さて、次男のお勉強については、現状目をつぶっている。
やりたくないことはとんと出来ないのだから、仕方がない。
![ロボット](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/287.gif)
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もちろん、色々な工夫はしたさ。
ADHD という病気の特質上、長時間、自身の興味のわかないものに集中することはできない訳で、できるだけ集中できるよう、
次男の机の回りに、天井からにカーテンをつけて、三男と同じ部屋でならんで置いてある机を間でしきることで、それぞれのプライベートな空間、いわゆる個室を作りテレビや回りの雑音を遮り、集中しやすい環境にする……… とか、
一緒に毎日、ママがお勉強を見てあげる…と決めて取り組んだり、
きちんとできたらスペシャルシール、
頑張れなかったらノーマルシール、
一週間続いたらほしいお菓子1個とか、
はたまたゲームで吊るなどして、
あの手この手で、とりあえず内容を理解できるようになれば… と………
が、まるで板につかなかった。
出だしの週の頭、いい表情で取り組む。
出来たことを喜び、笑顔が絶えない。
3日、4日とたつころには、表情に覇気がなくなり、顔色さえ悪くなり、レスポンスがとにかく悪くなる。
ご機嫌なときの、跳ねるようなきびきびした動きは消え失せ、ヘドロがたまっていくように、重く、だらりとしなだれ、動かなくなっていく。
さらに一週間たつ頃には、全くの無反応に成り果てる。
名前を呼んでも、返事すらしないのだから…
まるで別人…![しょぼん](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/144.gif)
これは、学校生活でも同じ。
担任の先生は、いくら特別支援学級とはいえ、最低ここまで… という、教育カリキュラムがあるのだろう。
いつも、せめて4年生の2学期分まで…
とか、
算数は、5年生の頭くらいまでやっておかないと…
とか………![ダウン](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/175.gif)
生徒の将来を思ってくれているのだろうが、あくまで自分の教師の立場を保身した見地からの言葉や対応に、次男は拒絶反応を起こし、1、2週間我慢をしたら、突如、登校拒否を起こす。
出だしは調子よく、先生もご機嫌![音譜](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
だが、一週間たつ頃には、口数が減り、顔色悪く、寝起きも悪く… そして登校拒否。
何度繰り返してきただろう…
…… 昆虫の世界に住む彼には、打算や駆け引きや名誉を守る… といった世界に、拒絶反応を起こすようなのだ。
何せ虫のような子ですから、
本能で生きる分大変にカンもきつく、
一瞬で、初対面の人間の本質を見抜いてしまうらしいのだ。
が、男の子だからか、はたまた虫の世界の住人だからか、
相容れない相手を、真っ向から否定はしない。
というか、きっと、複雑な人間の思考を、理解できないと言うべきか……
でも、彼なりに、相手の存在を認め、
「この人はこういう人…」
としたお付き合いをして行く。
ま、私は彼の母なので… って、昆虫を産んだつもりはないけれど(笑)…
彼の思いは手に取るようにわかる。
今、我慢している。
今のは理解できていない。
他の事を考えている。
今、相手の言葉に傷ついた…… 等々
そんな次男は、今、小学校にあるビオトープのお陰で、自身を保っている。
ビオトープに生息する生き物のお陰で、
季節を感じ、命を感じ、自分の心の躍動を感じ……
はたまた、ヒステリックになる自分を見つめ、心落ち着かせる柔らかな空気を感じ…
なので、教室にいるよりも、ビオトープにいる方が時間的に長いだろう。
生き物に触れ、彼らの生活に入り込み、
様々な情報を得、自分を発見できる場所……
どんなにビオトープに救われたのだろうか……
そんな次男も、この春からは、中学生になる。
彼が入学予定の中学校には、ビオトープはない。
新しく建て直されたばかりなので、芝生と、まだ痩せて背の低い、桜の木が10本かそれ以上…… 程度。
それは、到底、彼に癒しを与えられるほどの命を宿してはいない。
恐らくは、中学校の前にある、マンションの回りの生い茂る低木の方がましだろう。
そして私には見える……
中学校の校門を抜け出し、
マンションのまわりの、低木の中に
エスケープする次男の姿が……![ショック!](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/143.gif)
やりたくないことはとんと出来ないのだから、仕方がない。
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もちろん、色々な工夫はしたさ。
ADHD という病気の特質上、長時間、自身の興味のわかないものに集中することはできない訳で、できるだけ集中できるよう、
次男の机の回りに、天井からにカーテンをつけて、三男と同じ部屋でならんで置いてある机を間でしきることで、それぞれのプライベートな空間、いわゆる個室を作りテレビや回りの雑音を遮り、集中しやすい環境にする……… とか、
一緒に毎日、ママがお勉強を見てあげる…と決めて取り組んだり、
きちんとできたらスペシャルシール、
頑張れなかったらノーマルシール、
一週間続いたらほしいお菓子1個とか、
はたまたゲームで吊るなどして、
あの手この手で、とりあえず内容を理解できるようになれば… と………
が、まるで板につかなかった。
出だしの週の頭、いい表情で取り組む。
出来たことを喜び、笑顔が絶えない。
3日、4日とたつころには、表情に覇気がなくなり、顔色さえ悪くなり、レスポンスがとにかく悪くなる。
ご機嫌なときの、跳ねるようなきびきびした動きは消え失せ、ヘドロがたまっていくように、重く、だらりとしなだれ、動かなくなっていく。
さらに一週間たつ頃には、全くの無反応に成り果てる。
名前を呼んでも、返事すらしないのだから…
まるで別人…
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これは、学校生活でも同じ。
担任の先生は、いくら特別支援学級とはいえ、最低ここまで… という、教育カリキュラムがあるのだろう。
いつも、せめて4年生の2学期分まで…
とか、
算数は、5年生の頭くらいまでやっておかないと…
とか………
![ダウン](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/175.gif)
生徒の将来を思ってくれているのだろうが、あくまで自分の教師の立場を保身した見地からの言葉や対応に、次男は拒絶反応を起こし、1、2週間我慢をしたら、突如、登校拒否を起こす。
出だしは調子よく、先生もご機嫌
![音譜](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
だが、一週間たつ頃には、口数が減り、顔色悪く、寝起きも悪く… そして登校拒否。
何度繰り返してきただろう…
…… 昆虫の世界に住む彼には、打算や駆け引きや名誉を守る… といった世界に、拒絶反応を起こすようなのだ。
何せ虫のような子ですから、
本能で生きる分大変にカンもきつく、
一瞬で、初対面の人間の本質を見抜いてしまうらしいのだ。
が、男の子だからか、はたまた虫の世界の住人だからか、
相容れない相手を、真っ向から否定はしない。
というか、きっと、複雑な人間の思考を、理解できないと言うべきか……
でも、彼なりに、相手の存在を認め、
「この人はこういう人…」
としたお付き合いをして行く。
ま、私は彼の母なので… って、昆虫を産んだつもりはないけれど(笑)…
彼の思いは手に取るようにわかる。
今、我慢している。
今のは理解できていない。
他の事を考えている。
今、相手の言葉に傷ついた…… 等々
そんな次男は、今、小学校にあるビオトープのお陰で、自身を保っている。
ビオトープに生息する生き物のお陰で、
季節を感じ、命を感じ、自分の心の躍動を感じ……
はたまた、ヒステリックになる自分を見つめ、心落ち着かせる柔らかな空気を感じ…
なので、教室にいるよりも、ビオトープにいる方が時間的に長いだろう。
生き物に触れ、彼らの生活に入り込み、
様々な情報を得、自分を発見できる場所……
どんなにビオトープに救われたのだろうか……
そんな次男も、この春からは、中学生になる。
彼が入学予定の中学校には、ビオトープはない。
新しく建て直されたばかりなので、芝生と、まだ痩せて背の低い、桜の木が10本かそれ以上…… 程度。
それは、到底、彼に癒しを与えられるほどの命を宿してはいない。
恐らくは、中学校の前にある、マンションの回りの生い茂る低木の方がましだろう。
そして私には見える……
中学校の校門を抜け出し、
マンションのまわりの、低木の中に
エスケープする次男の姿が……
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