blogを書き始めて、
… 自分を、外に発信し始めて…
実に、いろいろな出会いや気付きをもらい、
もっといろんなことを知って、
もっと役に立てる自分になりたい…
と、強く感じるようになった。

自分のやりたいことが、
さらに浮き彫りになって来たと言うべきか…


ヒヨコ ヒヨコ ヒヨコ ヒヨコ ヒヨコ ヒヨコ ヒヨコ ヒヨコ


blogの内容から、
発達障害、ADHD、生野学園、登校拒否…
等々、
これまで探しても目につかなかった内容ばかりと出会わせていただいている。
ありがたい… ラブラブ



思い返してみたら、
私は、他の、発達障害の家族を持つ人たちに比べれば、
大変に楽な日々じゃなかろうかと思う。

が、見る方向を変えてみると、
うちの息子は十分にADHDの人なんだと、
今さら驚かされることもある。


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私からすると、
彼の思っていることは、
手に取るようにわかるので、
顔色を見ていれば、彼の今の状況は簡単に理解ができる。

でも、学校には相当に手を焼かせていた。






毎朝ヒステリーを起こし、

教室を脱走、

捕まえに来た先生を引っ掻き、

噛みつき、

生傷を負わせる。

気の向かないことはしない。

嫌なことを強要されると、
すぐに逆上して暴れる。

そのせいで、
教室は砂まみれ、
学校の玄関のガラスは粉々、
机はひっくり返り……

友達のランドセルのプラスチックの留め具を壊し、

筆箱を壊し、

ご近所の鯉を捕まえて死なせてしまい、

放置自転車を我が物顔で乗り回し……







学校にも、

ご近所にも、

お友だちのお母さんにも、

謝り倒し、弁償しまくり……

嫌み一杯言われたし、

陰口も一杯叩かれてるさ……


でも、私にとってはとってもいい子の
ままだった。


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それは、

私には確信があったから…


人って、
発達障害だのなんだのは関係なく、
何かの反応を示すのには、
必ず理由があるでしょ。

って、
それに気づいていない、いわゆる健常者の方が多いと思うけど………汗



自分で自分についてよくわかっていないと、
人のことなんて絶対理解できないって思うんだな…

だから………


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私は運よく、
昨日も書いた、
深く深く万物と繋がる自分自身と対話ができていたことと、
20代前半に出会った、私の大事なメンターが、
「自分の言葉を、自分の耳でよく聞いてごらんなさい。自分のことが、よく理解できるから… 」
という教えのお陰で、
いつも自分の心の動きにフォーカスして生きてきたので、
その理由となるものが必ず存在することを常にはっきり認識していた。

だから、当然自分の息子も、
同じだろうと思ったのだ。



そして、
本人が、
理由を認識して伝えることができれば、
周りの人と、
コミュニケーションがとれるようになる。
すると
彼の世界はもっと拡がる。


彼が、
彼自身の力で生きていけるようになれば…


だって、
どう頑張っても、
私は先に逝かねばならないもの……



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まずはその、

自身の反応の理由を、
本人自身に認識させること………
そして、どんな気分なのか……


といっても、本人が自分の心の動きを感じられない……
というか、反応ができない状態なので、
まずは敏感に反応できる土台作りから始めた。


ま、ただただ私が声をかけるだけだ。



「何があったの?」

「どう感じてるの?」

「どんな気分なの?」



でここで課題になるのが、

気持ちを言葉に置き換えること…


彼の反応は、いつも、

「何でもない」

「何にも思ってない」

だったんだもん…


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感覚で生きる彼は、
言葉がなくても生きていける。
周りもそうならね。

いわゆるテレパシーの世界だが、

母親と子供は、
テレパシーを使えるといってもいいほどに、
密接に関わるわけで、

そりゃ、最初は気付かないし、
わからないって思う。
自分の子が、普通と違うなんて…

違うって感じても、自分は
言葉のないときから、子供の気持ちを感じながら育ててくるからね…



うちの息子は、文字に興味がなく、
ただの形としかとらえない。

人間の伝達ツールとは認識されていない。

なので当然彼にその必要性はなく、
本は読まない。

となると、目で見て言葉の教養を拡げることは困難…

頼みの綱は、アニメと、
友人や兄弟との会話……


幸い、私は文字や言葉に強いので、
彼の不足部位に、
いろんな形で言葉を投げ掛け、
反応を引き出した。

最初は私が代弁するんだよ(笑)

彼の気持ちに、近い言葉をいくつか引用してね。

どこかで、彼の真意と一致する瞬間が来るから、
そこを逃さない。

で、彼が反応した言葉を、
彼の脳にインプットしていく。


毎回、毎回、同じ作業を繰り返す。


すると、

この気持ちはこの言葉で表すことができるのか…

と、結びつけるようになる。


まーね、
これって私の言葉の取り回しを刷り込むわけだから、
もしかしたら万人には通用しないのかも知れないけれど、
今んとこ、
なんとかなってるみたい(笑)


でもまずは、
本人の苦手分野と得意分野を、
こっちがよく理解してやることが必須。


うちがラッキーだったのは、
子供らの世界、特に男の子の世界では、
相手をありのままに受け止めるという遺伝子が備わっているのか、
相手が発達障害であることなんて関係なく、

こいつはこういうヤツ……

という受け取りかたをしてくれるから、

兄弟にお兄ちゃんがいれば、
聞くといい……

「ああ、こいつはいっつもこんな反応するからね… 」

と、冷静に分析して、
弟のものの考え方とその傾向を教えてくれるはずだ。


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そんな息子たちのお陰で、
何がよかったって、


私が、

相手に応じた対応ができるようになたってこと。


私の仕事や実生活で、
大変に役に立っている。


これって、
相手がどうであれ、
健全な人間関係を築くうえで、
欠かせない、幸せに生きる秘訣でしょ???
(笑)


こんな、ネット中心の世の中になって、
ますます核家族化も進んで、
言葉で想いを、
素直に伝える術を失い始めた私たちに、

今一度、
コミュニケーションの大切さと、
その方法を、
彼らは教えるために産まれてきてきて
くれてるんだ!!!  って思うんだよね……

絶対!!


私たちの幸せに直結している。

少なからず、
私には必要な出来事だもん。
まだまだ……

もっと、彼のために私がすべきこと、
気付いていきたいし…



そんな、
イバラの道を選んで産まれてきてくれたことに、

感謝しても、しても、足りないけれど、
深く、感謝します。
もっと、一緒に成長していこうね。



  ありがとう。