気付くべきだった。
私の不注意が一番よろしくないんだが……


はてさて、

このまま日曜日に学校に帰らせて、
キット体は持たないな………





ひらめき電球 ひらめき電球 ひらめき電球


考えあぐねて、

日曜診療へいくことに…



ひらめき電球 ひらめき電球 ひらめき電球




保険証は学校においてきた。

かろうじてコピーがあったがコピーじゃダメ。

いつももらってる薬は一切置いてなく……





実費で診察を受け、

間に合わせの薬で帰らせてもらった。




いちごいちご いちご いちご いちご いちご いちご いちご




でも、

時に、場所や相手が変わることは大変に有効だ……



とても話しやすい女の先生で、

とりあえず吸引をしてくれて……



D : 「さあ、どーしたらいいですかね、このあと…。 
彼の日常を知らないので、なんとも悩みます…」

私 : 「今、どういう状況でしょうか?」

D : 「はっきりいって、本来なら即入院って所です。 で、応急処置に点滴が必要な…
仮に、このお薬手帳にかかれてるお薬をしっかり服用したら、なんとか1週間で落ち着いてくるだろうといったところです。
それができないなら点滴しないとダメだと思います。
明日、主治医の先生のところへおいでになります?」

…息子へ

私 : 「どうする?」

次男 : 「今日、生野に帰る。」

D : 「じゃ、きっちり薬飲まないとだよ。
あとは毎日、1日2Lのお水を飲むこと。
そうしたら、薬の効きがよくなって、
咳も収まって、早くよくなる。
このもらってる薬を、きっちり飲んでたら、1ヶ月もしたらずいぶんおさまるの。どんどんお薬も減っていくし、
咳が1年でなければ、薬も飲まなくてよくなる。出来る? 
でも、点滴してほしいけどな、今日…

次男…… 首を横に降り
「点滴は嫌だ嫌だ……」

私 : 「ほんとは入院しなきゃなんだよ。
 学校に戻ってる場合じゃないんじゃない? 薬、無いんでしょ?」

次男 : 「飲み薬はまだある。 吸引もあと2シート残ってる。」

私 : (°д°;)

D : 「あ、まだあるの?
じゃ、このいつももらってるセットはまだあるのね?」

次男 : 「うん、まだある」


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水を飲むこと、
もらってる薬をもれなく飲むこと、
今は、
お薬の助けを借りないと、
いくらアロエを飲んでても、
ぜんっぜんたりなくて辛いままであること。


どれも私が言い続けてきたことだが、

自分のからだのふがいなさ、

今回ばかりは感じてくれただローか……



ここ最近は、

主治医の先生にもさんざんしかられていた。

このままいくと、

虫捕まえるどころか、

病院に缶詰になるよ……




いちご いちご いちご いちご いちご いちご いちご いちご



内容や状況や相手が代わり、

彼も少しずつ学習してくれるだろうか。

寮じゃ、

彼のからだのことまで見れないから、

やっぱり無理があっただろうか…




なんだか、
息子とのコミュニケーションの領域に、
蜘蛛の巣が張っててじゃまって感じ……




この感覚を 解消できないだろうか…

携帯を持たせても……
なんか違う………


彼とのコミュニケーションの取り方や管理に、

新たな方向性はあるんだろうか……





まだ、

始まったばかり…

仕切り直しだ。