おおいに 次男の将来の足ががりとなる環境、そして学校が必要…


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1、勉強ができるできないは関係ないこと。
2、決まったカリキュラムで進めていかないこと。
3、彼の好きなことに時間を費やせること。
4、自然がふんだんにあること。
5、個人の個性を尊重することの大切さを、理解していること。
6、長期的展望を思い描けて、それに合わせて、教育や指導などの、フォローができること。

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これは、私が次男の学校を選ぶに当たっての条件。
この条件からぶれることの無い学校…それが絶対。

小学校から照会されたのは、3種類、
それぞれに特徴があった。

宇宙人ひとつめは、

子供たちは、家から地域の学校に通いながら参加する。
学校でのいろんなことに心が疲れた子供達のフォローをし、元気を取り戻させて、また、それぞれのホームでガンバる力をつけさせる、1週間ずつの、いわゆる合宿形式のもの。

宇宙人ふたつめは、

いわゆる、はったつしょうがいの子供たちを引き受ける、専用の支援学校。

宇宙人みっつめは、

元々は、登校拒否で閉じ籠っていた子供たちのために設立された全寮制の、中学、高校併設校

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それぞれのパンフを見た瞬間に、
「ここだな… 」という確信がすでにあった。
が、一先ず、次男にも自覚を促したくて、
それぞれに連絡をして、見学に赴いた。

もちろん、次男も一緒にだ。
だって、彼のインスピレーションが何より大事だから……

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宇宙人ひとつめの、合宿形式のところ…

子供たちと活動をする、そこの先生たちが、とにかく素晴らしかった。
次男の心を一瞬で開かせ、夢中でいろんな話をさせ、次男の個性を受けとめ、誉めてくれた。
その週、来ていた子供たちに混ざっての運動メニューは
ほんとに楽しそうだった。
自分のままで呼吸ができる快感。
その安心感…

宇宙人ふたつめの、いわゆる特別支援学校…

窓には鉄格子。
校舎の回りには柵。
すぐとなりには、発達障害専用病院。
校舎というより、寮というより、
病院じみた、施設らしい匂いと色を出す建物……。
そして、暖かみや、人間のヒダを感じさせない、いわゆる、役所職員…

宇宙人そして、みっつめ…

山の斜面に位置する学校。
好きなときに、好きなだけ自然のなかに身を投じることができる。
とても自由な雰囲気のなかに、それぞれの子供たちの自立した、落ちついた雰囲気を漂わせる。
大変に魅力的な美術室。
子供たちで作ったという池。
… ここなら、静かに自分と向き合い、常に自分らしく、楽に呼吸ができるだろう……
あるのは、みんなで快適に生活をするためのルール。
それも、自分達でつくり、守るもの。


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聞かずともなが、断然、みっつめの学校が気に入った! と申告された。

だよねー……わかってるさー……

が、問題はお金…

みっつめの学校は、
他の2個と違って私立。
全寮制なので、入学金と毎月の授業料に寮費をいれたら、私なんかが一人で払えるお金ではない。
入学金は、私の母が、何か力になってやりたいから… と、出してくれるという。
それは素直にお受けするとしても…… と、してもだ…ガーン

悩んでいるところへ、小学校の音楽会にいく機会に恵まれた。
調度土曜日、体育館の入り口で、下二人がお世話になった、保育園の園長先生に出会った。

園長 :「おかあさん、久しぶり。お元気そうで、嬉しいわ。
春幸くん、今度中学校やね、どお?」
私 : 「中学を、別のところにいかせようと思ってまして、いくつか見学に行きました。」
園長 :「ええ、それで?」
私 : 「生野学園って、私立の学校が、昨年から中等部もできてて、調度、山の中で、毎日昆虫を捕まえて暮らしたいといい始めてる彼にはピッタリで、全寮制なんで心配なんですけどで、個性も尊重してもらえるし、ピッタリなんです。でも、学費が高くって……」
園長 : 「なに言ってるの、おかあさん、あなた毎日働いてるじゃない。なんとかなるわよ。
それに、彼の将来を考えたら、高校まであるなら、それが一番いいじゃない。中学終わって次の高校ってなったとき、
あの子が行ける高校を探す方が至難の技じゃない?
大変でも、今、お金をかけてあげるべきって思うわね。」

そうなのだ。
中学の3年間で終わらない。
思春期に入る、多感な6年間を、通して見てやれる。
必要なもの、不要なもの、
変えるべきところ、学ぶべき内容
それらを総体的に見て、フォローがしてやれる。

……………
最初、中学校を、自然のなかにあるところでのびのびと… を思い描いて、子供家庭センターに相談をした。
彼の将来を見据えて、学校を探しています。
できるだけ自然のなかにあって、次男の思いを果たせる学校はないでしょうか……

が、帰ってきた答えは、はなはだ予想していなかった種類の言葉だった。

「おかあさん、今、そんなにお子さんの扱いに困っていらっしゃる… と言うことですか? もう、手をつけられないほどとか?」

ドクロ!?!?!?
違う違う、そんなんじゃない。
彼の才能をいかせる人生を模索しています。それに、力を貸してくれル学校を探してるんです。何もこまっていないです。


…何度話しても、ただ、息子の将来を
実り多きものにしてやりたいだけの母の思いは、伝わらず、全く理解されなかった。
発達障害の子供は、あくまで世間では
障害児なのだ…

それと同時に、同じく発達障害の子供を持っていても、私は大変に幸せなんだと気づかされた。

普通に話せばわかる。
自己コントロールも出来るようになりつつある。
薬はいらない。
奇っ怪な行動もとらない。
人に訳もわからず迷惑いかけたりもしない……

なら、彼の個性を尊重していってやるだけでいいのだ…
………………

こんな経緯から、生野学園に行き着いた。
まさにラッキーだ。