夏休みは 毎年レンタカーで、
海や川へ息子たちを連れていった。
が、昆虫採集目的だと、キャンプ用品も必要になるし、
男手ないのに、夜中、懐中電灯持って森の中歩くって無理…
こわいでしょ、いろんな意味でさガーン

でも、昆虫を捕まえる極意、次男に教えてやりたかった…

クローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバー

ネットで検索して、まずは、いろんな団体のこの夏のキャンプのパンフ集め。

届いたパンフを見ながら、息子らと相談。

当然、三男にもいろんな経験させてやりたくて、どれに行きたいかはなす。
ほんとは、次男と一緒に参加できるのがよかったが、参加学年設定で、ぎりぎり小学校2年と6年はわかれてしまう…
結局、三男は、私から離れて単独で参加したい!! っと思うほどのキャンプはなく、今回は断念…

その点、次男は躊躇なく選ぶ。

「行きたい、行きたい!!  
ママ、釣り行きたい!
あっ!!  昆虫キャンプって!??  行く行く!! 」

そして、2014年の夏休み、彼は3個のキャンプに行くことになった。

晴れ1個は、
毎年支援学級の子達のための仲良しキャンプ。
晴れ2個目は、
とある団体の5日間の昆虫好きキャンプ
晴れ3個目は、
「なぜ、このキャンプに参加したいのか」
という作文を書いて応募が条件の、昆虫館の館長サンたちがきて、標本作りまで教えてくれる、ガチの昆虫キャンプを、自身の力で勝ち取った。

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仲良しキャンプはいつものことで、楽にこなした。

が、夏休み2件目…
はじめての本格的キャンプへの単独参加は、思いがけず躊躇した。

全く知らない人たちと、自分だけで、
全く知らないところに行く…
ママはいない。
仲良しキャンプみたいに、わかってくれてる先生もいない。

ここで発揮される、発達障害の症状…
キノコ初めてのことは、苦手、ゆえに拒絶反応

出発当日、「何時になったら出るよ… 」
と話していた矢先

次男:「ママ、遊びに行ってもいいですか?」
私:「はっ???  今日はキャンプって話してあっ  たよね? 行かないの?」
次男:「昨日、友達と遊ぶ約束したから…」
私:「だって、自分が行きたいっていうから  申込ん だんじゃん!! どうすんの? 」
次男:「………… 」
私:「今日からのは、夜中にトラップしかけ     にいったり、朝早くにそれを見にいった  り、やりたいって言ってたことができる  んだよ?  
  これ、行かなかったら、ママ、他にカ  ブトムシ捕まえになんて、どこにも連れ  てってあげれないんだよ。
  せっかくカブトムシの捕まえ方教えても  らえるのに、わかんないままだよ、い  いの?  」
次男:「………… でも、行きたくない…… 」
私:「あ、そ……。
  じゃ、いかなくてもいいけど、も      う、ママ、なにも協力してあげれない  よ、いいのね? 」
次男… 首を横に降る
私:「じゃ、行かなきゃじゃん!
      こんなチャンス、もうないよ。
  きっと一杯知りたかったこと教えてもら  えるのに、他の子もみんな虫好きな子   ばっかなのに。
  こっちで遊ぶ子達とは違うよ、行ったほ  うがいいって!!
  自分でも、大丈夫って言ってたじゃん!
  咳もでないし、イライラしたら、自分  でちゃんと気持ちの切り替え出来るっ   て、みんなに迷惑かけないように頑張れ  るって、言ってたじゃん、大丈夫だっ      て…! 」

……と、しばらく続いて…

次男:「行く… 」

晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ

集合場所はJR京都駅。
みんな、大きなリュック背負って集まってくる。
手慣れた先生たちが、歌ったり話したりしてみんなの気持ちをほぐしていく。

ここまで来ると、みんなのワクワクキラキラした気持ちに巻き込まれ、自分も楽しくなっていく。
ダダをこねた不安感なんて どこ吹く風…
満面の笑みで、バスに乗り込んでいった。