こんにちは、小池真由美です
まもなく大寒ですね。
一年で一番寒くなる季節です。
インドア派の方や、寒がりな方にとっては、
ますます出不精になりやすいかもしれません。
今、コロナの影響もあって、
わりとなんでもオンラインで済んでしまうこともあり、
カラダを動かすことが減っているという人も多いでしょう。
そもそもカラダというのは、特に筋肉は
「動いてナンボ」にできています。
つまり、動くものとしてはじめから用意されているものです。
だから、カラダは動かさないとかえって不調になりやすいのです。
それによって起こるのが、血流不足です。
血液のめぐりが悪くなって、酸素や栄養も届きにくくなれば
当然、老廃物の回収もできなくなりますね。
筋肉は弱くなるし、かたくもなります。
その最たる状態が「座りっぱなし」の姿勢。
飛行機などの乗り物に長時間座りっぱなしだと、
エコノミー症候群のような症状が現れたりすることは、
よく知られていると思います。
座っている状態というのは、股関節が圧迫されるので、
その奥に位置する大きな血管の流れが悪くなり、
血流不足によって、冷えや血栓を生じさせやすくなるんです。
しかも女性の場合、それだけでは済まない問題が。。。
それは何かというと、、、
なんと！
「卵巣の疾患」になりやすいという問題
をはらんでいるのです。
どういうことかというと、
卵巣というのは、左右それぞれ股関節のすぐ上に位置しており
座った姿勢でいると、大きな血管と同じように
股関節によって圧迫されてしまうのですね。
ざっくりですが、卵巣の位置はこんな感じ。
丸で囲ってある部分が卵巣です。
そのため、長時間、しかも毎日毎日、
座りっぱなしの姿勢を続けてしまうと、
単なる運動不足に留まらず、
卵巣も相当な血流不足に陥ってしまうのです。
ただでさえ、卵巣はとっても柔らかい組織でできていて、
周りの組織や器官などの影響を受けやすいものでもあるんですね。
それによって起こりやすいのが
卵巣膿腫などの卵巣疾患です。
卵巣の疾患は、どうしてもSEさんなど、
長時間座りっぱなしの人に多くなりがちです。
それが元で不妊になりやすい方も増えていますから、
是非とも気をつけていただきたいと思います。
どうしても長時間座りっぱなしの姿勢が続くときは
その分、ちゃんと足腰を動かすとか運動をするなどして
帳尻を合わせましょう。
ある日、そろそろ産みたいなと思ったときに
慌てなくて済むように、日頃のケアはしっかりと。
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