妹の子と遊ぶのは楽しかった。
すぐ笑わせてくれるしパーティーもやったりして
いたずらもしてたけど
それより
1番は小学生らしく校庭にあるブランコに乗って靴飛ばし競走をして
靴が野球部用の高いフェンスの上に乗っかっちゃってケンケンでフェンスを叩きまくったり
学校の木に登って木の実を大量に集めて投げて遊んで
休みの日は朝から自転車で行ったことのないところまで行って
紙に目印を書いておいて帰りはそれを手掛かりに帰ってくるっていうこともした。
こういう遊びの方が本当は楽しかった。
いつもモヤモヤが辛かった。
楽しくても楽しくなくても
やったことには変わりないんだから
自分はひどいやつだなとは思う。
でもきっと私は悪ガキには向いてなかったんだと思った。
その反面、冷めているところもあるとは思う。
両親がよく喧嘩をして母親が大泣きしながら家を出ようとすると、
歳が近い方の弟が泣きながら裸足で飛び出していく。
「お母さんいかないで。お願い落ち着いて。お願い。お願い。」
ってずっと言いながら母親に抱きついて引き止める。
末っ子は座り込んでずっと泣いている。
私はその場に居ないかのように振る舞う。
面倒臭いから。
ほぼ無になることが多いけど、
その場で考えが浮かんだとしても
どうせ帰ってくるでしょ。
とか
弟は裸足で走って痛くないのかなとか。
とか
弟も連れてってあげればいいのに。
って思っていた。
母親のことが大好きだったはずだけど
いつの間にか母親は私の中で
「あの人」
になっていた。
家の中に楽しいことはひとつもないと思っていた。
小さい時は優しい子を演じていたけど
もう疲れたんだ。
どうせ褒められることは無いんだから
何してたっていいけれど
良心は人並みにある。ということがうっとおしい時もあった。