長野黒姫・戸隠一人旅から始まり、出雲・松江一人旅、
そして今回の岩手 座敷わらしの宿 緑風荘一人旅。
完璧な流れでした。
人生って本当面白いなって改めて思いました
どんな流れがあって、どんな事があったのか、書いていきます
長野の黒姫・戸隠一人旅を終えて、次は久々に出雲かな~って思っていたんだけど、
なぜか流れがこなかった。気持ちも上がらなかった。
こういう時は、”お任せ”が1番だって事は、よぉぉぉく分かっているので、”流れ”が来るのを待っていました。
必ず、これだ!っていう”お知らせ”が来るし、来た時にしっかりとキャッチできるよう、私がすべき事はただひとつ。
幸せで在ること
これは、私の人生のテーマでもあります。
そして、長野旅から2週間くらい経った時かな。
PCでネット見てる時に、ふと 「座敷わらし 宿」 って検索してた。
いや、本当、今でも不思議なんだけど。
で、真っ先に出てきたのが、今回泊まった『緑風荘』さん。
この文字を見た瞬間、「あ!知ってる!あの有名な宿だ!」ってすぐ分かった。
そして、火事になった事も思い出した。
あれからどうなったか知らなかったけど、今回色々調べたら、本当に色んな助けがあって復活したみたいで嬉しくなりました。
幸せを呼ぶ座敷わらしの宿が火事になったって事で、当時は色々言われたみたいですね。
今でも、どういう事が起きてて、どういう経緯で復活したのか、知らない人はきっと良くない印象を持っているよね。
当時、従業員さんたちには全く休みがなくて、いつ誰が倒れてもおかしくない状態だった。
建物も古くて、改修したくても、数年先まで予約が入っているから出来ない状態。
そんな時に火事が起きたんだけど、スタッフさんもお客さんも誰ひとりも犠牲者が出なかった。
これって本当凄いことだと思う。
火事が起きたって事だけで、「やっぱり座敷わらしなんていない」とか「座敷わらしに見離された」とか言う人もいるけど、逆だと思う。
助けられたって思う。守られたって思う。
あの火事がなかったら、その2年後、東日本大震災で大きな被害に遭っていたんじゃないかっていう意見も凄い分かる。
火事の後、多くの方々の助けがあって、無事に復活するストーリーは、調べれば調べる程、心が温かくなりました。
私がスケジュール見た時は、1人プランは年内は埋まっていたんだけど、行く事になってるなら、絶対空くから待ってようって思いました。
そして、その後のシンクロが凄かった。
まず、緑風荘にいる座敷わらしの名前 『亀麿』 くん
座敷わらしに名前があるんだ!ってびっくりしたと同時に、亀
前回の黒姫1人旅日記にも書いたけど、私の大好きなミヒャエルエンデの『モモ』に出てくる、モモを時の番人マイスターホラの所まで案内するのが亀のカシオペイア。
これは、おお!って思った。でももっとびっくりしたのが、この緑風荘があるのが岩手県の二戸市なのね。
で、行き方を調べていた時に、見つけたのが、ここ
二戸の物産センターの名前が『カシオペアメッセ』って
こりゃ完全に導かれてる!!!亀のカシオペイアが座敷わらしの亀麿くんの所に私を導いてくれてる!!!
ってもう大興奮!!(≧▽≦)彡
で、その数日後、朝めざましテレビを見てて、今日のわんこのコーナーでまたまたびっくり。
その日出てたわんこの家の庭に亀!!!
えーーーー!!!亀飼ってるご家庭をこのタイミングで観るって。。。。
すごい。。。
完全にキテル。。。そう思って、緑風荘のサイトで空室確認したら。。。
1室空いてる日があるじゃないですか!!!
しかも、月の中でちょうど仕事も落ち着いてる日だし、休みやすい曜日だし、逆にここしか行けないじゃん!!!っていう日が1室空いてる。。。
しかもしかも!1番人気のスタンダードプランが空いてる!!!
いや、料理控え目プランっていうのもあって、そっちの方が予約取れやすいから、そっちでもいいかな~とは思ってたんだけど、でもやっぱり料理美味しそうだし、せっかくの遠い岩手まで行くし、中々予約取れない宿だし、、、たっぷり食べたいって思ってたのだ。。
即予約しましたよ!!!
5ヶ月先の宿予約って初めてだし、宿目的っていうのも初めて。
わくわくが止まらなくて、宿泊者の体験談とか読んでみたんです。
読み始めると更にわくわくしてきて、皆さんの奇跡体験に「よかったね~」なんて思いながら読んでたんだけど、だんだん違和感というか、モヤモヤしてきて。。。
なんだろこの気持ち。。。って思ってると、ふと、この嫌な感じ、宝くじの当選者の話や、”もし当選したら?”系の街角インタビューを見聞きした時と同じだった。
何でどれもこれも「豪邸を建てる」やら「高級外車買う」やら「ブランド品買う」やら「豪華な食事」等ばっかりで、「寄付」や「支援」がないんだろう?ってずっと不思議だった。
こんなに毎年自然災害が発生していて、被害に遭われた人が沢山いるのに、どうして自分の欲を満たす事しか思いつかないんだろう?
いや、別に散財や贅沢を批判してるわけじゃなくて、素直に不思議なんだ。
アフリカとかの何十人と家族がいる人なら分かるけど、ひと桁が多い日本の家族で、豪邸に住みたい理由ってなんだろう?車を何台も持ちたい理由ってなんだろう?
大きな家を持つ事や車を何台も持つ事、ブランド物を沢山持つ事は、どう自分にとって”よい”んだろう?
宝くじの高額当選者が、その後不幸になる人が多いってよく言われているのは、自分の”本当の願い”を知らないからなんじゃないかと思う。
世間や周りの人が言うような幸せを自分の幸せだと思って、疑いもせず、自分もそれらを追い求めるのが幸せなんだって思い込んでるから、いざ大金が手に入った時、どう使ったらいいのか分からず、何が自分にとっての「幸せ」なのか考えずに、やみくもに散財したり、お金で他人を操ろうとしたり。
大金を持つ事で「幸せになれる」って勘違いして、自らを滅ぼしてるんじゃないかなって思います。
座敷わらしに会えると幸運が訪れるっていう事から、多くの人が「出世」や「玉の輿」、「お金持ち」など色んな願いを持つけど、どうして、それが「幸せ」なんだろう?
お金=”幸せ”?
出世や玉の輿=”幸せ”?
出世しても、ヤッカミを受けて足引っ張られるかもしれない。
玉の輿に乗っても、姑からいじめられるかもしれない。
お金持ちになっても、イコール幸せだと勘違いしてたらお金持つ前より不幸になるのは当たり前。
「幸せ」を、自分の外側に見つけようとしても見つからない。
「幸せ」を、貯金額や家の大きさ、車の台数、職業、肩書き、伴侶・恋人の有無だと思っていたら、それは同時に「失う恐怖」も得ることになる。
そもそも私たちって、何かを永遠に「所有」することなんて、可能なのだろうか?
何も持たずに生まれて何も持たずに死んで逝くのに。
その間に、何をどれだけ持ったかが、そんなに大事なの?
どんな人間で在ったか、よりも、どれだけの物を持ったか、の方が大事なのかな?
私は、お金って一時的に「預かってる」だけだと思ってます。
お金を「通貨」というけど、「通過」なんだよね。
自分の所に来ても、それは一時的にお預かりしているだけで、自分を通過させていくことで、色んな人が幸せで在れること。
自分の所で留めたら、流れが止まる。滞る。
自分は、何かを所有する独立した存在ではなくて、流れの一部。
そう思っていれば、大金を持ったからって傲慢になったりしないし、失う恐怖も抱かない。
抱きようがないんだよね。
自分の所有物じゃないモノを失う事なんで出来ないから。
自分を通過させていくという役割を担った事に感謝していれば、どう使うかは自ずと見つかる。
そして自分の幸せを、モノを所有する事だと思わない人は、不幸になりようがない。
幸せを自分の外側には見いだせない事を知ってる人は、不幸になりようがない。
みんなよく「幸せになりたい」って言うけど、じゃあその「幸せ」って何?世間で言われているような幸せではなくて、本当に自分にとっての幸せって何だろう?ってちゃんと考えてる人はどれくらいいるんだろうか。
何が自分にとって”よい”のか知ってる人は、生き方にブレがないから見ていてとても魅力的。
自分に恥じるような事はしないし、他人に褒めてもらって安心を得るような事もない。
他人は本当好き勝手言うし、意見も時代や流行り、世論によってコロコロ変わる。
他人からの賞賛や批判によって左右される自分って、一体、”誰の人生”を歩んでるんだろう?
世の中、たっくさんの批判や悪口が垂れ流しになっていて、学校や職場でもたっくさんの嫌がらせがあるけど、それによって露わになるのは言ってる側の人間性なのよね。
「自分は、人の悪口を言う人間なんです!嫌がらせをする人間なんです!」ってアピールして、何が楽しいんだろうって思うけど、そこまで考えていないから出来るんだよなぁ。
そんな自分を大切に思えるのだろうか。
愛おしいと思えるのだろうか。
きっと、自分の事が嫌いだから他人にも同じような扱いをしちゃうんだよね。
本当に自分自身を大切に思っていたら、誰かを傷つけようとか、陥れてやろうとか、思えないもの。
他人を傷つける事は、自分自身も傷つけている事ってことを知ってるから。
悪口や誹謗中傷も、それを1番聴いてるのは言ってる本人だから。
そんな言葉や想いを日々発して生きていたら、自分自身がそういう人間になるのは当たり前。
って、偉そうに書いてるけど、自分自身への戒めとして書いています。
私も、日々の生活の中で誰かを責めたくなる事や、上司や同僚にイラっとくることもあるけど、それに気付いて一旦立ち止まって、これはありのままの真実だろうか?それとも頭の中で脚色したストーリーだろうか?そして、今、私は幸せで在れる道に進んでいるのだろうか?って見てみる事で、その後の流れが全く変わります。
いや、起きることはただ起きるから、何も変わらないけど、”捉え方”、”見方”が変わると今までのようなストーリーを描かなくなるから、結果、人生がガラっと変わる。
頭の中のストーリーから、目の前のありのままの景色に視点を還すと、一瞬一瞬が、本当に奇跡で、美しくて、ただただ生きていることに感謝しかなくなります。
勿論、大きな災害や事件事故に巻き込まれている時は、中々そうはいかないかもしれないけど、うん、その辺のことは、またの機会に書いてみようと思います。
これ何の日記だっけ?Σ(・∀・|||)
あ、緑風荘だ
文字数オーバーしそうだな。。2つの記事に分けることになるかも
10月某日。
新幹線はやぶさで岩手県二戸へ。チケットは事前にえきねっとで安く購入済
次の電車まで1時間ほど時間があったので、展望台に行ってみました。
雨が心配だったけど、晴れていて見晴らしも良かったです
その後は3Fの休憩所でパンフレットや地図を貰ってゆっくり過ごしました。
いわて銀河鉄道という2両の電車で金田一温泉駅へ
1両目の扉が開くので、1両目に乗るのがいいですよ
乗客は私以外に、7~8人いたかな?
皆さん、緑風荘のお客さんっぽい
7分ほどで金田一温泉駅に到着
2日前に宿に電話して送迎のお願いをしていたので、無事にマイクロバスに乗れました
予約していない人も乗せてもらっていたようだけど、人数が多いと2往復とかになっちゃうから、ちゃんと事前にお電話しておいた方がいいですよ
車の中から、見えた看板
緑風荘に到着!
素敵な入り口を入ると
左側に金田一京助さんの歌碑があります
お宿の中に入ると、従業員の方が素敵な笑顔で迎えてくれました
今回、初めて宿目当てでの旅だったけど、この緑風荘さんの従業員の方々は、ほんっとうに素敵でした。
みなさん、笑顔で優しくて、温かくて、喜んでここで働いているんだろうなぁって感じました。
座敷童じゃなくても棲みつきたくなるわ
チェックイン時に、夕飯と朝食の時間を聞かれ、翌日の新幹線の時間も聞かれると、なんと!二戸駅まで送ってくださるとのこと
HPでは金田一温泉駅までって書いてあったから、帰りはタクシーかなぁって思っていたので嬉しかったです(宿泊客の人数によるのかもしれないので要確認してくださいね)
受付の隣にあるのが憩いの場
その隣にあるのが、座敷童の亀麿くんが現れるという槐の間(えんじゅのま)
入って右奥に木彫りの亀麿くんがいます
穏やかな可愛い表情
火災の時の廃材で作られたそうです
お供え物は、宿泊中に置いておいて、帰る際は持って帰りましょう
槐の間を出て廊下を歩いていくと、神社がある庭に続く扉があります。
外出る用のサンダルも用意されていて親切です^^
とても素敵なお庭
オブジェが迎えてくれます(画像を縦にできない。。)
その先に、左側に神社、右側に手水舎があります
最初分からなくて通り過ぎちゃった
ここにあります
少し道を戻り、向って左側にお稲荷様を祀る祠、右側に亀麿くんを祀る祠があります
まずはお稲荷さんにご挨拶
優しい雰囲気でした
続いて、亀麿くんにご挨拶
ここも火災の時に燃えなかったんだよね
とても可愛い祠でした
ここで色んなお願いをする方も多いかもしれません
絵馬にも、「宝くじ当たりますように」とかたくさんのお願い事が書いてありました
「幸せになりますように」も
改めて、”幸せ”について考えさせれる、とてもいい機会となりました
私が亀ちゃんの前で伝えたことは、
今日という日、ここにこれた事への感謝(*^v^*)
ありがとうって気持ちを伝えてお部屋に戻りました
廊下には可愛いおもちゃが沢山飾ってありましたよ
亀ちゃんへの愛を感じるね
私が泊めてもらったお部屋は、やえざくら
桜好きにはたまらん
和洋室で、とても綺麗なお部屋でした
ベッドサイドには加湿器もありました
夕飯の時間までまだ時間があったので、周辺をお散歩することに
受付で、従業員の方に「周辺の地図ってありますか?温泉神社に行きたいんです」と言うと、「外でご案内しますよ」って言ってくれて、一緒に宿の外まで出てきてくれました
「この先をまっすぐ行って橋を渡ればわかります」って教えてくれて、お兄さんにお礼を言って、いざ!進みます!
ちゃんと看板もあります
赤い橋みっけ!
『であいばし』。。ネーミング(笑)
ホタルの季節にまた来たい
何やらオモロイ子がいます
雨だと結構滑りやすいと思うので、注意です!
階段も結構滑りやすいのでスニーカーをおススメします
赤い糸(ロープ)で結ばれた『きずな杉』
どういう由来があるのかは不明です
どなたか知っていたら教えてほしいです
階段を上っていくと
金田一温泉薬師神社です
小高い丘の上にあります
扉を開けてご挨拶
優しくて凛とした女性のエネルギーを感じました
振り返ると気持ちのよい開けた場所です
緑風荘も見えます
坂を下って、三浦哲郎さんの小説『ユタと不思議な仲間たち』に出てくる分教場講堂に行きます
物語の舞台となった場所を見れるのって思っていたよりかなり感動しました!
事前に小説を読んでいてよかったです
ここでユタたちが過ごしていたのね~
宿に戻る道で、空には天使の羽が
宿に戻り、再び槐の間でアルバムを見ていると、『写った!』という声が。
振り向くと、女性がスマホの写真を男性に見せていたので、「え、何か写りました見たいです」と言うと、オーブが写った写真を見せてくれました
お話を聞くと、このお二人は北海道から来たご夫婦で、緑風荘は2回目とのこと。
奥様はかなり写る人みたいです!!
亀ちゃんに好かれてるんだなぁ
オーブを撮るコツは、『写れ写れー!って思わないこと』というアドバイスを頂きました
こういう他の宿泊者さんたちとの交流も、今回の旅ではとても貴重な経験となりました
そして夕飯会場へ
とても豪華な食事で、どれも美味しかったですー(≧∀≦)
この日も満室だったらしいけど、一人旅で来ているのは私だけでした。
隣の席とは仕切りがあったので、あまり気にならなかったです。
お米が美味しすぎておかわり頼んだら、大盛りでくれました
食事の後は、少し休んでお風呂へ
他の方々が食事中で、貸し切り状態でした
洗い場も8個くらいあったかな?
シャンプーとコンディショナーとボディソープはすべて炭のものでした。
泡立ちよくて気持ち良かったです。
あとは温泉石鹸がありました。クレンジングはないので、必要な方は家から持ってきた方がいいですよ
温泉は、とっても気持ちの良いお湯でした*:゜☆ヽ(*^∀^*)/☆゜:。*。
普段はあまり長く浸かれないんだけど、ここの温泉は長く浸かれました
24時間入れるのも良いですよねん
お風呂の後は、受付で『ユタと不思議な仲間たち』のドラマ版と劇団四季のDVDを借りて、
お部屋で鑑賞
どちらも面白かったです!2つ借りて正解
そして夜11時過ぎ
24時間開放されている、槐の間に行きます
ここで文字数制限かかったので、記事わけます!
後半の記事で、オーブ写真を紹介します(*ゝ∀・)ノ