東北絆まつり仙台。大震災で犠牲となった人達の鎮魂と被災からの復興を願う「東北六魂祭」の跡継イベントとして2017年に始まった「東北絆まつり」。東北の6県で持ち回りで開催して、今年はまた仙台に戻って二巡目。
東北の祭りが一度に見られるお得感と、前日も各所でイベントがあって、ブルーインパルスも飛んだりして(私は見ることができなかったけど)大盛り上がり。今回は桟敷席でじっくりパレードを堪能。
往路は各まつりごとに演舞していたけど、復路は踊り手やお囃子がMIXになっていて、お互いに教えてもらいながら踊っていたり、すごく楽しそうだった。天気も曇りで暑すぎず、ラッキーだった。

【宮城県仙台市の七夕まつり(仙台すずめ踊り)】
仙台藩祖伊達政宗公の時代から続く 伝統行事として受け継がれ、今日では日本古来の星祭りの 優雅さと飾りの豪華絢爛さを併せ持つ、竹と和紙で作られた七夕飾りが楽しめる。
「すずめ踊り」は仙台城築城の際、伊達政宗公の前で、石工が即興で披露した踊りが始まりとされる踊り。テンポがよく躍動感あふれる身振り踊りが餌をついばむ雀の姿に似ていたことから「すずめ踊り」と名付けられ、伝承された動きにアレンジを加えて多くの祭蓮が創られるようになりました。

【山形県山形市の花笠まつり】
地域によって笠をかぶっての手踊りや、笠を手に持って回して踊るものなど、10種類あまりの様々な踊りがありましたが、現在は華麗な正調女踊り「薫風最上川」、勇壮な正調男踊り「蔵王暁光」の他、花笠踊り発祥の地・尾花沢系の「笠回し系花笠踊り」や、参加者が独自に趣向を凝らした「創作花笠踊り」などになっています。紅花をあしらった花笠は踊りの種類によって違うものになっています。


【岩手県盛岡市のさんさ踊り】
その昔、南部盛岡城下に羅刹(らせつ)という鬼が現れ、悪さをして暴れておりました。困り果てた里人たちは、三ツ石神社の神様に悪鬼の退治を祈願しました。その願いを聞き入れた神様は悪鬼をとらえ、二度と悪さをしないよう誓いの証として、境内の大きな三ツ石に鬼の手形を押させました。(岩に手形…これが"岩手"の名の由来だとも言われています。)
ミスさんさ踊りを筆頭に、その後に続く「さんさ太鼓連」は、「ミス太鼓」「ミス横笛」「うたっこ娘」で構成され、たしかにうたっこ娘さんが生で歌っていたわ。

【福島県福島市のわらじまつり】
大わらじは、昔羽黒神社に仁王門があり、安置されていた仁王様の大きさにあったわらじを作って、奉納したのがはじまりだといわれています。その後、伊勢参拝などの長旅に出かける人々が健脚、旅の安全などを祈って奉納するようになりました。近年は無病息災・五穀豊穣・家内安全・商売繁盛も願っています。
日本一と称される長さ12メートル、重さ2トンの大わらじ。仁王様の足は12メートルもあったら、身長はいったいどのくらいなのか?

【青森県青森市のねぶた祭】
奈良時代(710年~794年)に中国から渡来した「七夕祭」と、古来から津軽にあった習俗と精霊送り、人形、虫送り等の行事が一体化して、紙と竹、ローソクが普及されると灯籠となり、それが変化して人形、扇ねぶたになったと考えらています。竹で作った骨組みに紙を貼って色付けをし、内側に照明をつける。禊の行事として灯籠を流して無病息災を祈ったことが由来とされている。七夕祭は7月7日の夜に穢れ(けがれ)を川や海に流す、禊(みぞぎ)の行事として灯籠を流して無病息災を祈りました。これが「ねぶた流し」と呼ばれ、現在の青森ねぶたの海上運行に表れています。灯りが入っていなくてもこの迫力。前後10人ずつくらいで動かしていた。

【秋田県秋田市の竿灯まつり】
もともとは真夏の病魔や邪気を払う、ねぶり流し行事だったらしい。笹竹や合歓木に願い事を書いた短冊を飾り町を練り歩き、最後に川に流すものであったのが、宝暦年間の蝋燭の普及、お盆に門前に掲げた高灯籠などが組み合わされて独自の行事に発展したものと言われている。
重さの50キロ、高さ12メートルの竿灯に吊るす提灯は46個。絶妙なバランスで、竿灯を手のひら、額、肩、腰などに移しかえる妙技が見どころ。
パレード時は風もあって心配したけど、竹なのでしなるから倒れそうで倒れない。が、見ていてハラハラ。ほぼ真横になっちゃってる時もあって、気が気じゃない。演舞をやる場所が決まっていて、近くでは見られなかったけど、雰囲気は味わえた。

※説明は各ホームページから拝借して切り貼りしております。